2020年アメリカ(北米)種牡馬ランキング

投稿者: | 2021年1月30日

Into Mischief(イントゥミスチーフ)が二年連続のリーディングサイヤーに!

2020年の北米種牡馬ランキングを見ながら、それぞれの種牡馬傾向やトレンドを見ていきたいと思います。

最近忙しいので、徐々に更新していきます。

※このサイトではBlood Hose社の種牡馬ランキングサイトの順位を参考にしています。(日本も含めて、北半球のレースがカウント対象になっています)

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2020年北米種牡馬総合ランキング

1位 Into Mischief(イントゥーミスチーフ)

賞金総額:2,219万ドル 活躍馬:Authentic(ケンタッキーダービー、BCクラシック)、Gamin(BCフィリーアンドメアスプリント、エイコーンS)

ストームキャット系のHarlan’s Holiday(ハーランズホリデー)産駒。

Authentic(オーセンティック)が年度代表馬に

2020年は牡馬ではオーセンティック、牝馬ではGamin(ガミーン)という大物を出し、例年以上に当たり年となりました。

一昨年は”いずれリーディングサイアーもありえる“、昨年は”いずれクラシックを勝つ馬も出てくるのではないのでしょうか“と、このサイトでは書いていたのですが、いずれも翌年実現し、ちょっと自分でも怖いところです。(さて、今年は何を予言しましょうか(笑))

自画自賛(笑)はこれぐらいにして、産駒が北米のレースで稼いだ2,173万ドル(このサイトでは北半球でカウントしていますので上記の金額と若干差があります)という賞金額は史上最高額ということです。昨年は勝利数で記録を更新しましたが、歴史的な種牡馬になりつつあります。

ざっくりと産駒傾向を言ってしまうと、個人的には圧倒的な力で連勝を重ねるというよりも、比較的取りこぼしていくタイプの産駒が多くなるような印象があります。

今年は芝で初のトップ10入りを果しましたが、基本的にはダート系の種牡馬で、ストームキャット系らしい産駒傾向を示しています

日本の種牡馬でいうと、アベレージは高いけど強い馬にはしっかりと負けるという点で、キズナぽいですね。そういえば両方ともストームキャットの血を引いています。

2020年の主な重賞勝ち馬

  • Authentic(オーセンティック):BCクラシック(GⅠ、ダート10F)、ケンタッキーダービー(GⅠ、ダート10F)、ハスケルS(GⅠ、ダート9F)
  • Gamin(ガミーン):BCフィリーアンドメアスプリント(GⅠ、ダート7F)、エイコーンS(GⅠ、8F)、テストS(GⅠ、7F)
  • Dayoutoftheoffice(デイアウトオブザオフィス):フリゼットS(GⅠ、ダート8F)、二着 BCジュヴェナイルフィリーズ(GⅠ、ダート8.5F)
  • Frank’s Rockette(フランクスロケット):プライオレスS(GⅡ、ダート6F)、ギャラントブルームH(GⅡ、ダート6.5F)、ヴィクトリーライドS(GⅢ、ダート6.5F)
  • Owendale(オーウェンデール)
  • Go Google Yourself(ゴ―グーグルユアセルフ)
  • Mischevious Alex(ミスチヴァスアレックス)

ランキングの推移

総合:34位(2016年)→11位(2017年)→4位(2018年)→1位(2019年)→1位(2020年)

芝:57位(2016年)→22位(2017年)→18位(2018年)→13位(2019年)→7位(2020年)

2位 Tapit(タピット)

賞金総額:1,183万ドル 活躍馬:Essential Quality(BCジュヴェナイル、ブリーダーズヒューチュリティ)、Valiance(スピンスターS、2着:BCディスタフ)

A.P.Indy(Seattle Slew)系のPulpit産駒です。

大舞台ではしっかりと負ける

2014年年から三年連続でリーディングに輝いたこともある大種牡馬ですが、今年20歳を迎えながらいまだにトップ5をキープするなどさすがです。

産駒のアベレージが高く、クラシック戦線にも有力馬を度々送り込みますが、善戦するものの勝ちきれないのが特徴となっています。

スピードタイプの種牡馬というよりも、パワーと気の強さが持ち味の系統で、基本的にダートで強さを発揮しながら一流馬は芝もこなすというイメージで捉えておくといいでしょう。

ただ、強い勝ち方をしたり、能力の高さを見せる産駒が多い反面、大舞台では勝ちれず、単勝で買えるタイプの種牡馬ではありません。買うならトライアルか、二着・三着の相手にするのが賢明でしょう。

大舞台でもそこそこ走る馬が多いんですが、終わってみればGⅠは勝っていなかったという馬が多いですね。

最近は日本でも母の父として活躍馬を多く出しており、今後は直系というよりも母系で名前を残していくのではないかと、個人的には予想しています。

と、言いながらも、プルピット、タピットと二代続けて競走馬としては超大物ではなかった馬が、種牡馬として大成功したので、どこからかポッと後継種牡馬が出てくる可能性は十分ありますね。

2020年の主な重賞勝ち馬

  • Essential Quality(エッセンシャルクオリティ)
  • Valiance(ヴァリアンス)
  • Tacitus(タシトゥス):サバーバンS(GⅡ、ダート10F)、4着BCクラシック

ランキングの推移

総合:1位(2015年)→1位(2016年)→5位(2017年)→5位(2018年)→3位(2019年)

芝:8位(2015年)→6位(2016年)→10位(2017年)→9位(2018年)→14(2019年)

3位 Uncle Mo(アンクルモ―)

賞金総額:1,139万ドル 活躍馬:Golden Pal(BCジュヴェナイルターフスプリント※GⅡ)、Girl Daddy(3着:BCジュヴェナイルフィリーズ)他

カロ(グレイソブリン)系

親子二代の活躍でカロ系復権の兆し

初年度産駒からNyquist(ナイキスト:ケンタッキーダービー、BCジュヴェナイルなどGⅠ5勝という大物を出し、たった二世代でランキング2位に入ったこともあるアンクルモ―が3位(北米のレース限定だと2位)に入りました。四年ぶりのトップ10入りです。

ナイキスト以来の大物が待たれる同馬ですが、2020年はGⅠ未勝利ながら14頭の重賞勝ち馬単独1位)を出しています。

面白いのは、産駒のデビュー以来、芝のランキングでは2017年に一旦順位を落としてはいるものの、ほぼ順位が上がり続けている点です。2020年は5位まで順位をあげていますが、血統を見れば何となくそれも納得です。カロ系のIn Execess(インエクセス)にロベルト系のArch(アーチ)の配合で、個人的には実は芝のほうに適性がある種牡馬なのかもと思ったりもしますね。

自身は2010年の北米2歳チャンピオンで、産駒は早い時期からの活躍が目立ちます。ただ、早熟というよりもカロ系によくある壁に当たるまでは調子のいいタイプで、連勝して相手が一気に強くなると凡走し、底が見えると自己条件でもピリッとしなくなるというタイプが多いですね。

この系統らしく、GⅠよりもGⅡやGⅢでこそのタイプで、今のところ、よっぽどの評判馬でない限り、強い馬にはしっかりと負けます。

また、勝ち馬率が高いのは特徴ですが、なんとなくデビュー戦を取りこぼしている馬が目立つような気がします。

2008年産で、上位陣の中では比較的若い種牡馬となります。後継のナイキストが一世代目から二歳リーディングの2位(1位はイントゥミスチーフ)に入り、この系統の発展が期待されます。

ミスプロ系やボールドルーラー系の繁殖牝馬に自由につけられるので、生産者にはウケのいい種牡馬でしょう。

日本の芝だと恐らく超高速馬場に苦戦するはずなので、時計のそれほど速くならない二歳戦で活躍したり、三歳以降は東京や阪神の高速馬場で評判を落としたあと、中山あたりで復活というパターンが多くなる感じでしょうか。

ダートは本質的には日本向けのダート配合ではないので、あくまで下級条件でこそでしょう。

2020年の主な重賞勝ち馬

  • Mo Forza(モーフォルツァ):シティオブホープマイルS(GⅡ、芝8F)、デルマーマイルH(GⅡ、芝8F)
  • Golden Pal(ゴールデンパル):BCジュヴェナイルターフスプリント(GⅡ、芝5.5F)
  • King Guillermo(キングギレルモ):タンパベイダービー(GⅡ、ダート8.5F)
  • Modernist(モダニスト):リズンスターS(GⅡ、ダート9F※ただし2020年は分割開催)
  • Bast(バスト):サンタイネスS(GⅡ、ダート7F)
  • Harvest Moon(ハーヴェストムーン):ゼニヤッタS(GⅡ、ダート8.5F)、トーレイパインズS(GⅢ、ダート8F)
  • Yaupon(ヨーポン):アムステルダムS(GⅡ、ダート6F)、チックラングS(GⅢ、ダート6F)
  • Envetante(アンヴタント):フォールズシティS(GⅡ、ダート9F)、レミントンパークオークス(GⅢ、ダート8.5F)
  • Enola Gay(エノラゲイ):アパラチアンS(GⅡ、芝8F)
  • Girl Daddy(ガールダディ):ポカホンタスS(GⅢ、ダート8F)
  • Carressa(カレッサ):メガヘルツS(GⅢ、芝8F)
  • Uncle Chuck(アンクルチャック):ロスアラミトスダービー(GⅢ、ダート9F)
  • Donna Veloce(ドナヴェローチェ):サンタイザベルS(GⅢ、ダート8.5F)
  • Bye Bye Melvin(バイバイマービン):サラナックS(GⅢ、芝8F)

ランキングの推移

総合:63位(2015年)→3位(2016年)→17位(2017年)→13位(2018年)→11位(2019年)

芝:106位(2015年)→28位(2016年)→40位(2017年)→21位(2018年)→12位(2019年)

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4位 Curlin(カーリン)

5位  Speightstown(スパイツタウン)

日本でおは馴染みのある種牡馬。分かりやすいスピードが特徴。

6位 Munnings(マニングズ)

5位のスパイツタウンの子供。

現役時代はGⅠ二着はあるものの、GⅡを勝ったのみ。2004年度産で今年で17歳とすでに高齢の域へ。

7位 City Zip(シティジップ)

8位 Midnight Lute(ミッドナイトリュート)

2018年20位、2019年24位からの躍進。

2003年産とすでに高齢。

9位 The Factor(ザファクター)

10位 Candy Ride(キャンディライド)

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