オルフェーヴル産駒の特徴と傾向

投稿者: | 2020年1月8日

ステイゴールド系最高にして最狂の曲者

今回はいよいよ僕も現役時代好きだったオルフェーヴル(父ステイゴールド)を取り上げてみたいと思います。

オルフェーヴルと言えば現役時代にクラシック三冠などの他に引退レースとなった2013年の有馬記念での圧勝劇、凱旋門賞で二連連続二着など日本の競馬史上でも最高クラスの実績を残した競走馬として知られますが、主戦の池添騎手をレース後に振り落としたり、阪神大賞典での逸走から復帰しての二着など、数々の”伝説”を残したことでその虜になった方も多いでしょう。

2013年の引退後は当然のごとく生産界からも期待され、日本最高クラスの牝馬が集まる社台グループの社台スタリオンステーションで種牡馬入りしました。

ところが、2017年に初年度産駒がデビューすると、そのほとんどが勝ち上がりに苦労するなど、期待を裏切るスタートとなりましたが、それでもその中からラッキーライラックやロックディスタウンなどが重賞を制し、種牡馬としてもその曲者ぶりを発揮しています。

オルフェーヴルの現役時代同様、その子供たちもつかみどころのない成績を残しているわけですが、産駒デビューから丸三年が経ち、若干ですがその傾向が見え始めてきました。

父ステイゴールドの代から難しい走りを見せるオルフェーヴル産駒を分析してみたいと思います。

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オルフェーヴルの血統

2008年 社台コーポレーション白老ファーム生産

ステイゴールド
1994 黒鹿毛
北海道白老町

父の父

*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
アメリカ

Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母

ゴールデンサッシュ
1988 栗毛
北海道白老町

*ディクタス
Dictus
Sanctus
Dronic
ダイナサッシュ *ノーザンテースト
*ロイヤルサッシュ

オリエンタルアート
1997 栗毛
北海道白老町

母の父

メジロマックイーン
1987 芦毛
北海道浦河町

メジロティターン メジロアサマ
*シェリル
メジロオーロラ *リマンド
メジロアイリス
母の母

エレクトロアート
1986 栗毛
北海道早来町

*ノーザンテースト
Northern Taste
Northern Dancer
Lady Victoria
*グランマスティーヴンス
Grandma Stevens
Lt. Stevens
Dhow

四歳年上の全兄には有馬記念、宝塚記念、朝日杯FSなどGⅠを三勝したドリームジャーニーがいます。

父ステイゴールドは今でこそ数々のGⅠホースや重賞の勝ち馬を出し、一流種牡馬として知られますが、現役時代は勝ちきれないレースが続く脇役でした。

伯父(ゴールデンサッシュの全兄)に種牡馬としても活躍していたサッカーボーイがいたため種牡馬入りを果しますが、繋養先は故郷の社台グループが運営する社台スタリオンステーションではなく、ブリーダーズスタリオンステーションでした。初年度の種付け料は150万円のスタートであり、当初はあまり期待されていなかったことが分かります。

一方、オルフェーヴルの母オリエンタルアートは近親に特に目立った活躍馬がいるわけではなく、現役時代は中級馬でした。ただ、ノーザンテーストの肌にメジロマックイーンという配合が示すように当時の社台ファームがほこる一流種牡馬が配合されています。

繁殖入り後は、最初の子供であったドリームジャーニーがいきなり2歳チャンピオンに輝きます。最終的にGⅠを三勝しますが、その他の子供たちもほとんどが勝ち上がり、素晴らしい繁殖成績をここまで残しています。

母の父メジロマックイーンは九十年代前半のチャンピオンホースとして、特に長距離を中心に優れた成績を残しました。

当時の最高賞金額を更新した実績や、代々日本で育まれた父系(パーソロン系)の出身ということもあり、期待されて社台SSで種牡馬入りしますが、結局自身を超える大物を出すことはできませんでした。

個人的にメジロマックイーンの種牡馬としての失敗の原因は、パーソロン系は元々スタミナ自慢というよりも継続的なスピード(身体能力)を武器とするタイプなので、馬場の高速化やスロペース化など一瞬のスピードや目立った特徴がレースで要求されるようになったのが原因にあると感じています。(専門家などによるとパーソロン系の馬は体がグニャグニャしているという指摘もありますね)

こういう身体能力型の種牡馬の子供たちは牝馬が活躍するフィリーサイアーの場合が多いのですが、やはりマックイーンも牝馬の活躍が多かったですね。

ただ、このメジロマックイーンは種牡馬ステイゴールドの登場とともに再び脚光を浴びるようになります。

ドリームジャーニーの成功例を機にこの配合が真似されるようになりますが、ステイゴールド×メジロマックイーンという配合から、再びオルフェーヴルが現れ、さらにゴールドシップという超一流馬が現れており、それまでは知られていなかった意外なニックス配合と知られるようになりました。

オルフェーヴル自身の配合を全体的に総括すると、スプリント力のある血がないので爆発的な瞬発力を生み出したり、短距離で活躍するタイプではありませんが、母系の良質なスピードと潜在的なスタミナに支えられながら父系の爆発力を底上げしているという印象を受けます。また母の父であるメジロマックイーンの気性的素直さが父系の荒々しさを緩和している部分もあるのでしょう。

当たりはずれのある配合ではありますが、武豊騎手がメジロマックイーンはマイルGⅠでも勝てると言っていたように優れたスピードを持っていたようので、マイルから3200mまで幅広く対応できる印象です。

最近の新馬戦や下級条件のレースにありがちな超スローペースから32秒台の瞬発力勝負には向いていませんが、タフさを持ち合わせている配合なのである程度ペースは流れたほうがいいようなタイプとなります。大舞台のほうが成績が安定していることや、若い時に取りこぼしていることもこの辺に関係があるのではないかと思いますね。

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現役時代

通算成績は21戦12勝(12-6-1-2:国内17戦10勝、海外4戦2勝)

2008年生まれで同世代にはリアルインパクトやサダムパテック、ホエールキャプチャ、ウインバリアシオン。一つ下の世代にゴールドシップ、ジェンティルドンナなどがいます。

二歳時は京王杯2歳Sで十着に敗れるなど未熟さを見せ3戦1勝の成績でしたが、三歳春になると一気に本格化してスプリングSからクラシック三冠も含めて有馬記念まで六連勝を飾り、2011年の年度代表馬に輝きます。

この時点ではナリタブライアンと同じような叩き上げの一流馬という印象でしたが、オルフェーヴルの人気を不動のものとしたのが四歳春の阪神大賞典でした。

結果から先に言うと、阪神大賞典はギュスターヴクライの二着だったのですが、圧巻だったのはそのレース内容です。

道中ほぼかかりっぱなしの上に二周目の第三コーナーではコーナーを曲がらず外ラチにぶっ飛んでいき、誰もが故障を覚悟しましたがほぼ止まりかけたと思ったところで再び馬群を追いかけはじめ、出走馬中最速の上りを記録してその”化物”ぶりと”狂気”ぶりを世間に知らしめたレースでした。

その年に宝塚記念を制したあとは凱旋門賞を目指し渡仏、叩きレースとなるフォア賞を勝った後は凱旋門賞に挑み、1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタ以来の二着に入ります。

個人的にこの凱旋門賞は日本馬が、一番凱旋門賞制覇に一番近づいたレースであり、最後にオルフェーヴルが内にささったとは言え、抜け出した時は完全に勝ったと思った方も多いでしょう。最後の最後に交わしたはずの三歳牝馬のソレミアが再び差し返してきたことで、欧州の一流馬の強さを改めて実感したレースでした。

またソレミアに乗っていたのが日本でもよく乗っていたペリエだったこともあり、僕のように”ペリエ今回ばかりは見逃してくれよ!”と思った方も多いでしょう。

その翌年も凱旋門賞に挑みますが、二連連続の二着(勝ち馬はトレヴ)に入り日本競馬関係者の悲願達成とはなりませんでした。ただ改めてこの馬が世界レベルの馬ということを証明することになり、まだまだ差があると思われていた海外競馬とは差がなくなっていることを実感しました。

そしてオルフェーヴル伝説最終章は引退レースとなった2013年の有馬記念です。

凱旋門賞以来のレースということもあり体調はベストではないと言われていましたが、道中ほぼ最後方に近い位置を進み、三コーナーから進出したとおもったらそのまままくって最終的に二着のウインバリアシオンに1秒3差をつけるというぶっこ抜きぶりで、”やっぱオルフェーヴル強えええ”と思わせたレースでしたね。

その他にも数々の破天荒ぶりから僕のようにディープインパクトよりオルフェーヴル派の人も多いと思いますが、毎回毎回”とりあえず何もせずに回ってきてくれ!”と感じさせるギャンブル好きにはたまらない刺激を提供してくれたスーパーホースでした。

GⅠの戦績

一着:皐月賞、日本ダービー、菊花賞、有馬記念(2011年、2013年)、宝塚記念
二着:凱旋門賞(2012年、2013年)、ジャパンカップ

他に天皇賞・春で11着という結果がありますが、やはり目立つのは大舞台での強さですね。相手が強くても弱くても相手なりに走るという父ステイゴールドの性質をよく受け継いでいますね。

伝説の阪神大賞典(2012年)

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種牡馬成績

2017年にデビューした産駒が最初の世代となります。

当たりはずれが大きいタイプの種牡馬のため若干こけている印象のあるオルフェーヴル産駒ですが前年にデビューして人気のあるルーラーシップと似たような順位になっています。(ルーラーシップは産駒デビュー三年の順位は65位→12位→8位)

2017年 64位 重賞3勝(阪神JFアルテミスS:ラッキーライラック、新潟2歳S:ロックディスタウン)
2018年 13位 重賞2勝(皐月賞・日本ダービー2着:エポカドーロ、チューリップ賞・桜花賞2着・オークス3着:ラッキーライラック、)
2019年 10位 重賞2勝(エリザベス女王杯:ラッキーライラック、マーメイドS:サラス)

種付け料の推移

GⅠホース二頭が出ているものの低い勝ち馬率(三年間で約2割9分)が敬遠されてか当初の半額にまで下がっています。

しかも気になるのは2019年の種付け頭数が52頭まで下がっており、そろそろ社台SSからの放出も心配されます。

ただ、300万円という種付け価格は当たりはずれはあるもののしっかりと大物ラッキーライラックを出している種牡馬としては格安の部類に入るので巻き返しを期待したいところですね。

2014年:600万円(種付け頭数244頭)
2015年:600万円(256頭)
2016年:600万円(244頭)
2017年:600万円(191頭)
2018年:500万円(136頭)
2019年:400万円(52頭)
2020年:300万円

主な産駒

ラッキーライラック

母の父:Flower Alley 母の母の父:Seattle Slew
主な戦績:エリザベス女王杯(GⅠ)、阪神JF(GⅠ)、チューリップ賞(GⅡ)、アルテミスS(GⅢ)、桜花賞(GⅠ)2着、香港ヴァーズ(GⅠ)2着、オークス(GⅠ)3着など

今でこそアーモンドアイ世代と呼ばれる2015年生まれのサラブレッドたちですが、桜花賞まではこのラッキーライラックが牝馬の筆頭格として圧倒的に支持されていましたね。桜花賞では単勝1.8倍(結果は二着)でした。

その後、徐々に勝ちきれないレースが続いたことにより、燃えつきや、早熟タイプだと思われましたが、翌年の秋になると調子を取り戻しエリザベス女王杯を力強い走りで勝利しました。続いて出走した香港ヴァーズ(芝2400m)ではグローリーヴェイズの2着に入り、エリザベス女王杯の勝利が展開や枠順に恵まれただけではないことを証明しました。

三歳時は単なるスピード馬というイメージで中距離だといまいちパッとしない感じだったのが、古馬になって逆に中距離に適性を見せ始めており、ここにきてステイゴールド系らしい成長を見せている感じがしますね。

牝馬ながら500㎏あり、父のオルフェーヴル(現役時代は約450㎏)、他の兄弟に比べても大柄なのは特徴ですね。

母系はフォーティーナイナー系の名種牡馬Distorted Humor(ディストーテッドヒューマー)産駒のFlower Alley(フラワーアレイ)にSeattle Slew(シアトルスルー)、母の母の父はあのAlydar(アリダー)というバリバリのアメリカの中距離配合であり、三歳時のスピード馬のイメージとは違い意外と中距離寄りの配合となっています。

ノーザンファーム産で三代母ステラマドリッドは米エイコーンSの勝ち馬。

エポカドーロ

母の父:フォーティーナイナー 母の母の父:シェイディハイツ
主な戦績:皐月賞(GⅠ)、日本ダービー(GⅠ)2着、スプリングS(GⅡ)2着

この馬も初年度産駒です。

ラッキーライラックやロックディスタウンなど牝馬が先行して活躍する中、皐月賞を制しついに現れた牡馬の大物です。

日本ダービーも二着に入り、力のある所を見せましたが、夏を越えたあとは中途半端な成績に終わっており、復活が期待されます。

ただ母ダイワパッション(フィリーズレビューの勝ち馬)も桜花賞を大敗したあとはパッとせず、元々の成長力に疑問はあります

サラス

母の父:Tapit 母の母の父:El Prado
主な戦績;マーメイドS(GⅢ)

母はハリウッドスターレットS(アメリカGⅠ:2歳牝馬限定)を制したこともある良血馬で社台ファーム生産です。

母の父が気性の激しさで有名なTapit(タピット)でやはり気性は激しいようです。

タピットにEl Prado(エルプラド)という配合なので中距離型ですが、気性的に距離が短いほうがいいタイプなのかもしれません。

タガノディアマンテ

母の父:キングカメハメハ 母の母の父:トニービン
主な戦績:万葉S(OP)

さかのぼると近親にトゥザビクトリーの一族がいる名牝系出身で兄二頭は重賞馬です。

クラシック戦線は大負けはしないものの見どころのないレースが続きましたが、万葉Sでは一番人気にこたえ、しっかりと勝ちあがっています。

母の母の父にトニービンがいるようにやはり長距離が合うと思いますし、トゥザビクトリーの血を引いているので古馬になってもしぶとく活躍しそうです。

またこの牝系は先行して粘りこむとむというのが伝統なので、どこかでモデルチェンジすると大成できるかもしれません。

メロディーレーン

母の父:Motivator 母の母の父:Shirley Heights
主な戦績:菊花賞(GⅠ)5着

昨年デビューから十戦目となる未勝利戦を340㎏で勝利し、JRAの最小馬体重記録を更新したメロディーレーンもオルフェーヴル産駒です。

その後二勝目をあげたあとに出走した菊花賞は完全に無謀とも思われましたが、出走馬中最速の上りを記録して五着に入り、単なる馬体重だけが話題の馬ではないことを証明しました。

まだ2勝クラスということでどこまで大成するかは未知数ですが、2400mのレースを使われはじめてから良績を残すようになっており、明らかに長距離に適性を見せていますね。

オルフェーヴル×Motivator(モチベーター)×Shirley Heights(シャーリーハイツ)という配合ですが、血統だけ見ると非常に凱旋門賞向きなんですよね。凱旋門賞目指す気はないのでしょうか?(笑)

シャインガーネット

母の父:Gone West 母の母の父:Slewpy
主な戦績:ファルコンS(GⅢ)

2020年の重賞勝ち馬第一号です。

新馬戦、1勝クラスを連勝し、フェアリーSの四着のあとに挑んだファルコンS(GⅢ、1400m)を重馬場ながら好タイムで勝利しました。

母系のミスタープロスペクター系×シアトルスルー系という配合はラッキーライラックと同じですが、ラッキーライラックよりは短距離よりな感じはしますね。

社台ファーム産です。

産駒の特徴と傾向

新馬戦の単勝はかなり危ない

産駒のデビューから約三年経ちますが、新馬戦の勝率がかなり低いのが特徴です。

約370頭近くが走って新馬戦を勝ったのが二十数頭というのはトップテン級の種牡馬としてはかなり低くなっています。一流馬以外は33秒台前半で上がってくるような切れ味がないので上位人気でも取りこぼしが非常に目立ちますね。

あと気になるのは、新馬戦を勝った馬で二勝目に苦労するような馬は、その後、尻すぼみになっている馬が多いですね。

父ステイゴールドも新馬戦をかなり苦手としていますが、全兄のドリームジャーニーも勝率はかなり低くこれはステイゴールド系そのものの特徴と言えます。

オルフェーヴル産駒の獲得賞金の多い順に戦績を見ていってもラッキーライラックこそ新馬戦を勝っているものの、上級馬もことごとく新馬戦を取りこぼしています。

そう考えると新馬戦から二連勝したオーソリティ(2017年産)などには期待が高まります。

当たりはずれが大きい

これはよく知られたことなのでわざわざ書く必要もないかもしれませんが、勝ち馬率の2割9分(2020年1月現在)というのはトップ10級の種牡馬とはして低すぎますね。

ディープインパクトの6割超えは異常としても、ハーツクライやキングカメハメハ、ダイワメジャーは4割中盤、オルフェーヴルよりランキングが下だったヘニーヒューズやクロフネ、サウスヴィグラスが4割を超えているのを見ると関係者が躊躇する数字ですね。

ただ、父ステイゴールドは通算で3割6分程度ですが、最初の五、六年はオルフェーヴル並みの低さでした。

他に勝ち馬の率の低い種牡馬にはヴィクトワールピサ(約3割3分)、ブラックタイド(約3割1分)、スクリーンヒーロー(約3割1分)、アドマイヤムーン(約2割7分)などがいます。

東京競馬場が苦手

現在のところオルフェーヴル産駒は函館競馬場、京都競馬場、阪神競馬場などでは勝率10%前後、複勝率30%以上の好成績を残して相性の良さを見せているのですが、目立って数字が悪いのが東京競馬場です。

勝率約6%、複勝率20%なんですが他の競馬場と比べると特に目立ちます。

次いで新潟競馬場の成績があまり良くないのですが、共通するのは、時計が速くなりがちで前に行った馬が止まらない競馬場という点ですね。

重賞クラスだと東京競馬場で好走したのはラッキーライラックとエポカドーロぐらいなので、東京競馬場で勝ち負けするような馬だともしかしたら将来有望なのかもしれませんね。

上り馬は信用できない?自己条件でこそ狙い目

オルフェーヴル産駒でここまでよく見るパターンとして目立つのは、条件戦を連勝してきてGⅠや重賞で穴人気をしながら、見せ場なく敗れるというパターンです。

ディープインパクト産駒は逆に”調子のいい馬を買え”という格言がありますが、よっぽどの内容で勝っていたり、強い馬との差のない勝負をした馬以外は疑ってかかったほうがいいでしょう。

このあたりはディープインパクト産駒のように瞬間最大速度で勝負するというよりも、スピードの持続力やタフさで勝負するタイプのが原因だと思います。

京都替わり、中山替わりは注意が必要

ここ最近オルフェーヴル産駒もステイゴールド産駒と似たような傾向を見せ始めており、種牡馬のタイプとしてはヨーロッパ型の種牡馬と似たような結果を残しているのは明らかです。

そうなるとタフさが要求される京都競馬場や中山競馬場では当然注意が必要になってきます。

東京競馬場や時計の出る馬場状態のレースで凡走した後、人気を落として京都や中山で好走するのがパターンであり狙い目ですね。

母系が出やすい?

これは成績を見た上での僕の感想ですが、オルフェーヴル産駒は父ステイゴールドに比べると母系の性質がよく出ているという印象を受けます。

ステイゴールドなんかの場合は、とにかく三歳の夏ごろまではパッとしなくても、古馬になってくると馬がしっかりとしてきたり、牡馬がとにかく走る、ダートは苦手、なんでもかんでも同じようなステイゴールド産駒になるというのがお約束なんですが、これがオルフェーヴル産駒の場合はあてはまりません。

例えばラッキーライラックなどはステイゴールド系らしかなるスピード感を持った走りを若いうちはしていましたし、同期のロックディスタウンは母の父ストームキャットにありがちなご乱心ぶりと早熟性を見せ、母の父ゴーンウエストのジャスティンなんかはダートの短距離を勝ち上がってオープン入りしてきました。

最近姿を見せない皐月賞馬エポカドーロなんかも言われないとルーラーシップ産駒と思ってしまいますし、オルフェーヴル産駒とは思えないような走りを見せています。

ここまでの活躍馬のほとんどが母系がアメリカ系の血が多いというのは、いいヒントなのかもしれませんね。

このあたりの傾向は母の父であるメジロマックイーンの影響が強いように感じます。

さらに大物が出てくるはず

初年度産駒はラッキーライラック、エポカドーロという大物が現れましたが、二年目の産駒からは大物というよりも中堅クラスの馬が目立つようになりました。

期待度が高かっただけにスタートダッシュを決められなかったのは心配ですが、個人的には再びラッキーライラック級の馬は出てくると見ます。

というのも、ここまでオープン級まで上がってきた馬の多くは、小柄な部類だったオルフェーヴル(450㎏前後)や祖父ステイゴールド(420㎏前後)、伯父ドリームジャーニー(430キロ前後)に似つかず500㎏近い大柄な馬が多いからです。

メロディーレーンの340㎏は特殊な例としても、やはり父に似た産駒こそが成功しそうな気がします。

気性は似ないとベストなんですがね(笑)。

個人的には母の父はスプリント力あるタイプがベストだと思うので、そう考えるとシーキングザゴールドの系統なんかが、タフさも生きそうで面白そうな気がします。あと、サクラバクシンオーとかも気性面や、ほどよいノーザンテーストのインブリードなんかもあって面白いかもしれませんね。

あれ、そう考えるとキタサンブラックの母シュガーハートなんかが合うのかも。そう言えばショウナンバッハの父はステイゴールドなんで、いいかもしれない・・・。

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