安田記念2019 出走馬の血統分析と予想

投稿者: | 2019年5月28日

東京1600mのGⅠとの予想の相性が悪い

2019年6月2日に東京競馬場で行われる第69回安田記念(GⅠ、芝1600m)の予想をしていきたいと思います。

先週のダービーは我ながらいい予想をできたと思うのですが、実はわたくし、オークス、日本ダービー、ジャパンカップなど東京の2400mGⅠの予想を得意しているのに比べて、東京の1600mのGⅠへの相性はそれほどよくなく、苦手にしている部類に入ります。

しかもそのはずれ方が問題です。

大体のGⅠレースでは外れるにしてもある程度想定内の範囲に収まることがほとんどなのですが、昨年の安田記念では勝ったモズアスコットを無印にしていたり、この前のヴィクトリアマイルも二着プリモシーンや三着クロコスミアを無印にしていたりするなど、比較的早い段階で切った馬が好走していたりします。そ

う言えば一昨年のヴィクトリアマイルもアドマイヤリードどデンコウアンジュの両頭を軽視していたほどのポンコツぶりです。

恐らく予想プロセスのうちどこか基本的な部分が間違っているのでしょうが、そのあたりも顧みながら予想をよりアップデートして今回は挑みたいと思います。

底力はそれほど考えなくてもいいのかも

このサイトでも取り上げているように僕は血統を重視しているように見えますが、基本的には実績と半々ぐらいの感じで予想をしています。

その中でも特に意識しているのが、その馬がGⅠで勝つだけの馬かということなんですが、つまりは底力です。

それは長年の経験であったり、血統からはそのあたりを感じ取って判断し予想しています。

つまりは底力がない(血統的怖さ)ことが馬券から切るための判断材料になってしまっているのですが、東京1600mで頓珍漢な予想結果になってしまっているのはこの部分が影響している感じがします。

昨年の勝ち馬モズアスコットなんかは母の父が日本の重賞戦線では結果を残せていないヘネシーというだけでかなり軽視してしまい大失敗しました。

決め手にこだわり過ぎない

僕が血統や底力以外で重視・判断材料とするのは決め手やその種類です。

ディープインパクト産駒なんかは長くいい脚を使えたりしますし、ハーツクライは勝負所で一瞬前に抜け出す脚、キングカメハメハなんかは車のギアで言うとオーバートップ(五速)はそれほど速くないもののトップギア(四速)をかなり長く使えるなどをイメージとしてとらえながら、それをどの程度血統に沿った走りをしているかを考えます。

ただこの予想アプローチだと、一昨年のサトノアラジンみたいなタイプが来たときはしっかりと当てれるんですが、二着だったロゴタイプなんかは見逃してしまうんですよね。

東京競馬場のレースということでどうしても決め手ばかりに目は行きがちなんですが、東京のマイルGⅠは何かほかの要素も必要だと感じますね。

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血統傾向

過去十年に馬券に絡んだ馬の父馬

2018年:フランケル(N-9) - クロフネ(N-5) - ハーツクライ(S-1)
2017年:ディープインパクト(S-7) - ローエングリン(N-8) - スウェプトオーヴァーボード(M-3)
2016年:ローエングリン(N-8) - スクリーンヒーロー(R-1) ー ディープインパクト(S-6)
2015年:スクリーンヒーロー(R-1) ー ディープインパクト(S-3) - ダンスインザダーク(S-12)
2014年:ハーツクライ(S-1) - サクラバクシンオー(P-16) - マンハッタンカフェ(S-10)
2013年:キングカメハメハ(M-1) - マンハッタンカフェ(S-3) - ディープインパクト(S-12)
2012年:シンボリクリスエス(R-2) - サクラバクシンオー(P-13) - キングカメハメハ(M-15)
2011年:ディープインパクト(S-9) - シンボリクリスエス(R-5) - タニノギムレット(R-3)
2010年:エアジハード(P-8) - ロドリゴデトリアーノ(N-6) - タニノギムレット(R-5)
2009年:タニノギムレット(R-1) - アグネスタキオン(S-2) - Kingmambo(M-10)

(N)ノーザンダンサー系 2-3-0
(S)サンデーサイレンス系 3-3-5
(M)ミスタープロスペクター系 1-0-3
(R)ロベルト系 3-2-2
(P)プリンスリーギフト系 1-2-0

※アルファベットの後ろの数字は単勝人気

ディープインパクト産駒は案外不振 狙うなら中位人気の馬

安田記念は非常に相性が悪いということで今回は種牡馬とともに人気までピックアップしてみたんですが、抜き出してみると2-1-2で思ったほどディープインパクト産駒が来ていませんね。

ディープインパクト産駒は東京のマイルは間違いなく相性いいはずなんですが、出走頭数のわりにこの成績は不振な部類に入ると思いますし、面白いのはあまり人気がなかった馬が来ているということですよね。

今回ダノンプレミアムが出走予定ですが、少し不吉なデータと言えます。

非ディープのサンデーサイレンス系は人気馬なら信頼できる

またサンデーサイレンス系はディープインパクト産駒を取り除くと1-2-3なのでそれほど良くないと言えます。しかし人気している馬はしっかりと馬券に絡んでいるので信頼はできると言えますね。

五番人気以内のロベルト系が大活躍

今回データを見て驚いたのは思った以上にロベルト系の馬が多い点です。

親戚筋でもあるサンデーサイレンス系の3-3-5に対して3-2-2というのは勢力図を考えると大健闘と言える数字です。また特徴的なのはすべて五番人気の馬だという点ですね。

確かに一旦不振に陥ったロベルト系は立ち直りが難しいので納得できる傾向と言えます。

父系はタフさが鍵?

ノーザンダンサー系も健闘しているのですが、他の種牡馬などを含めて全体を通してみるとどうも欧州系の血、別の言い方をすると力のいる芝の馬場を得意としている系統が活躍しているように見えますね。

ハーツクライは母の父にトニービンがいますし、ディープインパクトも母系は欧州系、タニノギムレットなんかはブライアンズタイムの血を引いているようにパワー型の種牡馬なので、父系にはある程度のタフさがあったほうがいいのかもしれません。

そう言えばキングカメハメハも母の父はラストタイクーンを持っていますね。

リピーターが活躍

最後にこれは血統傾向とは少し違いますが、一度このレースで実績を残している馬が再び好走していることが多いですね。

これは大きな特徴ではありますし、逆に一度凡走した経験のある馬は多少割り引いて考えたほうがいいのかもしれませんね。

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出走馬の寸評と血統分析

ケイアイノーテック

父:ディープインパクト 母の父:Smart Strike

昨年のNHKマイルの勝ち馬ですが、一年経ってなんだか普通の馬という印象になってきました。

しかしながら東京コースはNHKマイルと毎日王冠の四着のみということで、東京競馬場限定であればそこまで底が割れているわけではありません

母系はイルーシヴクオリティ(Gone West)系のスマートストライクにダンジグ×ダマスカスという北米血統ですが母系のスピード感という点では上位に入る部類であり、高速馬場には合いそうです。

ただ反面気になるのは燃えつきです。

イルーシヴクオリティの系統がそこまで早熟とは思えないのですが、ノーザンダンサー系は調子が落ちると中々立て直しが難しくその中でも顕著なダンジグの血を引いているので、NHKマイルC以降は馬場が合わなかったのではなく単に肉体的なピークを過ぎていただけという感じもしますね。

同様にディープインパクトも激走型ではなく、好調時にこそ狙う血統なので近走不振なのは歓迎できません。

最内の1枠1番に入りましたが、後ろから行っても勝てるはずはないでしょうし、勝ちに行くのであればいつもより前目のポジションを取るでしょう。

血統的には今の馬場は合うので狙うのはロジャーバローズのようなレースですが、同型が強力なので厳しいという見方はできます。

ただ腐ってもGⅠホース。ペースが万が一にスローになれば位置取り次第で粘りこむ可能性は考えられますね。

スピード:★★★★ スタミナ:★★ 決め手:★★★ 底力:★★ 馬場適正(※):★★★★★ タフさ:★★ 総合20.5pt(※馬場適正値は1.5倍にしています)

アエロリット

父:クロフネ 母の父:ネオユニヴァース

ヴィクトリアマイルはオーバーペースでしたが五着に踏ん張りました。

今回は横山典騎手から戸崎騎手への乗り変わりになり、現実的な騎乗で二着三着(笑)は期待できそうです。

昨年の二着馬でレース実績もありますし、洋芝のクイーンSで楽勝したこともあり、タフさに関しては心配する必要はありません。

この馬に関しては騎手がいかにうまく乗るかでしょうね。

血統に関してはクロフネ×サンデーサイレンス系という配合は牡馬だと中級馬に終わることが多いのですが、牝馬になるとクロフネらしいスピードが前面に出てくることがあり、スピードと時計勝負にはもってこいの配合ですね。

個人的にはこの馬のスピード能力は非常に評価しているので、距離や条件さえ整えばアーモンドアイに一泡吹かせられそうな数少ない馬だと思います。

1枠2番を引いたことにより被せられるのもいやなので、逃げることにはなるでしょう。

スピード:★★★★★ スタミナ:★★ 決め手:★★ 底力:★★★ 馬場適正(※):★★★★★ タフさ:★★★ 総合22.5pt(20pt+2.5pt)

サクラアンプルール

父:キングカメハメハ 母の父:サンデーサイレンス

中距離で渋い活躍をしていたサクラアンプルールも八歳になってしまいました。

レースぶりを見ても高速馬場よりもローカル向きでしょう。ただ血統などを中心に見ながら点数をつけてみると意外と高いんですよね(笑)。

母系を見ると母親の兄はサクラチトセオー(天皇賞秋)で姉はサクラキャンドル(エリザベス女王杯)で従兄弟にサクラメガワンダーがいます。

サンデーサイレンス×ノーザンテーストという旧社台配合で汎用性は高そうです。

この馬のイメージからするといの一番に消したくなったんですが、改めて戦績を見直してみるとこれまで東京競馬場を走ったのは三回のみでそのうち二回は天皇賞秋であと一回は条件戦のみなんですよね。特に最初の天皇賞秋のほうはキタサンブラックが勝ったあの泥んこ天皇賞なので参考にはならず、成績や血統の面では意外と面白い馬ではあるなと感じます。

ただ、2枠3番に入ったので前に行きたいところですが、今回は強力な先行馬もおり前で楽ができるとは思えずやはり好走するイメージが湧きませんね。せめてあと三歳若ければ買えたんですが・・・。

スピード:★★ スタミナ:★★★★ 決め手:★★ 底力:★★★ 馬場適正(※):★★★ タフさ:★★★★ 総合19.5pt

サングレーザー

父:ディープインパクト 母の父:デピュティミニスター

昨年の三着馬ですが、正直僕はこの馬はいつかGⅠを勝つだろうなと思っていたものの、最近は調子が落ちています。

ただ、アーモンドアイを中心にこのレースを考えてみた場合、距離が2000mあたりであれば一番肉薄しそうなのはこの馬という感じがするので、最後馬体を合わせて我慢比べのようになれば面白い一頭だと思いますね。

母系はストームキャット系とともにディープインパクトに相性のいいデピュティミニスターなんですが、こちらはストームキャット系に比べると若干タフさが売りになってくるので馬場適正という面では少し評価は落ちます。

またさかのぼるとサーゲイロード系×ボールドルーラー系でスピードがないわけではないんですが、もう少しだけ現代的なスプリント力のある血が欲しかったところですね。

マイルは十分守備範囲ではあるんですが、最近の高速馬場だと2000mぐらいの距離がベストな感じはしますね。

2枠4番なので後ろに下げて包まれたくありませんし、前に行くと最後詰めが甘くなりそうです。

スピード:★★★★ スタミナ:★★★★ 決め手:★★★★ 底力:★★★ 馬場適正(※):★★★ タフさ:★★★★ 総合23.5pt

インディチャンプ

父:ステイゴールド 母の父:キングカメハメハ

死してなお活躍馬が出てくるステイゴールドですが、最後の大物候補とも言えますね。

阪神競馬場で行われたマイラーズカップはダノンプレミアムの四着に敗れましたが、東京競馬場は一戦一勝。すこし取捨の難しい馬です。

母系はキングカメハメハにプリンスキーロ系のメドウレイク×インリアリティという北米配合で時計勝負の下地はありますね。

問題はステイゴールドの牡馬が中距離以上でのみ活躍している点ですね。

祖母はトキオリアリティで近親にネオリアリズムやリアルインパクトがいますが、やはりスピードよりはタフさの血統ですよね。

3枠5番ですが、前走ほど楽には先行できないでしょうし、本質的にはやはり距離が短いと思います。

スピード:★★★ スタミナ:★★★★ 決め手:★★★ 底力:★★★ 馬場適正(※):★★★ タフさ:★★★★★ 総合22.5pt

グァンチャーレ

父:スクリーンヒーロー 母の父:ディアブロ

最近地味なスクリーンヒーロー産駒ですが、モーリスがこのレースを勝っているのが気になりますね。しかしながら七歳、このあたりがどうなんでしょう。

父スクリーンヒーローはモーリスやゴールドアクターを出すなど僕的には少し読みにくい馬なんですが、狙うとしたらその部分でしょうか(笑)。実際に前走は読売マイラーズCをダノンプレミアムの二着に粘っており、中位人気の馬たちとそれほど実力差があるとも思えません。

今回データとしてロベルト系が好相性を見せているのは心強い点ですが、ある程度人気している馬が好走しているので二桁人気に落ち着きそうなこの馬ははたしてデータ通り凡走するんでしょうか。

先行するこそが予想され、3枠6番という枠は絶好枠ですが前に行きたい馬が多く展開的には厳しそうな気がしますね。

スピード:★★★ スタミナ:★★★ 決め手:★★ 底力:★ 馬場適正(※):★★ タフさ:★★★★ 総合16pt

モズアスコット

父:Frankel 母の父:ヘネシー

昨年の勝ち馬ですが、スワンSで二着に入った後マイルチャンピオンシップ以降のここ三戦を凡走しています。

父はソウルスターリングやミスエルテと同じフランケルということもあり燃えつきが取り沙汰されていますが、実際僕もその可能性は感じつつも、馬体重が昨年勝った時より重いままだったという要素もあるので完全に見限るのもどうかなと感じます。

何と言っても昨年の安田記念は比較的前有利の展開でスワーヴリチャードやサングレーザー、ペルシアンナイトなどのGⅠホースが伸びてくる中、後ろからぶち抜いたほどの強烈なパフォーマンスを見せつけた馬です。

フロックで勝ったレースでは決してなかったですし、リピーターは活躍するレースなので今回は狙ってみようかなと思います。

父フランケルはサドラーズウェルズがらついに登場した短距離のスーパーホースですが日本でも産駒が好走している反面突如勝てなくなる傾向を見せています。それに対して母系はヘネシー×ミスワキ×ニジンスキーという一流馬が配合されています。

昔はヘネシー×ミスワキという配合であれば若干日本向きな感じではなかったんですが、レースの内容の変化により今は逆にこういう単純にスピードがある血統は合っている感じがありますね。昨年1分31秒台でサドラーズウェルズの血を引くフランケル産駒が勝ったことには驚かされたんですが、この母系の影響が大きかったでしょう。

実力を発揮すれば強力な決め手を持った馬なので枠順は気にはなりませんが、4枠7番はいい枠ですね。

また人気が少し落ちたノーザンダンサー系が活躍しているデータも面白いですね。できれば馬体重が480㎏台で出てきて欲しいと思います。

スピード:★★★★ スタミナ:★★ 決め手:★★★★ 底力:★★★ 馬場適正(※):★★★★★ タフさ:★★★★ 総合24.5pt

ステルヴィオ

父:ロードカナロア 母の父:ファルブラヴ

昨年の春のクラシックの時点では詰め切れないレースが続きましたが、秋になりマイルチャンピオンシップを制しました。

いよいよ能力が花開いたかな?と思ったら中山記念を取りこぼした後、大阪杯で大敗しているので僕も才能を測りかねている馬になります。

シンボリルドルフが近親にいる日本で育まれた母系出身ですが、母の母の父はサンデーサイレンスがいるのでここがいいアクセントになっていますね。

母の父もサドラーズウェルズ系のファルブラヴでどちらかと言えばタフさが売りのような母系ですが、よく考えるとモズアスコットを逆にしたような配合でよく似ていますね。

ロードカナロア産駒は中距離タイプのアーモンドアイに対してどちらかと言えばスプリンターよりのステルヴィオとタイプが違った二頭が出てくるので注目しています。

4枠8番といい枠に入りました。スプリンター寄りのこの馬は面白いと思いますが、あだアーモンドアイより後ろから行って差せるイメージもないので思い切って早めに仕掛けてもらいたいですね。

スピード:★★★★ スタミナ:★★ 決め手:★★★★ 底力:★★★ 馬場適正(※):★★★ タフさ:★★★★ 総合21.5pt

スマートオーディン

父:ダノンシャンティ 母の父:Alzao

昨年、屈腱炎から二年ぶりに復帰した当初は日本ダービー六着の実力を取り戻せずにいましたが、今年に入ると二桁人気ながら阪急杯(GⅢ)を勝利し、復調気配を見せています。

前走京王杯も七着には終わっているものの、完全に前有利な馬場を最後方に近い位置から32秒6の末脚で追い込み、、勝ったタワーオブロンドンから0秒3なので爆発力は不気味です。

血統構成はフジキセキ産駒のダノンシャンティなんですが、この馬は配合としてはある馬に非常に良く似ています。

それがディープインパクトです。

祖父のフジキセキはディープインパクト登場まではサンデーサイレンス最初にして最高とも言われた競走馬だったのですが、母の父アルザオはディープインパクトと同じ、母の母の父Shernazar(シャーナザー)はディープインパクトの母の母の父のBustedの産駒となり三代にわたり同じ系統の種牡馬が配合されていることになります。

フジキセキの血を引いているので気性も難しく、ディープインパクトほど距離に融通性はなさそうですが、元々爆発力はある走りをしていた馬なので今回先行馬が揃った今回は決してノーチャンスではないと思いますね。

5枠9番という枠もいいですね。

スピード:★★★★ スタミナ:★★★ 決め手:★★★★★ 底力:★★★ 馬場適正(※):★★★ タフさ:★★★★ 総合22.5pt

フィアーノロマーノ

父:Fastnet Rock 母の父:Lion Heart

五歳馬になりますがオーストラリア産で八月生まれのため、感覚としては四歳の秋という充実期にいる馬になります。

元々生まれが遅かったため大事に使われてきた馬ですが、前走のダービー卿チャレンジはよどみのない流れを先行して勝っており、非常に強い勝ち方をしています。また二着に来たプリモシーンはヴィクトリアマイルにも二着に来ており、決して楽な相手ではなかったとも言えます。

血統面に関しても非常に不気味で、血統評論家の亀谷さんが血統面から推していた馬になります。

父ファストネットロックはオーストラリアの名スプリンターでスプリント王国のオーストラリアでリーディングサイアーにも二度輝いたほどの名種牡馬でもあります。

産駒は短い距離で活躍しているようですが、デインヒル系らしく距離をこなす馬も出てきており、おそらく母系次第ではクラシックディスタンスもこなせる種牡馬でしょう。

母系は日本ではあまり走っていない牝系なんですが、母の父は高速馬場が大好物のストームキャット系のライオンハートで、さらにボールドルーラーやヴァイスリージェントの名前もあるのでオーストラリア産ですが非常にアメリカ型の配合になっていますね。

こうして見るとやはり短距離型であり、時計勝負には非常に強そうという印象になります。

最近のオークスやダービーを見ていても分かるようにオーバーペース気味に行っても中々止まらない馬場なので、今の馬場はスプリント力が重要と言われていますが、馬場適正としてはかなり合う馬にはなります。

スピード:★★★★★ スタミナ:★★ 決め手:★★★ 底力:★★★ 馬場適正(※):★★★★★ タフさ:★★★ 総合23.5pt

5枠10番。真ん中の偶数枠でいいですね。

エントシャイデン

父:ディープインパクト 母の父:サクラバクシンオー

オープン入り後は少し壁にぶつかっている印象です。配合はそう言えばキタサンブラックに似ています。

母系はサクラバクシンオーにミスタープロスペクター系×カロ系という配合なんですが、スピード血統ではあるもののノーザンダンサーの血が薄く、少し気難しそうな感じがしますね。

社台ファーム系ではなくキズナやジャンダルムの馬主で知られる前田さんの牧場の馬ですが、母系は重賞の勝ち馬がいるものの社台系の馬に比べるとやはり地味です。

6枠11番

スピード:★★★ スタミナ:★★ 決め手:★★ 底力:★★ 馬場適正(※):★★★★ タフさ:★★ 総合19pt

ロードクエスト

父:マツリダゴッホ 母の父:チーフベアハート

昨年のスワンSでは楽勝と思われていたモズアスコットを見事差し切れましたが、その後いまいちパッとしないレースが続きます。

今回は先行馬が多く差し馬にもチャンスがありそうですが、それほど速い上がり時計を持っているわけではなくどちらかと言えばパワー系ですね。

父マツリダゴッホ自身は中山競馬場などで活躍していますが、母の父チーフベアハートはダンジグの血を引くものの中距離タイプであり、母の母の父リアルシャダイはTHE長距離種牡馬ということで本質的には中距離型にはなりますね。

6枠12番は悪い枠ではないと思うんですが、これを活かすだけの武器がありませんね。

スピード:★★★ スタミナ:★★★ 決め手:★★ 底力:★★ 馬場適正(※):★★ タフさ:★★★★ 総合17pt

ペルシアンナイト

父:ハービンジャー 母の父:サンデーサイレンス

昨年のマイルチャンピオンシップは二着に来ておりまだまだ衰えは感じませんが、どうも活躍する場面が限定される印象のあるペルシアンナイトです。

マイル以外になると末脚に切れがなくなりますし、東京コースでの存在感のなさはやはり気になりますね。

母系はサンデーサイレンスにヌレイエフという配合でスピードはあるのですが、父ハービンジャーがどうしてもタフな中距離タイプの種牡馬なので究極の時計勝負になるとやはり厳しいのではないかと思います。

スピード:★★★★ スタミナ:★★ 決め手:★★★★ 底力:★★★★ 馬場適正(※):★★ タフさ:★★★★ 総合23pt

7枠13番

アーモンドアイ

父:ロードカナロア 母の父:サンデーサイレンス

問答無用の現在の日本最強馬です。能力と実績を考えると切る理由がまったくありません。

不安点を挙げるとすれば、適性距離がマイル~2000mあたりという点です。今の馬場だと正直なところ1200mで勝ち負けできるようなスピードが必要な感じがするので、負けるとすれば今回の日本ダービーと同様に前が止まらないと展開でしょう。

2000m前後なら世界的に見ても最強クラスなのは間違いないのですが、スプリント戦を勝ちきれるだけのスピードがあるかというとそこは疑問です。あくまでマイルからというタイプですよね。

あと、血統的には傾向を考えると若干心配ですね。

ロードカナロア×サンデーサイレンス×ヌレイエフという配合は通常であればベストの舞台とも思えるんですが、今回分析した血統傾向で見えてきたタフさがあるかというと父ロードカナロアが母の父ストームキャットの影響を強く受けていそうな点は少し心配です。

ただアーモンドアイ自身はドバイでしっかり勝った実績もあるので懸念するほどではないのかな?とも思ったりしますがはたしてどうなんでしょうか。

スーパーホースは血統や常識・傾向を破壊していくものなのでこれを信じたいと思います。

7枠14番は行こうと思えば行ける馬なのでそこまで心配は不要でしょうが、枠としてはベターとは言えないのでいいハンデにはなるような気がします。

スピード:★★★★ スタミナ:★★★★ 決め手:★★★★★ 底力:★★★★★ 馬場適正(※):★★★★★ タフさ:★★★ 総合28.5pt

ダノンプレミアム

父:ディープインパクト 母の父:Intikhab

日本ダービーの六着以外はいまだ負けておらず同い年のアーモンドアイに唯一対抗できると見られているのがこのダノンプレミアムですね。本命をこちらに打っている人も多いようですね。

個人的に昨年の春ごろには世代ナンバーワンとも言われたほどの馬であり素質を感じます。僕もやっとディープインパクトの後継種牡馬になりそうないい馬が現れたとは思います。

しかしながら今回心配なのはここまでそれほど速い流れを経験していない点なんですよね。

前走のマイラーズカップ先行して上り32秒2というとてつもないパフォーマンスを見せたものの、ペースはあくまでスローなんです。これまでのレースで一番速かったのは二歳時のサウジアラビアCの前半34秒台があるぐらいで他は軒並み35秒ぐらいのレースばかりを経験しています。

だから今回先行馬揃いでアエロリットもいますので遅くとも34秒前半で入るような流れの中を好位で追走したときにどうなるかという心配はあります。

おそらく溜めると伸びる馬だとは思うんですが、初めての高速レースでこれまでと同じ走りをして大丈夫かなと思いますね。場合によっては中位で我慢したほうがいいような気もしますね。

血統は母の父が時折超大物を出すロベルト系のIntikhabで、さらにデインヒル×ハビタット系のDouble Formという種牡馬が配合されています。

ディープインパクト産駒としては若干珍しい配合なのですが、この祖母にあるスピード系の血が上手くディープインパクトとマッチしているのだと思いますね。

母の父はロベルト系ですが、この系統は基本的にスピードや決め手というような目立った能力を見せつけるタイプではないんですが、高い能力を遺伝させ得意な条件では安定した力を発揮するタイプですね。個人的には走りなどからするとダノンプレミアムはこの母の父の影響を強く受けているように感じます。

弱い相手にはしっかり勝つタイプなんですが、マイナス面としては負けるときは僅差負けというよりも五着あたりに完敗というタイプなので、こういうロベルトの血の影響を受けてそうなタイプは得意な条件がどういった条件なのか、早く見抜くことがポイントだと思いますね。

あくまで現時点ではなんですが、個人的には東京のコースはそんなに合っていないように感じます。

8枠15番。テンが速い馬なので気にする必要はないのかもしれませんが、外からロジクライに来られると若干嫌ですしそんなにタフなタイプにも見えないんですよね・・・。

スピード:★★★★★ スタミナ:★★★ 決め手:★★★ 底力:★★★★ 馬場適正(※):★★★★ タフさ:★★ 総合23pt

ロジクライ

父:ハーツクライ 母の父:Machiavellian

ハーツクライにマキャベリアンというシュヴァルグランと似た配合になります。

しかしながら母の母の父はシュヴァルグランがヌレイエフなのに対してこちらはダンジグなのでよりスピードよりになります。また四代母まで遡るとディープインパクトの母であるウインドインハーヘアと姉妹になる系統です。

ハーツクライは影響力が強いので本質的には中距離向きな血統に感じますがこの馬自身がマイルで実績もあるので母系の影響も色濃くでているのでしょう。

前走の京王杯はタワーオブロンドンの前に三着に敗れましたが、東京コースでは実績があり、あとは相手との力関係しだいでしょうね。理想は昨年の富士ステークスのようなレースでしょう。

懸念事項としてはハーツクライ産駒の中ではスピードがトップクラスと思われたリスグラシューが昨年は八着に敗れている点ですね。

確か敗因は時計が速すぎるといったコメントでしたがスタートが悪く前が止まらないレースでしたね。

時計勝負には対応できるでしょうが、いかにスタートで後手を踏まないかが最大のポイントでしょう。できれば真ん中より若干内よりの枠が欲しいところです。

8枠16番は前に行きたいこの馬にとってはマイナスですね。ただ中途半端な外枠でさらに外から来られてスイッチが入るよりはよかったのかもしれません。

スピード:★★★★ スタミナ:★★★ 決め手:★★★ 底力:★★★★ 馬場適正(※):★★★★★ タフさ:★★★★ 総合25.5pt

※ コメントは随時追加・追記していきます。

予想

アーモンドアイはやはり1800mあたりがベストであり、東京のマイルが決してあっているとは思わないんですが、前にも行けるし差しても末脚が強力なので本命というのは外せませんね。まず怪我以外で大崩れすることはないでしょう。

アーモンドアイを中心に考えた場合、恐らく距離から考えても最後脚が止まることはまずないでしょうから、後ろから来た馬ではよっぽどの切れ味がない限りかわすことは不可能でしょう。勝てるとすればやはり前に行った馬しかないと思います。

となると前に行って強力なのは実績のあるアエロリットやダノンプレミアムの名前が思い浮かびますが、アエロリットは速いペースで行って残る競馬は得意としているものの、ダノンプレミアムの場合はこれまでのレースでは数字の上ではあくまでスローからの押し切るレースばかりなので形としては先行差しをしていることになり、もし前に行くのであれば初めての持久力勝負になる可能性があり、この部分に関して信用ができません。

能力は高い馬なのであっさり対応してしまう可能性はあるのですが、外枠ということもありアエロリットを超える評価にはできませんね。

そう考えるとダノンプレミアムは速いペースで先行してそのまま押し切ったこともあるロジクライと同じぐらいの評価かな?という感じになりますね。

あと怖いのは位置取りが前目のポジションをとれればという条件はありますが、真ん中より前目いられると怖いのがリピーターのモズアスコットであり、アーモンドアイと同じロードカナロア産駒のステルヴィオですね。

決め手だけで見ればスマートオーディンやサングレーザーも十分怖いのですが、このあたりは後ろからになるのだろうなという読みにはなりますが、もし1分29秒台に突入するようなとんでもないハイペースになったときにはこの両頭が台頭してきそうな感じがします。

フィアーノロマーノに関しては血統面で怖く、ダービーのロジャーバローズのように気づいたら直線で前目に残っていると何となく嫌な馬ですね。

馬券的には三連複、三連単であればアーモンドアイ軸で印の馬に流したいですね。

馬連に関してはアーモンドアイが人気しすぎているというのもあり、かと言って二着馬が絞りにくいメンツで固く決まってしまう可能性もありそうなので買わないほうがいいような気もします。

◎ アーモンドアイ
〇 アエロリット
▲ モズアスコット
△ ステルヴィオ
× ダノンプレミアム
× ロジクライ
穴 スマートオーディン、フィアーノロマーノ、サングレーザー

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