高松宮記念2019予想 血統中心に勝ち馬を探る

投稿者: | 2019年3月20日

2019年3月24日(日)に中京競馬場で行われる第49回高松宮記念について予想をしていきたいと思います。

あまり深く考えず予想した直近の三戦が見事的中してくれたので、今回もあまり考えすぎにいきます。

高松宮記念とは

毎年3月に中京競馬で行われるGⅠレースで、芝1200mの条件で行われます。

かつては宝塚記念が終わったあとに中京競馬場で芝2000mの条件で行われる中距離のスーパーGⅡ(GⅡレースの中でも出走馬のレベルが高い)のポジションにあったレースでしたが、1998年からGⅠレースに昇格し、現在の形になりました。

秋に行われるスプリンターズステークス(GⅠ)とならんで1200mで行われるスプリントGⅠの一つですが、時期的なこともあり個人的にはスプリンターズステークスより勝ち馬・出走馬のレベルは少し落ちる印象があります。

ただ、そういった影響もあってか、勝ち馬のタイプはバラエティに富んでおり、様々な系統の種牡馬の産駒が活躍しています。

 

スポンサーリンク


 

過去の傾向

すでに実績のあった馬が強い

大きな特徴としてはあすでにスプリント戦に実績のあった馬が確実に好走している点です。

ロードカナロア(父キングカメハメハ)やカレンチャン(父クロフネ)、キンシャサノキセキ(父フジキセキ)やビリーブ(父サンデーサイレンス)、ファインニードル(父アドマイヤムーン)などが挙げられますが、こういったタイプは相手が何であれほぼ人気に応えておりかなり信頼できます。

共通点としてはスピードの絶対が違う感じですが、そう言えばこのレースで存在感のあまりなかったスプリント戦の実績馬レッドファルクスはタイプ的には少し上の馬たちと異なります。

紛れが少ないレースと言えますが、今回は残念ながらこういった軸になりそうな馬がいません。

アドマイヤムーン産駒の存在感

このレースは他のGⅠレースに比べると様々な種牡馬の産駒が活躍していますが、近年スプリント戦で特に目立つのがアドマイヤムーン産駒の多さです。

すでにスプリント系種牡馬としてはっきりとした傾向を見せているアドマイヤムーン産駒ですが、産駒が初めて出走可能となった2013年から六年間で二勝、二着・三着が各一回とキーとなる種牡馬とも言えます。

ファインニードルは別格としてもハクサンムーンやセイウンコウセイ、ワンスインナムーンなどこのあたりの馬たちの取捨ては馬券的ポイントだったと言えます。

前走などの傾向を見ていると様々で判断のしにくい所なんですが、これらの馬たちが好走する時はなんとなく気配がよかった感じがします。逆に凡走時は陣営からあまり強気のコメントが聞こえてこず、調子が直結する種牡馬といえるかもしれません。

意外と固いレース

個人的な印象なのかもしれませんが、毎年予想が難しいと感じる反面、レースは人気サイドで決着する傾向にあります。

過去十五年間を振り返ると、三着に人気薄が来ることはあるものの、二着までに限定すれば六番人気以下が連対してきたのは五回、七番人気以下まで絞ると二回だけとなります。また一着は2017年にセイウンコウセイが五番人気だった以外は四番人気以上の馬が勝っているという心強いデータがあります。

  • 2015年・・・二着ハクサンムーン(六番人気)
  • 2014年・・・二着スノードラゴン(八番人気)
  • 2010年・・・二着ビービーガルダン(六番人気)
  • 2007年・・・二着ペールギュント(十三番人気)
  • 2005年・・・二着キーランドスワン(六番人気)

人気薄が来るとすれば7枠か8枠

上記の五レースを見ていて気付いたのですが、これらのレースで二着来た馬たちはすべて7枠か8枠です。

特に人気のなかった二頭、ペールギュントとスノードラゴンは8枠ですし、2010年のビービーガルダンも8枠でした。

2015年と2005年のハクサンムーンとキーランドスワンは7枠でしたが、2005年の勝ち馬アドマイヤマックス(四番人気)も8枠だったのはたまたまなんでしょうか。

 

スポンサーリンク


 

登録馬(有力馬)の血統診断と評価

ダノンスマッシュ

父:ロードカナロア 母の父:ハードスパン(Danzig系)

まずは、一番人気が予想される四歳馬ダノンスマッシュです。

父はロードカナロアで母の父がDanzig系の中でも中距離で活躍した一流馬ハードスパン。祖母はアメリカでGⅠ三勝の名牝Hollywood WildcatでRobertoやMr Prospectorがいい位置におりバランスは相当いい部類に入ります。

母系はスプリント戦から中距離まで対応できそうな超一流血統であり、父ロードカナロアは伝説的なスプリンターということは心強いのですが、心配はロードカナロア産駒やハードスパン産駒が思ったより中距離寄りで活躍する馬が多い点です。

キングカメハメハの系統はGⅠになると惜敗することが多いので、ここを勝ちきるようだとロードカナロアという種牡馬のポテンシャルは思っている以上に高いのかもしれませんが、詰め切れず2着、3着というのは十分考えられる血統ではあります。

実績面に関しては、京阪杯(GⅢ、芝1200m)とシルクロードステークス(GⅢ、芝1200m)とスプリント重賞を連勝してきており、1200m以下だと3-1-0-0、1400m以下でも5-2-0-1と、まだ底を見せていませんが、気になるのはこの二戦の相手があまり強くなかった点と1400mで大敗した唯一のレースが今回と同じ中京競馬場だった点ですね。

一番人気はほぼ間違いなく僕もおそらく軸にしますが、まだそこまで信用できる実績ではないので、ここは試金石と見て多少保険はかけておきたいと思います。

モズスーパーフレア

父:Speightstown 母の父:Belong to Me(Danzig系)

次にモズスーパーフレアですが、ダノンスマッシュと血統構成が非常によく似ています。

父系はミスタープロスペクター系種牡馬に父の母の父はStorm Catという配合、母の父はダンジグ系種牡馬でさらにさかのぼると北米系の種牡馬が並ぶのでほぼ同じ形をしています。

ただ、血統構成だけで判断すると、個人的にはモズスーパーフレアのほうが少し落ちるという印象があります。

父スパイツタウンはパワー系のスプリンターを送り出しますが、弱い相手にはしっかり勝つものの大舞台は善戦どまりのゴーンウエスト系らしい血統であり、母の父ビロングトゥミーは同じダンジグ産駒でアメリカの三冠レースで活躍したハードスパンから比べると実績面や底力でどうしても劣ります。

このように全体的にはどうしても底力面で心配なんですが、現在絶好調、相手がそれほど強くないこのレースなら”何とかなる”可能性もありますし、押さえておく必要はありますね。

これが踏ん張りが必要な中山競馬場で行われるスプリンターズステークスなら切りますが、それが何とかなるのが高松宮記念でもあり、今回は人気ほど評価はできないものの入れてはおきます。ただ、あくまで五番手ぐらいの評価です。

レッツゴードンキ

父:キングカメハメハ 母の父:マーベラスサンデー(サンデーサイレンス系)

昨年、一昨年の二着馬ですが、血統面だけを見るとやはり少し距離が足らないという印象を受けますね。

父キングカメハメハが問答無用の万能種牡馬だとしても母系はマーベラスサンデー、ジェイドロバリー、リアルシャダイといずれも決め手やスピードに若干弱点がある種牡馬が並んでおり、詰めの甘さが納得できる配合にはなっています。

六歳の牝馬なので上積みには期待できませんが、レース実績があることなどからやっぱり軽視はできません。

あっさり勝たれても、あっさり負けても納得の実績・配合ではあるんですが、よーく考えてみると一番人気でもおかしくないほどの抜けた実績馬なので買わない理由はないですね。

ナックビーナス

父:ダイワメジャー 母の父:More than Ready(サザンヘイロー系)

サンデーサイレンス系の中でも短い距離を得意とし、アメリカ型種牡馬によくある筋肉質なタイプを送り出すダイワメジャー産駒のナックビーナスです。

母の父モアザンレディはアメリカでも活躍馬を多く送り出すダート・芝兼用のトップ種牡馬ですが、その父サザンヘイローは一時日本でも繋養されていたこともあり、サンデーサイレンスと同じヘイロー産駒です。

さらに母系はアメリカ系の種牡馬で占められており、いかにもアメリカンな配合の馬になります。

ここ二戦はいずれも芝の1200mで二着と好走しているので調子が良さそうには見えますが、個人的には同じアメリカ型配合のモズスーパーフレアにスピード勝負で完全に負けているという見方もでき、勝ち負けは済んでいる馬のようにも感じます。

となると上位人気の馬の中で切るとすればこの馬にはなってきます。

ロジクライ

父:ハーツクライ 母の父:Machavellian(Mr Prospector系)

昨年の富士ステークスはかなりの好メンバーを相手に鮮やかな勝ち方をしたロジクライですが、初のスプリント戦となります。

気になる血統面ですが、父がハーツクライで正直距離は短すぎると思います。

母系はマキャベリアンやダンジグというスプリント種牡馬が割と近くにいるので出走してきたのかもしれませんが、ハーツクライの一流馬も似たような配合で中距離馬や長距離馬に出ているので、この馬だけスプリント戦に対応できるというのもちょっと怪しい気がします。

富士ステークスの激走(個人的には意外だった)や、その勝ち方の割に案外な結果だったその後の三戦も、ハーツクライという種牡馬が長距離や東京競馬場で特に激走してくるようなタイプなので説明ができますが、どうしてもここで勝ち負けするようなイメージが父系の血からはイメージができません。

この馬自身は前が止まらない軽めの馬場状態の時にこそ活きてくる馬だと思いますね。

 

スポンサーリンク


 

中位人気の気になる馬

まずミスターメロディーですが、最近勝ちきれてはいないものの、ちょうど一年前のファルコンステークスでダノンスマッシュとモズスーパーフレアをまとめて負かしており、侮れない一頭ではあります。

心配なのは血統面であり、父Scat Daddyは昨年のアメリカの無敗の三冠馬Justifyを送り出しているものの、日本でこのストームキャットの直系があまり大舞台で強くない点です。母の父がDeputy Ministerで多少勝負強くはなっているでしょうが、こういうアメリカ型配合の馬は極端なレースをされると怖いですね。

外枠で二回凡走しているので、枠は真ん中あたりの枠がいいような気がします。

アレスバローズはディープインパクト産駒の中では珍しい1200mで活躍している馬ですが、母の父トニービンといいスプリント戦のGⅠで勝ち負けするとなるとどうしても厳しいかなという感じがします。ただ大外枠に入って思い切った乗り方ができれば三着ぐらいはあるかな?と思ったり思わなかったりしながらも、ダノンスマッシュに立て続けに負けている馬が逆転できるかというと怪しいですね。

ダイメイプリンセスは実績的にはちょっと足らないのは間違いないんですが、先日亡くなったキングヘイロー産駒ということや、鞍上はM・デムーロということもありロマン枠で買えなくもないですね。スプリンターズステークスは四着ですし、ここまで中位人気で何度も穴をあけており、まったく買えない要素がないわけではありません。

マンカッタンカフェ産駒のデアレガーロは前走京都牝馬Sを勝っていますが、差し馬でスプリント血統でない馬が距離短縮で恩恵を受けるイメージはないですね。ここはハイペースで前が総崩れになった時の三着まででしょう。

ミスターメロディーとともに面白いと感じるのがラブカンプ―です。ここ二戦は2秒以上の大敗が続きますが叩き三走目、昨年は勝ちきれないまでにしてもスプリンターズステークスで二着に入るなど実力を見せており、波乱を起こすとすれば絶好の存在です。

血統的には父ショウナンカンプが同レースを勝っていて距離適性はありますが、若干早熟傾向にありそうなので、このまま凡走続きという姿も見えなくはないのですが(笑)、あと一回ぐらい夢を見てもいいかもしれません。まぁ底力がある血統構成でもないので二着までですが・・・。

下位人気馬

実績面では二年前の同レースの勝ち馬セイウンコウセイ(父アドマイヤムーン)、調子で言えばここ二戦復調あるティーハーフ(父Storming Home)が気になるぐらいですね。

この二頭で言えばティーハーフのほうが面白い感じはします。

予想

◎ ダノンスマッシュ
〇 レッツゴードンキ
▲ ミスターメロディー
△ モズスーパーフレア
× ラブカンプ―
× ティーハーフ
× デアレガーロ
穴 ダイメイプリンセス、ナックビーナス

血統面から言うと、全体的に底力のあるバランスのいい馬は少なく感じ、ダノンスマッシュとレッツゴードンキの印が自然と重たくなった感じです。

ミスターメロディーに関してはまだ馬が若くまだ完全に底を見せていないという点が魅力で期待はしているんですが、日本では大舞台で実績に欠けるストームキャットの直系ということで▲どまりとなります。ただ、GⅠの中では底力がなくても何とかなってしまうのも高松宮記念なので、そのあたりの一発は怖いですね。

モズスーパーフレアに関しては今年になって本来の姿に戻りつつある武豊騎手の人気も少し乗っていると感じ、割引や冷静な判断は必要かなと感じ、印はここまでかな?という感じがします。

あとラブカンプ―やティーハーフ、デアレガーロなどは、今回実績馬らしい実績馬がいないため、過去の実績や調子、血統面から広くカバーしておくのであればこのあたりまでかな?という理由で残しました。

ダイメイプリンセスは最近亡くなったキングヘイロー産駒で実績のある大外枠、そこにデムーロが乗っているということで、ロマン枠としてのピックアップ。

あとはモズスーパーフレアに立て続けに完敗しているナックビーナスは切りたかったんですが、荒れるとしたらここまでは手を拡げておきたいかなという形ですね。

馬券攻略

正直なところ頭があるとしたらダノンスマッシュかレッツゴードンキのどちらかな?という感じもしており、意外と固く収まるのかな?という感じもします。

恐らく荒れるとすればとんでもない組み合わせになりそうな気もするので、そういった時は諦めて、ここはあえて手を拡げずに本命、対抗筋から抑え目の点数で行くのがベターではないかな、というのが僕の結論ですね。

元々気まぐれなミスタープロスペクター系が活躍するレースなので、個人的にはあまり金額はつっこまないほうがいいレースですね。

穴を狙いに行くのなら、血統的にはダノンスマッシュやモズスーパーフレアを消して買うのも一つの手ですね。

スポンサーリンク


 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)