ヴィクトリアマイル2019予想と血統分析

ディープインパクト系産駒が大挙八頭出走予定

2019年5月12日(日)に東京競馬場で行われる第14回ヴィクトリアマイル(GⅠ、芝1600m、牝馬限定)の出走予定馬の血統分析をしながら、予想を行っていきたいと思います。

ヴィクトリアマイルは2006年に新設された古馬牝馬限定のレースですが、今年でまだ14回目ということで比較的新しいGⅠレースですね。

位置づけとしては古馬牝馬のマイル女王を決めるレースなんですが、東京競馬場の1600mは比較的紛れの少ないレースであり、決め手とともにスピードが問われるレースとなります。

この条件はリーディング種牡馬であるディープインパクト産駒にとっても非常に得意なわけで、今回も19頭の登録馬のうち七頭がディープインパクト産駒であり、孫世代も含めると八頭が出走を予定しています。

ディープインパクト産駒の相性は思ったほど良くない?

しかしながらこのヴィクトリアマイル、ディープインパクト産駒が出走するようになったのは2012年なんですが、この八年間で一着3回、二着2回、三着4回という成績を収めており一見相性はいいように見えますが、個人的には思ったほどではないように感じます。

というのも八年間で馬券圏内である三着以内に入った二十四頭のうちディープインパクト産駒はのべ九頭を数えるものの、ヴィルシーナが二勝、ジュールポーレールが一着と三着をそれぞれ一回なので実質七頭が馬券に絡んでいるという具合になります。

決して相性が悪いとは言い切れませんが、桜花賞などでの圧倒的な強さに比べると、それほど実績があるわけではありません。

母の父はノーザンダンサー系に実績

この馬券に絡んだディープインパクト産駒七頭ですが、血統を見ると如実なデータがあります。それが母の父がほぼノーザンダンサー系という点です。

ヴィルシーナこそ母の父がミスタープロスペクター系のMachiavellian(マキャベリアン)ですが、ドナウブルーがDanzig(ダンジグ)系のBertolini(ベルトリーニ)、マルセリーナがラストタイクーン系のMarju(マルジュ)、ミッキークイーンがNureyev(ヌレイエフ)系のGold Away(ゴールドアウェイ)、ショウナンパンドラがVice Regent(ヴァイスリージェント)系のフレンチデピュティ、ジュールポレールがFairy King(フェアリーキング:サドラーズウェルズの全弟)系のエリシオ、レッドアヴァンセはLyphard(リファール)系のダンシングブレーヴという具合です。

またヴィルシーナも母の母の父がヌレイエフであり似たような血統構成をしていますし、いずれも牝系がしっかりしているという共通点がありますね。ポッと出ではない馬ばかりという印象です。

そして今気づいたのですが、非ディープインパクト系の馬でこの八年で三着以内に入った馬たちの母の父はほぼすべて非ノーザンダンサー系になっていますね。

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※まだ枠順が決まっていませんので、種牡馬ごとに少しずつ各馬を見ていきたいと思います。

カンタービレ

父:ディープインパクト 母の父:Galileo(Sadler’s Wells系)

昨年はローズステークス(GⅡ)に勝利し、秋華賞では三番人気に支持され三着に入った実績があります。その後エリザベス女王杯(GⅠ)と阪神牝馬S(GⅡ)はいずれも六着に入り勝ち馬と差のない競馬をしています。

特徴としては最後しっかり伸びるタイプの馬ではありますが、レース内容からはそこまで切れ味を感じさせる馬ではありませんね。

おそらく血統的にも母系がアイルランド系でGalileo(ガリレオ)×ラストタイクーンという配合ということもあり、スプリント力のある血がないのが影響していいるのでしょう。

こういう配合だとどうしてもスローからのヨーイドンは避けたいところですが、NHKマイルのような速い流れになると浮上してきそうな配合ですね。あくまで中距離型でハイペースになって我慢比べが理想の展開でしょう。

サウンドキアラ

父:ディープインパクト 母の父:アグネスデジタル

あくまで1000万下を勝ったばかりの身であり条件戦にも出走が可能ですね。(というか除外にはならんのか・・・?)

これまで11戦して三勝、四着が2回あるのみで大崩れしたことないのが魅力ですが、こういうタイプは格上でも大崩れしにくいものの長くいい脚が使えないような馬が多いのであくまで三着までという評価が妥当でしょう。

こういう煮え切らない成績はキングカメハメハ産駒に多いのですが、もしかしたら母の父であるアグネスデジタルの影響のほうが強いのでしょうか。

このアグネスデジタルの父Crafty Prospector(クラフティプロスペクター)は非常に善戦タイプが多く、勝ちきるよりも二着三着を繰り返して賞金を稼ぐ底力に欠けるタイプの種牡馬です。

母系は近親にビリーヴがおり血統的にも完全にアメリカ型なんですが、カンタービレより多少の軽さみたいなものは感じますね。

サトノワルキューレ

父:ディープインパクト 母の父:Roi Normand(Exclusive Native系)

昨年のオークスではその時点では四戦三勝と底を見せていなかったこともあり三番人気に推された馬です。

結果としては六着でしたが、同じように中位から好位にいた馬に軒並み先着されたことにより底が割れてしまった感がありますが、実際にその後のローズステークスや阪神牝馬Sでも大負けはしていないものの掲示板すらはずしています。

このあたりはいかにも突き抜けきれないディープインパクト産駒という感じがしますが、血統的に母系がブラジル系という異色な血も影響があるのかもしれません。

母の父はミスタープロスペクターの血を経由しないネイティブダンサーの血を引くExclusive Native系のRoi Normand(ロワノルマン)なんですが、この系統もクラフティプロスペクター同様若干詰めが甘く大舞台に弱い善戦タイプの血ですね。

母系に並ぶ馬もブラジルで育まれた血が多いようで詳しくは読み切れない部分がありますが、全体的にはややスピード型のパワー系ノーザンダンサーという感じがしてイメージとしてはアメリカ型に感じます。

ディープインパクト産駒の場合末脚がしっかりしているタイプは母の父に底力のあるノーザンダンサー系種牡馬がいて、なおかつミスタプロスペクターやダンジグ、ヌレイエフなどのスプリント力のある馬がほとんどなので、そういった点で見るとバランスはそれほどいいとは感じません。

こういったタイプは血統は身体能力で勝負するタイプなので、騎手の戦略や立ち回りなどの器用さが鍵になります。枠順や誰が乗るかはポイントですね。

プリモシーン

父:ディープインパクト 母の父:Fantastic Rock(デインヒル系)

これまで重賞二勝二着1回、GⅠでも勝ち馬から1秒以内に入線しており安定感が光ります。いかにもディープインパクト中級馬のテンプレートどおりの戦績ですね。

血統に目をやるとサトノワルキューレがブラジル血統に対してこちらは完全なオーストラリア血統です。

母の父はデインヒル系のFantastic Rock(ファンタスティックロック)で遡るとストラヴィンスキーやサートリストラムなどの血があり、ここから受けるイメージは洋芝に強いマイラーが想像できますし、下手をするとスプリンターかな?というぐらいの短距離向きの配合です。

実際のところヌレイエフやサートリストラムは距離に融通性のある種牡馬でもあるので2000mまでは対応できるかもしれませんが本質的には1400mあたりがベストのような血統構成に感じますね。

日本向きのスプリント力のある血が少ないので、切れ味勝負になると少し厳しいとは思いますが、この配合で勝ち負けしようと思ったらスローペースで逃げて前残りを狙うなどある程度ハマった展開が必要な気がします。

ハイペースで後方待機になるとスタミナの血がないので先行集団にとりついたところで脚が止まって、最後まで伸びきれないと思います。

ミッキーチャーム

父:ディープインパクト 母の父:Dancili(デインヒル系)

カンタービレとともに社台ファームではなく三嶋牧場生産のディープインパクト産駒になります。非社台系のディープインパクト産駒だとスピードを活かした先行脚質が多いのですが、この馬もやはり軽快なスピード武器にして秋華賞二着などの実績を残していますね。

血統を見ると母の父はデインヒル産駒でフランスで種牡馬として活躍しているDancili(ダンシリ)となります。現役時代はマイラーだった同馬ですが、産駒からはキングジョージなどを制したハービンジャーや凱旋門賞馬Rail Link(レイルリンク)を出すなどクラシックディスタンスで決め手の鋭い馬を出しています。

母系にはあまりなじみのないDominionやImportなどの種牡馬が並びますが牝系も含めてイギリスの馬が多く並んでいます。

そう考えると母系は少し重たいのかなとは感じるんですが、ハービンジャーからペルシアンナイトやディアドラなども出ているように基本はスピード型のデインヒルの系統ということでスピードは内在しておりサドラーズウェルズ系よりは日本向きのような感じはしますね。

しかしながらヨーイドンの競馬になると母系がアメリカ型で母の父ストームキャットなどとは分が悪いと思うので、あくまで逃げ・先行脚質で結果を残しているというのは理屈が通っていると感じます。

今回のディープインパクト産駒の中では一番このレースに合いそうな感じはします

レッドオルガ

父:ディープインパクト 母の父:ダンシングブレーヴ(リファール系)

良血馬が五歳にして初めてGⅠレースに挑んできました。

伯母(母の全姉)にはエリザベス女王杯を制したエリモシック。兄弟からは重賞の勝ち馬が四頭、また重賞を勝っていない馬もほとんどが重賞で三着以内の実績があるなど、母の父ダンシングブレーヴを含めて底力を感じさせる馬ですね。

戦績としてはまだ東京新聞杯で二着に入ったのみで前走の阪神牝馬Sは七着だったのですが、勝ち馬とは0秒1差であり不気味さは感じますね。

母の父ダンシングブレーヴは20世紀の最強馬に名前があげられるほどのヨーロッパで実績を残したスーパーホースですが、日本で種牡馬入りしたあとは気性的な問題もあってかキングヘイローなど短距離で実績を残しており、スピードをかなり内在した中距離型の種牡馬となります。これはリファール系の特徴でもあります。

ただ弱点としては少しもまれ弱いという点が多くの馬に見られており、レースぶりが不器用な馬が多いのですがこのあたりの血はおそらくしっかりと出てくるので、最後の最後に捉えられそうで捉えられないというもどかしい戦績の多い血ですね。

母の母の父は七十年台に一時代を築いたテスコボーイですが、スピードはあるもののさすがに今の時代になると少し速い時計には対応できなさそうという感じがしてしまいますね。

ただ母系全体にはスピード感とともに底力は感じる配合なので、極端に上りが速くならなければ浮上してきそうな一頭ですね。前述のディープインパクト産駒と違いハイペースになった時に怖い馬に感じます。

懸念事項としては血統的に器用そうではないので、展開がハマらないと中途半端な成績に終わりそうという感じはします。どうもエンジンのかかりが遅いようなので、スローペースになると厳しいですね。

最後の脚色は一番鋭かったがゴール板を過ぎるころには数頭前にいたという映像が見えなくもありません。

ワントゥワン

父:ディープインパクト 母の父:ファルブラヴ(Fairy King系)

昨年は重賞で三戦連続で二着に入るなど急成長してきた同馬ですが、その後の三戦は詰め切れないレースが続いています。

先方は完全に追い込み脚質ということで鋭い末脚は武器なんですが、それでいて勝ちきれないというのはこの馬もディープインパクト産駒の中級馬にありがちなパターンで、こういう馬は傾向からするとGⅠでは突然激走するわけでもなく、活躍できていません。

血統を見ると母系はスプリント路線で活躍する馬を送り出したファルブラヴですが、その父フェアリーキング同様少し相手が弱くなった時にしっかり勝つタイプなので、底力の面では心もとないですね。

母系はスタミナ内在型のスピードタイプですが、脚質などから考えると距離的な限界がありそうで厳しいような印象を受けます。あくまでGⅢのマイル向けの馬でしょうね。

メイショウオワラ

父:ディープブリランテ 母の父:タイキシャトル

三嶋牧場は今回三頭だしですが、優秀ですね。

メイショウオワラの父ディープブリランテは現在三世代がデビューしていますが、まだ大物がセダブリランテス(中山金杯、ラジオNIKKEI賞)ぐらいなので判断の難しいところですね。

現在のところオープン馬が数えるぐらいしかいないので恐らく下級条件でウロウロするタイプが多くなるとは思いますが、スピード豊富だったり切れ味が鋭い感じは受けないので、あくまで身体能力で勝負するタイプなのでしょう。

メイショウオワラの母系はタイキシャトル、さらにトウショウボーイの血をひくウインドストース×ダンサーズイメージという少し古めの配合で、仕上がりの早さで結果が出ているような配合に感じます。

GⅠという舞台は少し背伸びしすぎという感じもしますし、東京の1600mというよりやはりローカル向きでしょう。

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ラッキーライラック

父:オルフェーヴル 母の父:Flower Alley(フォーティーナイナー系)

昨年の桜花賞まではこの馬の一強とさえ言われていましたが、一年が終わってみるといつの間にかアーモンドアイに全部を持っていかれましたね。

前走の阪神牝馬Sはスタートで後手を踏み、さらにスローペースだったということで八着は仕方がないでしょう。33秒2の末脚を繰り出して届かないのであればどうしようもありません。

今回は巻き返して来るのは間違いないでしょう。

スタートさえまともなら十分勝ち負けはしてくるでしょうが、血統的な懸念事項としてはオルフェーヴル産駒が決め手というよりもスピードなどの身体能力が持ち味なので、競り合った時に競り負けることが多そうな点ですね。

ここぞという時にGⅠを勝つ底力はあるんでしょうが、基本的には父ステイゴールドと同じく二着三着を繰り返していくタイプのような気がします。

クロコスミア

父:ステイゴールド 母の父:ボストンハーバー(Seattle Slew系)

昨年のエリザベス女王杯は二着でしたが、基本的には先行して粘りこむタイプなのでいつ走るか分からないタイプの馬ですね。

ステイゴールドはたまにアドマイヤリードのように切れ味の鋭い末脚を武器にするタイプが多いのですが、この馬はほとんどのタイプに見られる勝負所ではついていけるもののジリジリ伸びるテンプレート通りのステイゴールドの中級馬という感じがします。

母系はシアトルスルー系のボストンハーバーでレースに行っての前向きさはこのあたりから受け継いでそうですが、全体的にはナシュワンやサドラーズウェルズという血が見られておりベースはヨーロッパ型になっています。

脚質や血統面から考えると勝ち負けするには前に行って粘りこむしかないのですが、スローだと他に切れる馬がいますし、馬場状態がよっぽど悪くならないと厳しいでしょう。距離も少し短いでしょう。

阪神牝馬Sの展開が理想的だったんですが、このレースよりいい結果になるとは考えにくいですね。

ミエノサクシード

父:ステイゴールド 母の父:A.P Indy(Seattle Slew系)

阪神牝馬ステークスは人気がなかったんですが、前々走の京都金杯同様三着に入り、充実ぶりが目立ちます。

ただ、ステイゴールド産駒と言うと、大レースでの激走が目立つので怖い所なんですが、六歳ということでどこまで上積みがあるかは疑問という感じがしますね。買わないと飛んできて、買うと来ないのがステイゴールドです(笑)。

おそらく怖いのはアドマイヤリードパターンなんですが、個人的にはあそこまで切れ味があるのは血統的に珍しいので、そこまで買い被るのはもったいないかなという感じがします。

血統的には母系がA.P Indy(エーピーインディ)×デインヒルでバランスはいいんですが、近親に活躍馬を探すと三代母まで遡ってやっとファインモーションがいるぐらいで底力がそこまであるかというと疑問ですね。

三着候補としてギリギリ入れるかどうかというところですね。

デンコウアンジュ

父:メイショウサムソン 母の父:マリンエバート(Nijinsky系)

二年前の二着馬であり、前々走では福島牝馬Sを制しています。

血統的には中距離のじり脚タイプに見えますが、時折32秒台の末脚を繰り出すなどいまだに力が読みづらい一頭で、僕も頭を悩ませている馬です。

父はオペラハウス産駒のメイショウサムソンで母系は日本古来の牝系にニジンスキー系のマリンエバートなので、まったく時計勝負には強そうに見えないのですが、ハマると凄まじい末脚を発揮するのでもしかして能力は物凄く高くて、それを阻害するなにかマイナス要因でもあるのかと勘ぐってしまいます。

またここまでの爆発力を持った馬となると血統上からは父の母の父ダンシングブレーヴぐらいしか該当しないので、このあたりの血のイメージでいるとちょうどいいのかな?と感じます。

そうなるとやっぱりベストは1800から2000mあたりだと思います。

フロンティアクイーン

父:メイショウサムソン 母の父:サンデーサイレンス

デンコウアンジュと同じメイショウサムソン産駒ですが、前走の中山牝馬Sではそのデンコウアンジュを退けています。

この馬は血統的に母の父がサンデーサイレンスがおり、デンコウアンジュよりスピードはありそうな感じなのですが、この馬ほど決め手は感じません。まぁこれが本来のメイショウサムソン産駒らしいとは思うんですが、さかのぼるとブレイヴェストローマンやダンディールートが配合されており、デンコウアンジュより距離適性は高そうです。

おそらく血統的にはそこまで時計勝負に対応できるイメージはないのですが、このレースで実績のあったデンコウアンジュに勝っているというのは簡単には無視はしにくいところです。

個人的にはまだメイショウサムソン産駒について明確な答えが出ているわけではないので、穴としては押さえておきたいと思います。

ただ大外枠は痛かったです。

ノームコア

父:ハービンジャー 母の父:クロフネ

これまでGⅠでも大崩れのない馬なので怖い一頭なんですが、個人的にはなんとなくふんわりしているイメージがあるというか、勝ちきれません。

こういうのは、いかにもハービンジャー産駒らしいというか、モズカッチャンやディアドラ、ペルシアンナイトにも見られていた点ですが、ハービンジャー産駒だと東京競馬場ではイマイチ勝ちれないレースが多いのであくまで善戦どまりなのかなという気がしなくもありません。

ただ今この記事を書いている段階で十番人気というのは少し軽視され過ぎですね。

母系はクロフネにサンデーサイレンス×ミスタープロスペクターというぐらいで時計勝負大歓迎というような血統は魅力ですね。妹はクロノジェネシスです。

ソウルスターリング

父:Frankel 母の父:Monsun

二年前のオークスではかなり強い勝ち方をしてヨーロッパ遠征も噂されましたが、まさかあれから未勝利というのは誰もが想像できなかったでしょう。僕も牝馬のナンバーワンとしてしばらく君臨すると思っていたので意外でした。

父はヨーロッパのナンバーワン種牡馬であるガリレオが産み出した怪物フランケルですが、デビュー年は産駒が活躍したもののあれからそれほど活躍しているという噂を聞きません。ミスエルテなんかもフランケル産駒でしたが、現在のところどの馬も戦績的には早熟という言葉で片付けられる成績なのは気になりますね。

ガリレオ産駒は古馬になってもある程度活躍しているのでフランケルが決して早熟ではないとは思うんですが、そう考えると内面的に燃え尽きているというのが原因ではないかと僕は想像しています。

ソウルスターリングの母系はフランスで活躍馬を送りだしているモンズーンですが、ソウルスターリングや妹シェーングランツ(父ディープインパクト)なんかの走りを見ていると、瞬発力に優れているという感じは受けません。

血統的には2000m以上のほうが向いていると思いますが、どうしても気性的に抑えがきかないのがチグハグな結果に終わっている原因でしょうね。調子も悪く、本質的にもマイラーではないので今回は消しです。

レッツゴードンキ

父:キングカメハメハ 母の父:マーベラスサンデー

力はあると思います。

ただ、少し底が割れてしまっているというか、時計が出る状態のパンパンの東京の1600mで先頭で抜け出してくるイメージがどうしても湧きません。

かと言って最後外から雄大に伸びてくるイメージもありませんし、かと言って1600mで内からスッと伸びてくるような決め手があるようにも感じません。

要は少し中途半端な印象があります。

血統的には、母の父マーベラスサンデーというのがどうしても詰めの甘さを欠く原因になっているのではないかと思います。結局は血統的な底力不足に感じますね。

アマルフィコースト

父:ダイワメジャー 母の父:High Chaparral(Saler’s Wells系)

実は前々から少し注目していた馬です。

アメリカ型の種牡馬にありがちな競馬に行っての前向きさがダイワメジャーの武器でもあり弱点なのですが、こういうタイプは母系にさらにアメリカ型の血があると、前に行って流れ込む馬になってしまい大成しにくくなってしまいます。

そうなると母系はヨーロッパ型のほうがいいとは感じていたのですが、それを証明するかのように先日NHKマイルCを勝ったアドマイヤマーズも母系はヨーロッパ型でした。

アマルフィコーストがそこまでの馬かと言うと実際は心もとないところはあるのですが、これまで成績は大崩れがなく、現段階で力がないというのは早計に感じます。

今の段階では馬券の中心に据えるほどではありませんが、まったく無視してもいい血統にも思えずお試し枠としては最適の一頭でしょう。

母系はヨーロッパで一流の競走成績を残したHigh Chaparral(ハイシャパラル)を母の父にもち、この馬はシャトル種牡馬として渡ったオーストラリアで素晴らしい馬を輩出しており、スタミナ内在型のスピードタイプとしての実績も十分です。

また母の母の父はダンジグ産駒グリーンデザートということでこちらは逆にスピード内在型の中距離タイプということで、全体的にハマれば相当面白そうな血を含んでいるのが特徴です。

決して瞬発力勝負に向く配合とは思いませんが、先行して粘りこむだけのスピードとスタミナは十分備わった配合であり、結局最後まで止まらなかったという映像も見えなくはありません。

このレースが試金石となりますが、今回のスピード馬場と内枠はマイナスとは思えず穴馬としても推したい一頭です。

予想

今日(5月11日)行われた京王杯(タワーオブロンドンが1分19秒4のコースレコードで勝利)を見る限り、時計は相当早くなりそうです。

恐らく1分31秒台から32秒台の決着にはなるとは思うのである程度速い時計への対応力は必要でしょう。

時計は速くなると言っても、それほどペースは上がると思えず、後ろから行ったのでは厳しいでしょうし、勝ち馬は先行してなおかつその勢いを最後まで維持できそうなタイプが適役に思えます。

そう考えるとアエロリットやラッキーライラックがいかにも合いそうな感じですが、一頭不気味なのがノームコアですね。

鞍上は今乗りに乗っているレーン騎手ですし、多くの馬の母系がヨーロッパ型なのに対して、アメリカ血統のスピード型というのはやはり目立ちます。

ただ本音としては父がハービンジャーなのでイマイチ踏ん張り切れないかな?というイメージもあるので、本音としては二着か三着という気もしなくはありません。

あとディープインパクト産駒はここまで名前が出てきませんが、どの馬も若干母系が重たい感じがして、好走はしそうだけど掲示板前後なのではないかなと思いますね。

実際のところ馬券的にはこの四頭を中心に買いたいところなんですが、アマルフィコーストは内枠を活かしても残る可能性、デンコウアンジュはいまだに個人的によく分からないという部分を評価してどうも切れません。

このあたりは以下に並べた三着枠の馬と評価としては同じぐらいになります。

◎ アエロリット
〇 ノームコア
▲ ラッキーライラック
△ ミッキーチャーム
× アマルフィコースト
穴 デンコウアンジュ
※三着枠 レッドオルガ、カンタービレ、フロンティアクイーン

枠順や展開を考えると上記の印にはなりますが、1600mという条件での力関係としては

  • アエロリットとノームコア、ラッキーライラックが最上位
  • 二番手グループにミッキーチャーム、ソウルスターリング
  • 三番手としてアマルフィコースト、レッドオルガ、カンタービレ
  • あとは横一線もデンコウアンジュとフロンティアクイーンはよく分からない

このような評価となります。

ソウルスターリングは血統的に不調に陥ると中々立て直しにくいタイプであることや時計勝負に弱いと見て無印としています。

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