天皇賞・春2019予想と血統分析

投稿者: | 2019年4月26日

「平成」時代最後のGⅠレースもメンバーは少し小粒

2019年4月28日(日)に行われる第159回天皇賞・春の予想と出走馬の血統分析をしていきたいと思います。

今回の天皇賞は何よりも「平成」最後のGⅠレースで注目が集まりますが、ここ最近の流れと同様、ジャパンカップや有馬記念で人気するような最強クラスの馬の参戦も少なく、このレースの歴史を考えると少し寂しいメンバーとなりました。

また”平成の盾男”の異名をとり天皇賞・春を7勝(しかも二着も6回)している武豊騎手が海外(香港)での騎乗のため参戦しないのも少し残念ではありますね。

昨年の予想の反省

実は最近ここでやっている予想はひっそり(笑)と絶好調なんですが、今回もビシッと当てるために昨年のレースの予想を少しだけ振り返ってみたいと思います。

天皇賞・春2018 予想と血統分析

過去の記事はあまり振り返らないんですが、下のような予想をしていたみたいです。

◎ クリンチャー(8)
〇 シュヴァルグラン(11)
▲ サトノクロニクル(10)
△ ガンコ(6)
× ミッキーロケット(1)、レインボーライン(12)
注 トーセンバジル(15)

結果的には二番人気のレインボーライン(×)が勝利し、一番人気シュヴァルグランは(〇)二着、三着に入ったのが四番人気のクリンチャー(◎)でした。

まぁ、×をつけていた九番人気のミッキーロケットも四着に入り、穴馬として注にしていたトーセンバジルも八番人気で六着に入っているので予想としては中々いい所ついていたとは思うんですよね。

クリンチャーも評価としてはあくまで複勝圏内で、ガンコも三番人気は過剰評価としっかり分析できていたと思いますが、結果的に勝ち馬が完全には見えていませんでしたね。

今となっては勝たれて一番納得の血統でしたし、サトノクロニクルやガンコに関しては凡走も予想しながら少し一発のありそうな血統というところで過剰評価でした。

予想のプロセスにGⅠレースに対する格(勝負所でついていけるかや決め手)が足りてなかったように感じます。

今年はこのあたりも含めて予想してきたいと思います。

スポンサーリンク


出走馬の血統分析と評価

チェスナットコート(1枠1番)

父:ハーツクライ 母の父:クロフネ

昨年も出走しており七番人気で五着と好走しましたが、同じ1枠に入りました。

ただ、昨年の同レース以降は海外レースも含めて不振が続きます。脚質的に前に行けないのがやはりネックでしょうし、このあたりがピリッとした結果を残せない原因にも感じます。

血統面に関しては、父ハーツクライのこのレースに対する相性や長距離適性は相当影響力が強いので母の父クロフネというのはまったく心配はありませんが、母の母の父ミスワキも含めて決め手に優れているとは思えず、最後は流れ込むタイプに感じます。

いかに内枠で最短距離を走れるかでしょうが、ストロングポイントはこの3000m以上になると不調でも走ってしまうハーツクライ産駒という点のみで、色々足らない部分は多そうですね。

エタリオウ(2枠2番)

父:ステイゴールド 母の父:Cactus Ridge (Storm Cat系)

これまで連対を外したのが新馬戦と日本ダービーのそれぞれが4着というのみで、一番人気が予想されるのも納得の同馬ですが、問題は一勝しかしていない(1-7-0-2)という点です。

父ステイゴールドばりの善戦ぶりですが、条件戦だろうが重賞だろうが二着というのは、完全にどこかに問題があります。

主戦のデムーロ騎手によるとどうも気性的に難しい面があるようで、”ワンペースの馬”という独特の表現をしています。おそらくゴールドシップのようなタイプで一旦ゴーサインを出すとコントロールが難しくなるタイプだと想像しますが、そうなるとポイントは騎手の腕や作戦に頼ることになりそうです。

問題は最近デムーロ騎手が例年ほどイマイチ乗れていない点ですが、過去に数々のやらかしのあるステイゴールド産駒ですので、悪い結果に転ぶ可能性もゼロとは言えませんね。

血統面で言えばステイゴールドもハーツクライ同様影響力の強いタイプなので身体的なスタミナ面はディープインパクト産駒ほど心配はないのですが、母系はストームキャット系のスプリンターであるカクタスリッジにブロードブラッシュ、さらに三代母の父はダマスカス産駒のプライベートアカウントというアメリカンな配合なので、気性的なスタミナのほうが心配です。

能力は間違いなくあるので軸にするにはこの馬が最適ですが、父ステイゴールドのような見方(疑い方)をしておいたほうがいいのかもしれません。

リッジマン(3枠3番)

父:スウェプトオーヴァーボード 母の父:Caerleon(Nijinsky系)

父スウェプトオーヴァーボードはスプリンター種牡馬ですが、こういった短距離系の種牡馬から長距離馬を得意とする馬がたまに現れます。

特にそれが目立つのが障害レースなんですが、4000m近い距離で行われる障害レースの出走馬などを見ると平地とは全く違って意外と短距離血統の馬などが紛れ込んでいたりします。

理由ははっきりとは分かりませんが、短距離馬特有の前向き過ぎる気性に対して障害がいいアクセントになっていたり、平場にしては遅すぎるペースで逆にかかりにくくなっているのも原因かもしれません。

平場だとステイヤーズステークスやダイヤモンドステークスは極端に遅いペースになりやすいのですが、天皇賞・春や菊花賞などとは完全に別物の流れなので、リッジマンがステイヤーズステークスを勝っているからと言って長距離適性があるとは言いにくいところですね。

血統を見ると父はスプリンター種牡馬。母系はカーリアン×ダマスカス×フォルリという配合でバランス的には悪くないのですが、全体的にアメリカ型の配合で真にスタミナのある血はありません。

こういった血統構成だと、三コーナーからのロングスパートになるような消耗性には弱く、うっかり流れに乗ってついて行いったり、自分から勝ちに行くと足を失うタイプだと思います。

こういう馬はあくまでダラダラと流れるレースのほうが合う感じがします。

ヴォージュ(4枠4番)

父:ナカヤマフェスタ 母の父:タニノギムレット

この馬も格的にはリッジマンクラスではないのでしょうか。正直守備範囲は似ていると思いますし、天皇賞・秋という舞台は少し背伸びしすぎという感じがします。

ただ、リッジマンとは少しタイプが違っていて先方がダラダラとした流れを一瞬の脚で出てくるタイプとすれば、こちらはパワーのいる芝で我が道を進み、周りが勝手につぶれてくれるのを待つタイプだと思いますね。

スピード、決め手という点でも相当厳しいでしょうから、今の京都の馬場というよりも宝塚記念あたりの時期で馬場が湿った舞台がベストだと思います。

血統的には昨年のガンコ(父は同じナカヤマフェスタ)の母系がヨーロッパ型なので我慢もききそうで怖かったのに対して、こちらはタニノギムレット×フジキセキ×クレバートリックでアメリカ型の配合でスプリント系の血(決め手に必要)もなくどうしても中途半端な印象を受けますし、本質的には時計のかかる中距離向きという配合だと思います。

メイショウテッコン(4枠5番)

父:マンハッタンカフェ 母の父:Lemon Drop Kid(Kingmambo系)

前走、エタリオウも出走していた日経賞では残り1000mからのロングスパートという形で逃げ切りました。はたして今回もそううまくいくかというところでしたが、鞍上は武豊騎手が乗れないので代打で福永騎手が乗ってきました。

レースによって結構極端な結果が出ているので非常に取り扱いが難しそうな馬ですが、ハマると強いし人気して負けたりするのはマンハッタンカフェ産駒らしいところですね。

ただこのマンハッタンカフェ産駒ですが、直線一気やハイペースで逃げたりするのを得意とするタイプではなく、日経賞のようなチェンジオブペースやイン差しなどで出し抜くのを得意とするタイプであり、あまり目標とされると良さの活きるタイプではありません。

血統的にもマンハッタンカフェ産駒の本質は中距離にあり、メイショウテッコン自身の母系もスタミナにあふれているかと言うとアメリカ型の少し底力に心配のある配合なので、GⅠではあまり買いたくないタイプですね。

走りからすると個人的に気になる馬だったんですが、こうしてあらためて血統を見てみると推せる馬ではありません。

京都記念や京都大賞典あたりだと面白いとは思うんですが、日経新春杯の大敗も気になりますし、あくまで展開だのみの馬という気がします。

今回は人気サイドに生粋のステイヤーがいませんので、逃げ残りを考えて押さえておきたいところですが、買うと大敗してなぜこの馬を買ったのか後で後悔しそうな感じもするんですよね(笑)。

カフジプリンス(5枠6番)

父:ハーツクライ 母の父:シンボリクリスエス

前走阪神大賞典はシャケトラの二着でハーツクライ産駒ということもあり不気味な存在です。

こういったタイプは僕も押さえておきたくなってしまうんですが、問題は阪神大賞典は離されての二着だっという点なんですよね。あまりにもシャケトラが強すぎました。

シャケトラの死は本当に残念ですが、このレースで二着以下の馬は少し格不足かなと感じさせるレースではありましたよね。

内容としてはやや重という条件で入りが60秒を切ってあとの1000mがそれぞれ63秒台という変則的な感じの流れ込むレースだったんですが、ここで二着に踏ん張れただけという感じがして、他の馬よりはスタミナがあったのかなという程度にしか評価はできません。

血統面に関してはハーツクライ産駒というのは不気味ですし、母系のシンボリクリスエス×シーキングザゴールドというのもバランスとしてはかなりいいと思います。

ただこの馬がカレンミロティックやウインバリアシオンのような馬かというと若干落ちる感じがするんですよね。あくまでGⅢあたりで勝負するタイプに感じますし、通常のOPでも勝ちきれないタイプに感じます。

グローリーヴェイズ(5枠7番)

父:ディープインパクト 母の父:スウェプトオーヴァーボード

菊花賞の予想では面白い存在として三着候補に挙げていたんですが結果は五着とほぼ想像通り。その後も前走の日経新春杯を勝つなど評価はしたいところですが、なんとなく信用できません。

菊花賞の時は母系がメジロラモーヌの血を引くメジロ伝統のスタミナ血統にスウェプトオーヴァーボードがスピード補完されていてそこにディープインパクトが配合されており、血統的スケール感があって面白いと思ったんですが、鞍上がコロコロ変わっているのが気になります。

当初は川田騎手が騎乗予定(騎乗停止により戸崎騎手に乗り変わり)だったようですが、菊花賞で乗っていた福永騎手はメイショウテッコンに武豊騎手の代打として乗っていますし、デムーロ騎手はお手馬エタリオウがいるにしても、将来性があれば福永騎手が乗ってこなかったのはおかしいところですし、難しい天皇賞春ということを考えると二度乗っている浜中騎手のほうが良かったと思うんですよね。

このあたりからそこまで関係者から評価されていないという想像ができますし、日経新春杯もハイペースで前がつぶれただけという展開でそこまでの評価はしにくい部分があります。

また血統面も人気になると若干不安点があり、母の父がスウェプトオーヴァーボードという点です。

正直スタミナ面は牝系がスタミナタイプの出なので心配はしてないのですが、スウェプトオーヴァーボードからレッドファルクスが出てはいるものの、元々は底力に欠けるタイプであり勝負強くはない血です。

こういった血統のタイプは勝負所ではついていけるものの、最後のひと踏ん張りやひと伸びができないので大舞台で弱く、どうしてもハイペースや乱ペースなど特殊なことが起こらない限り、中々勝ちきれないのではないかと思います。

どの馬も不安点はあるのでノーチャンスとは言い切れませんが、そうなると出走馬のレベルが低いのかな?と後で思いそうです。

保険を掛けるとすればメイショウテッコン同様押さえておきたいところですし、馬連でスパッと当てるのなら切りたい一頭です。

スポンサーリンク


 

パフォーマプロミス(6枠8番)

父:ステイゴールド 母の父:タニノギムレット

GⅡ二勝で最近負けたレースもGⅠとマカヒキやダンビュライトが出ていた京都記念というところで穴党からどうも支持されているようですね。

個人的にも気になる一頭なんですが、昨年のレインボーラインのパターンもあるかというとGⅠでの二戦がどうも負けすぎという気もしなくはないですね。

このあたりは狙うと何も起きないステイゴールド産駒というパターンもあるので、買いかぶりも少し気が引けますが、かと言ってグローリーヴェイズやメイショウテッコンに劣るかと言うと差はないと思うんですよね。だから前述の二頭を押さえるのであればこの馬は無視はできません。

血統面を見ると父は言わずもがなのステイゴールドで距離適性は十分。

母系はタニノギムレット×ノーザンダンサー×インリアリティというアメリカ型の配合も、90年台から2000年台に流行った正攻法の配合でありバランスはいいと思います。難点を言えばスプリント系の血がないところで切れ味や現代的な決め手に欠けるところですが、そういった部分はいい言い方をすれば天皇賞・春という舞台であればなんとかなるという見方もできます。

逆に悪い言い方をすれば勝ちきれない配合という感じもするのですが、人気がなければ狙って十分と言い言い方をう配合ではあります。

叔母にオークス馬シルクプリマドンナ(父ブライアンズタイム)がおり母は血統構成も近く、やっぱり穴馬としては面白いのかな?(笑)

ユーキャンスマイル(6枠9番)

父:キングカメハメハ 母の父:ダンスインザダーク

菊花賞三着のあとは万葉ステークス二着をはさんでダイヤモンドステークス(GⅢ)を勝利しています。僕も菊花賞は注意していた一頭ですね。

正直言うと菊花賞に関してはあくまで弱者の競馬に徹しての三着という印象が強かったんですが、万葉ステークスは案の定惜敗しました。

ダイヤモンドステークスも勝利こそしていますが、ラスト1000mは2400mの通過が2分33秒台というとんでもなく遅い流れから、58秒5という上りだけのレースになっているので、スピード勝負の側面が強かったというのは無視できません。

おそらく今回も同じような流れになるとは思いますが、ペースはここまで遅くならないでしょうし、相手強化で同じような走りができるかというとまだ信頼はできませんね。

血統面では母の父にダンスインザダークが構えているのでそんなに3200m自体は心配はなさそうですが、あくまで基本はスピード型の血統なので、自分で動いて行った場合はたして脚がもつかなという心配があります。

血統的な適性距離はクラシックディスタンスだとは思うんですが、わざわざダイヤモンドステークスに出走させてのは、距離が短いと決め手に自信がないのかな?と裏読みしてしまいます。

おそらくペースに関わらず三コーナーの坂上までは我慢する乗り方をするような気がしますね。

フィエールマン(7枠10番)

父:ディープインパクト 母の父:Green Tune(Nijinsky系)

昨年の菊花賞馬ですが、このレースはラスト2Fのラップが10秒台という直線だけの特殊なレースになりました。

僕も血統背景や未知の魅力から押さえておいた馬ではあったんですが、もう一回同じメンバーでやるとはたして勝てたかな?という感じはします。あくまでハマったという印象が強いですね。

前走のAJCC(GⅡ)も休み明けとは言え、勝てばある程度信用はできたんですが、しっかり負けてしまったので、よくいる決め手の鋭いディープインパクト産駒なのかなぁという気もしてきました。

そう考えるとユーキャンスマイルと同様自分で動いていくとどうも不安な感じはしますね。

血統的にはディープインパクトはご存知のように長距離では中距離ほどの結果は残せていませんし、母系もあくまで中距離型の配合で、母の父は昔ほど存在感のないニジンスキーの系統ということで勝ちきれないのでは?という予感もしますね。

ただ、今回はそういった馬ばかりなので、どうなることやらという感じなんですがね(笑)。

ケントオー(7枠11番)

父:ダンスインザダーク 母の父:トウカイテイオー

重賞戦線でも大負けはしていないんですが、ここまでどんなレース内容になっても複勝圏内にもほとんど絡んでないので買えませんね。

血統的には父ダンスインザダークで距離面に関しては安心ですが、母系がトウカイテイオーにブラッシンググルームということで勝負所でついて行けなさそうです。決め手にも欠けますね。

消しです。

クリンチャー(8枠12番)

父:ディープスカイ 母の父:ブライアンズタイム

近走は掲示板を外し続けていますが、前走の日経賞は七着と言っても勝ち馬から0秒1差なのでそれほど悲観する内容ではなかったと思います。

逆に昨年のこのレースの三着馬で京都の長距離では勝ち負けしているということを考えると実は実績的には最上位という見方もできます。

昨年の一着馬がレインボーラインとシュヴァルグランだったので、今回の出走馬より明らかな格上二頭がいないということを考えると軽視はできませんね。

血統的にはアグネスタキオンの血を受け継ぐディープスカイにそれほど遺伝力は感じないのですが、母系はブライアンズタイム×ダンジグという配合で、いい位置にダンジグがいてバランスは悪くは感じません。

決め手に優れたタイプではないのですが、昨年のような強気なレースをされると潜在的なスタミナに欠けるライバル馬たちも最後脚があがる可能性もありますね。

着を狙いに行くよりも勝ちに行く競馬をしてもらいたいところです。

ロードヴァンドール(8枠13番)

父:ダイワメジャー 母の父:Storm Cat

前走阪神大賞典は三着でしたが、あくまで二着以下がちぎられて大半の馬が止まっての三着ということで評価はできませんね。

血統的もアメリカ型のマイル配合なのでタイプとしてはリッジマンと似たようなタイプにはなるでしょう。

あくまでゆっくり行ってジリジリ上がるのが理想であり、大外枠に入ってしまいスタートで勢いをつけてしまうと抑えがきくかなという心配もありますね。

血統的にはバランスのいい配合なんですが、距離適性で言えば一番合わなさそうな馬なので消しです。

予想

土曜日の夜までに変更する可能性はありますが、僕の現時点での予想は以下の通りです。

◎ エタリオウ
〇 クリンチャー
▲ パフォーマプロミス
△ フィエールマン
× ユーキャンスマイル
注 メイショウテッコン

正直なところどの馬も不安点が多すぎるので、逆に手はひろげずに決め打ちしようかと思います。

荒れるとしたら僕の予想にはいれていませんがハーツクライ産駒の二頭がからんでくるのではないのでしょうか。

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)