宝塚記念2019出走馬の血統分析と予想

投稿者: | 2019年6月18日

2019年6月23日(日)に阪神競馬場で行われる第60回宝塚記念の予想を行いたいと思います。

前半戦最後のGⅠレースとなりますが、今回は六頭のGⅠホースが出走を予定しており注目が集まります。

特に今年はレベルが高いと言われる五歳馬のうち、ペルシアンナイトを除くクラシックホースの一、二着馬が集結しており二年ぶりの2014年生まれの頂上決戦とも言えますね。

そこに加えて一つ上のダービー馬マカヒキ、同じく2014年生まれの女傑リスグラシュー、一頭だけの出走となった四歳馬のエタリオウがどう絡んでいくのか、難しいレースとなりそうです。

ちなみに僕は宝塚記念との相性はめっちゃ悪いので、さらりと流し読みをおススメします(笑)。

 

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ヨーロッパ系の血統が大活躍

今年の馬場状態がどれほどなのかまだ分かりませんが、宝塚記念は最近のより高速化してきたGⅠレースの中では比較的時計はかかるレースとなります。

近年の勝ちタイムを見ても速くて2分10秒台、場合によっては2分13秒台で決着するなど、特殊なレースですね。

おそらく梅雨の時期で馬場状態が悪くなりやすいということも影響していますが、非根幹距離というのも微妙な影響を与えているのかもしれません。

そのせいか、好走馬にはかなり血統傾向が出ており、ステイゴールドやディープインパクトのように得意とする種牡馬やハーツクライのように苦手としている種牡馬に分かれています。

過去五年の上位馬の血統

2018年 ミッキーロケット(キンカメ×ヌレイエフ系) - ワーザー(サドラーズウェルズ系×サーアイヴァ―系) - ノーブルマーズ(ジャングルポケット×ロベルト系)

2017年 サトノクラウン(ラストタイクーン系×ミスワキ系) - ゴールドアクター(スクリーンヒーロー×アリダー系) - ミッキークイーン(ディープインパクト×ヌレイエフ系)

2016年 マリアライト(ディープインパクト×エルコンドルパサー) - ドゥラメンテ(キングカメハメハ×サンデーサイレンス) - キタサンブラック(ブラックタイド × サクラバクシンオー)

2015年 ラブリーデイ(キングカメハメハ×ダンスインザダーク) ー デニムアンドルビー(ディープインパクト×キングカメハメハ) - ショウナンパンドラ(ディープインパクト×フレンチデピュティ)

2014年 ゴールドシップ(ステイゴールド×メジロマックイーン) - カレンミロティック(ハーツクライ×シアトルスルー系) - ヴィルシーナ(ディープインパクト×マキャベリアン)

踏ん張れる血統、馬であることが鍵

こうして五年分並べてみるだけで分かりますが、ほぼヨーロッパ系の影響を受けている馬ばかりであることが分かります。

ディープインパクトやキングカメハメハは母系の影響を出しやすい種牡馬ですが、見事なぐらいに母系がヨーロッパ型になっています。

ドゥラメンテは母の父がサンデーサイレンスですが母の母の父は凱旋門賞馬トニービンですし、ラブリーデイも似たように母の父がダンスインザダークで母の母の父がトニービンですね。デニムアンドルビーもディープインパクト×キングカメハメハでありながら遡るとヌレイエフ×エタン系といういかにもヨーロッパぽい配合になっています。

十五頭のうちヨーロッパぽくないと感じる馬はカレンミロティック、ショウナンパンドラ、キタサンブラックぐらいです。

これはさらに遡っても同じような傾向を示しています。

特に相性のいいのがステイゴールドなんですが、過去十年間で十四頭が走ってなんと五勝しています。

一番人気がとにかく来ない

僕が相性の悪いと感じる宝塚記念ですが、基本的に僕は能力第一主義なので自然と一番人気を軸にする傾向があります。

しかしながらこの宝塚記念は最後に一番人気の馬が勝ったのは2006年のディープインパクトまで遡らなければいけません。

決め手も重要ですが、もう一つの要素はやはりタフさがポイントなのでしょう。

 

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出走予定馬の評価と血統分析

アルアイン

父:ディープインパクト 母の父:Essence of Dubai(シアトルスルー系)

前走は大阪杯を制し皐月賞以来のGⅠ二勝目を飾ったアルアインですが、血統はどちらかと言えばアメリカ型です。

それを示すかのように昨年香港で行われたクイーンエリザベス2世カップ(GⅠ)は五着に敗れています。

僕の個人的な評価としては、少し軽い馬場を得意としているタイプで混戦の中からスッと抜け出してくるのが得意なタイプだと思います。

大阪杯とは200mしか変わりませんが、この200mがレースの性質を変えてしまうのが競馬なので、タフさという面では心配です。

逆転を狙うとすれば内枠に入ってパンパンの良馬場が欲しいところでしょう。

エタリオウ

父:ステイゴールド 母の父:Cactus Ridge(ストームキャット系)

前走の天皇賞春は後ろからのレースになってしまい流れに乗れませんでしたが、そうは言っても四着、力があることはもう疑う余地はないでしょう。

M・デムーロ騎手によると”ワンペースの馬”という表現をしているように、一旦スイッチが入ってしまうとコントールが難しくなってくる馬なんでしょうが、これまで大崩れはなくタフさに関しては強みでしょう。

あとは騎手がどうのるかが鍵なんでしょうが、鞍上はテン乗りの横山典騎手に決定し、もしかして逃げもありかな?という気もしてきましたね。はたしてどういう戦法を取るのか注目が集まります。

血統面に関しては母の父がどうこうというより自身のタフさをこれでもかというぐらい主張してくるステイゴールドなので、血統的心配はまったくありません。

母系は完全にアメリカ型のイケイケ血統なんですが、この馬に関しては他をどうこうというより自分の走りをすれば圧勝という可能性もなくはないですね。中途半端に合わせるとまた中途半端な結果に終わりそうな気がします。

実績面、血統面の両方から馬券からはずせない一頭です。

キセキ

父:ルーラーシップ 母の父:ディープインパクト

前走の大阪杯では二着に踏ん張り人気しそうと言われる一頭ですが、個人的にはちょっと怪しいかなと見ている馬です。

これまでの好走例を紐解くと、いずれも高速馬場をハイペースで追走しそのまま粘りこむというレースが印象的なので、はたして最後の直線で我慢比べになりそうなこのレースでは我慢できるかなという心配はあります。

昨年の有馬記念や一昨年の香港ヴァーズでの凡走はやはりマイナスに感じます。

血統面に関してはトニービンのタフさを感じさせるルーラーシップに、母系は祖母ロンドブリッジの父がヨーロッパ型のドクターデヴィアスなのでヨーロッパ型だと思います。

これはプラスではあるとは思いますが、最近はこのキセキという馬がタイプ的に距離の持つロンドンブリッジぽいなと感じてきているので、やっぱりあまりストレスのかからないレースのほうが向いているとは思うんですが、はたしてどうなんでしょう。

印象としては消したい馬ではあるものの、ヨーロッパ型というのが引っかかります。

クリンチャー

父:ディープスカイ 母の父:ブライアンズタイム

昨年は天皇賞春の三着まではよかったものの、凱旋門賞への遠征以降はパッとしませんね。

元々切れる脚があるタイプではないので、正直”実力的にはこんなものなのでは?”という気はするんですが、とにかく調子はよくないというのはポイントでしょう。

父ディープスカイはアグネスタキオンにチーフズクラウン(その父ダンジグ)という血統なんですが産駒はスタミナタイプが多くでているものの、タイプ的にはアメリカ型だと思います。

またクリンチャーの母系はブライアンズタイムにまたまたダンジグという配合であり、完全にアメリカ型ですね

母の父のブライアンズタイムは調子がいいとものすごく強い勝ち方をする馬が多いのですが。調子が悪いと中々立て直せない馬が多く、今回は見送りですね。これはダンジグの血にも言えることです。

ショウナンバッハ

父:ステイゴールド 母の父:サクラバクシンオー

八歳馬ですが、あのキタサンブラックの一つ上のお兄さんになります。

実績的にはGⅢクラスで善戦するぐらいなんですが、頼るとしたらステイゴールドの血しかありません。

ただステイゴールド産駒は激走することが多いとは言っても何でもかんでも穴をあけているタイプなのではなく、これまで大崩れしたことなかった馬が自身に合う初めての条件でたまたま人気していなかったケースというのがほどんどなので、実績的に丸裸になっている現状では厳しいと思いますね。

昔だと大種牡馬ステイゴールドの血を引き弟は名馬なので種牡馬入りしそうな感じもするんですが、はたして今後どうなるかはこのレースしだいでしょうか。馬券に絡むとあり得るかもしれませんね(笑)。

スティッフェリオ

父:ステイゴールド 母の父:Mtoto(バステッド系)

実績のイメージとしてはGⅢで番長タイプのステイゴールド産駒なので、GⅠではノータイムで消したくなる馬です。

ただ、そこは相性の悪い宝塚記念ということもあるんでしょうが、血統が完全にヨーロッパ型で気にはなりますね。

母系はスタミナタイプのバステッドの系統にヨーロッパで成功しているダンジグの中長距離型ケープクロス、三代母の父は種牡馬としては成功しなかったものの名馬として名高いザミンストレルなので、ヨーロッパに連れていくと走りそうな感じもする配合で面白さがあります。

パンパンの良馬場ではGⅠホース相手には厳しいんでしょうが、タフさという面だけで見るとメンバー中随一という配合で消しにくいですね。

穴として狙いに行くのならこの馬だと思いますが、はたしてどうしようか悩みます。

こういう馬は来ないと、”なぜこんな馬を買ったのか自分的に謎”と完全に後悔するんですよね(笑)。

雨が降るとさらに面白くなると思います。

スワーヴリチャード

父:ハーツクライ 母の父:Unbridled’s Song(ファピアノ系)

この馬もキセキやアルアインと同じく高速馬場でこその馬かなという気がしますね。

出走馬の中では一番好きな馬なんですが、なんとなくエリート気質な感じのする馬で、こういった泥臭さが必要なレースではどうかな?という気がしますね。

血統的には母系がアンブライドルズソングにシアトルスルー系という配合でアメリカ型であり、なおかつハーツクライ産駒がこのレースで不振なのがいただけません。

血統上はまったく買えませんが、あと頼みなのは昨年の春に見せた圧倒的な実力ですね。

もちろん実績的に簡単に消してはいけない馬だとは思いますが、条件として良馬場であり外枠以外、これは必須条件でしょう。

 

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ソールインパクト

父:ディープインパクト 母の父:Exchange Rate(ダンジグ系)

昨年末はオーストラリアに遠征していましたが結果はもう一つでした。

前走は目黒記念三着と好走し調子は戻っていそうではあるものの、元々めちゃくちゃ強かった馬というわけでもなく、すでに七歳で上積みは厳しいでしょうね。

母系はダンジグの名前も見えるように完全な北米血統でスピード勝負はできそうなもののタフさには少し欠けるという印象です。

完全に消しですね。

タツゴウゲキ

父:マーベラスサンデー 母の父:シングスピール

昨年の宝塚記念以来の出走となりますが、昨年はブービーの十五着では買えませんね。

血統的には父マーベラスサンデーが宝塚記念を勝つほどのタフさを持ち合わせた馬であり、母系もサドラーズウェルズ系にエタン系ということでマッチはするんですが、さすがに力不足でしょう。

ノーブルマーズ

父:ジャングルポケット 母の父:Silver Hawk(ロベルト系)

昨年の三着馬ですが、ここ最近は大負けはしていないものの詰め切れないレースが続きます。

血統的には父がトニービン直系のジャングルポケットで母系がヨーロッパで実績のあるロベルト系のシルバーホークでありヨーロッパ型となります。

そう考えると昨年の好走も納得なんですが、昨年より出走馬のレベルが高くない+昨年ほど調子がよくないことを考えると少し厳しいかなという印象はあります。

穴としては面白いんですが、最低限内枠に入る必要はありますね。

マカヒキ

父:ディープインパクト 母の父:フレンチデピュティ

ダービーもすでに六歳になってしまいましたが、宝塚記念はどうやら初出走のようです。

ヨーロッパ遠征後の不調から立ち直っているようには感じますが、問題は二エル賞以来三年近く勝っていない点ですね。

こういう馬は勝ち癖を思い出させてあげるほうが先決だと思いますがはたして初めての条件がどうでるかでしょう。

血統は母の父がアメリカ型のフレンチデピュティですが祖母の父は凱旋門賞馬レインボウクエストの系統でありハイブリッド型になります。

またフレンチデピュティ系はストームキャット系に比べると若干頑張れる血統なので、面白いかなとは思えますね。

リスグラシュー

父:ハーツクライ 母の父:American Post(シーバード系)

父がハーツクライは気になるものの母系は20世紀の名馬シーバードの血を引くようにヨーロッパ型で頑張れる血統です。

先日のクイーンエリザベス二世カップもそろそろ調子が落ちてきて怪しいかなとは思っていましたが三着に踏ん張り、これだけトップフォームを保てるのは凄いの一言ですね。

武豊騎手によると中々気難しい馬というリスグラシューですが、レーン騎手が乗ってどうななのか気になりますね。

出遅れて終了というパターンが一番怖いですね(笑)。

ただ、2200mのエリザベス女王杯を制しており、非根幹距離でも実績があります。

2016年の宝塚記念はキタサンブラックが引っ張り外枠のマリアライトが差し切りましたが、今回はキセキがある程度のペースで引っ張りそうなので再現なるでしょうか。

レイデオロ

父:キングカメハメハ 母の父:シンボリクリスエス

母の父シンボリクリスエスはアメリカとヨーロッパの中間型ではあるものの、元々はディープインパクトを出した完全なヨーロッパ型で条件に合います。

唯一の心配と言えば、そろそろ気性的な難しさを出すタイミングといったところでしょうか。

全弟レイエンダが復活したので逆に気になります(笑)。

宝塚記念2019予想

まず本命はレイデオロ。

実績面から力量的には最上位で、勝ちきるとは断言的ないものの一番飛びにくそうなのはやはりこの馬ですね。

次に中距離に限定すると力的にはスワーヴリチャードとリスグラシューが双璧。

もし東京競馬場でやったと仮定して、万が一レイデオロの前にいけるとすればこの両頭なんでしょうが、問題は阪神の2200mという点ですね。

そう考えるとどんな条件でも頑張れるリスグラシューに比べて、タフなレースにイマイチ力を発揮できていないスワーヴリチャードがイマイチ信用ができません。

そして力量的に当然気になるのはエタリオウとキセキですが、エタリオウはこれまで重賞を走った中では血統的に一番合いそうなレースということでプラス評価になります。

問題はキセキですが、僕のイメージだとどうしてもスワーヴリチャードと同じく軽い馬場でこそ力を発揮できるタイプと見て、どうにも信用ができません。アーモンドアイに迫った力は魅力ですが、やっぱり善戦マンの血は覆せそうにないような気がしますね。

他がどうこうというより自分のペースで行って粘りこむスタイルはキタサンブラックに近いものがありますが、そこまでの馬かと言うとまだ信頼はしにくいですね。

あと穴っぽいところで狙うとすれば血統的に不気味なスティッフェリオですね。力があるかどうかは別にして宝塚記念との相性はナンバーワンだと思います。もう一頭血統から狙うとするとノーブルマーズも面白そうですが、両頭ともあくまで三連複の押さえ程度ですね。

最後にメンツを見直して少し気になったのはクリンチャーです。

近走凡走していますが、血統的には本質的に中距離馬だと思います。そう考えると最近のレースは距離が長かっただけという見方もでき、距離短縮が若干不気味に思えます。かつてはアルアインにも勝ったことがありますし、完全に無視するのもどうかなという気がします。

一方アルアインも実績のわりに軽視されているので面白いところなんですが、金鯱賞で詰め切れなかったようにスタミナ的には少し長いような気がしますね。

宝塚記念は他の重賞に比べて距離適性が効いてくるレースなので今回は見送りたいと思います。

馬券的にはレイデオロから行きますが、直感的にはエタリオウがやはり気になりますね。

 

◎ レイデオロ
〇 エタリオウ
▲ リスグラシュー
△ スワーヴリチャード
× キセキ、スティッフェリオ、
超大穴枠 ノーブルマーズ、クリンチャー

今回は脚質的に2016年のメンバー構成と近いので、そうなるとリスグラシュー、レイデオロ、キセキの順に決まるんでしょう。

確かにこの順番だと収まりはいいですね(笑)。

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