オークス2020予想 出走馬の血統と寸評

投稿者: | 2020年5月21日

競馬新聞

デアリングタクトの二冠なるか

5月24日(日)に東京競馬場で行われる第81回優駿牝馬(オークス)の予想を行っていきたいと思います。

今年は桜花賞をデアリングタクト(父ディープインパクト)が無敗で制したことにより、オークスとの二冠達成がクローズアップされています。ただ、思いかえしてみるとこの最近は桜花賞とオークスを立て続けに制したのは一昨年のアーモンドアイぐらいです。

十年前ぐらいまでさかのぼるとスティルインラブ(2003年)やブエナビスタ(2009年)、アパパネ(2010年)、ジェンティルドンナ(2012年)と結構出ていたはずなんですが、これもクラシック戦線にディープインパクト産駒が大挙して出走してくることの影響なんでしょうか。気になるところですね。

さて今回は桜花賞の出走馬のうち、二着に入ったレシステンシアがNHKマイルCに向かった以外は軒並み出走を予定しており、リベンジマッチという意味でもかなり気になる戦いです。

また桜花賞が重馬場だったことで力をうまく発揮できなかった馬もいるでしょうしその逆もあるでしょう。

強い馬やニュースターの誕生はいつでも気持ちいいものですが、距離延長による巻き返しがあるのか血統面を中心に見ていきたいと思います。

 

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出走予定馬の血統診断と寸評

デアリングタクト

大物感はあるがスタミナには欠ける

父:エピファネイア 母の父:キングカメハメハ

桜花賞を無敗で制しましたが、わずか三戦目でのGⅠ制覇でした。

桜花賞の時点では、それまで戦ってきた相手が弱かったものの勝ちっぷりが良かったので一応押さえておいたのですが、桜花賞はさらに期待を上回るようなすばらしい勝ちっぷりでした。

ただ問題は馬場が重馬場だった点です。これをどう見るかです。

父がエピファネイアなので基本は馬格を活かした身体能力型のバランスタイプで、主張は強いものの特になにか凄い武器があるというタイプの系統ではありません。母系は一流牝系出身でキングカメハメハ、サンデーサイレンス、ダンジグとスピード能力の高い牝系がエピファネイアのスピードの底上げを行っている配合となっています。

そういった点を考慮すると爆発的な瞬発力やダッシュ力を要求されなかった桜花賞の重馬場はプラスに働いたのではないのでしょうか。

加えて、オークスへの課題は距離が800m伸びてどうかという点です。桜花賞の走りを無視して単純にデアリングタクトの血統表だけで見た印象としてはやはり少し長いのでは?という印象を感じてしまいます。

また、タメて勝負所で抜け出してくるタイプなのでアメリカ型のスピード色の強い母系は一瞬の脚にはすぐているものの、長い直線を伸び続けるほどの血統的根拠には欠けるような気がします。

あとは強い時には条件度外視でめっぽう強いロベルト系というのが頼りですが、個人的にはどうしても馬券の軸に据えにくいタイプですね。

2枠4番ですが、もうちょっとだけ真ん中の枠が欲しかったですね。

ウーマンズハート

適性は抜群も負けすぎ

父:ハーツクライ 母の父:Shamardal

二歳時は鋭い切れ味に高い評価を与えられていた同馬ですが、ここ二戦はチューリップ賞6着、桜花賞16着と敗れています。

血統はゴドルフィングループの生産馬ということもあり世界的に評価の出来る牝系で、母の父であるフランス二冠馬シャマルダル(Shamardal)は日本への相性もよくスピード内在型の血統となります。日本の芝への対応力もある面白い血統だと思います。

さらに牝系をさかのぼっても祖母の父はダンジグの血を引くグリーンデザートで、シャマルダルとともに全体にスピード血統が代を経てクラシックディスタンスをこなしている血がならびます。そういう点ではスタミナの奥に見え隠れするスピード能力はオークスという舞台にかなり合うと思います。

ただ心配な点を挙げると、父ハーツクライは晩成とは言え、東京競馬場で非常に相性のいい種牡馬なのでにオークスに向いている配合ですが、問題はここ二戦が負けすぎなのがやはり気になります。

このまま終わってしまうという馬には思えないのですが、いきなり復活するには舞台が大きすぎる気はしますね。

7枠13番に入りましたが、そう言えば負けた三戦はいずれも右回りであり、完全に見切るのも少し早いかなという気もします。

クラヴァシュドール

オークスへの適性は随一

父:ハーツクライ 母の父:Giant’s Causeway

ハーツクライ産駒ですが、ノーザンファームではなく下河辺牧場の生産馬となります。

スケール感から僕が桜花賞では本命に推していた馬ですが、結果は四着(六番人気)。ただこれまで阪神JF二着、チューリップ賞三着という安定感や、より適性距離になるということを考えてもマイナスということはないと思います。

祖母の姉にはBCディスタフの勝ち馬スペイン(Spain)がおり、母の父はヨーロッパでも結果を残しているストームキャット系の大将格ジャイアンツコーズウェイ(Giant’s Causeway)となります。さらに父ハーツクライということからもオークスというレースへの適性は出走馬中随一だと思います。

祖母の父であるサンダーガルチは直系は日本では活躍しませんでしたが、個人的には母系に入って存在感を放ちはじめると思います。

桜花賞でも結果を残しており、距離適性も抜群で期待できますが、ただハーツクライ産駒のGⅠでのちょい負けスキルは絶大なので結果的には二着~四着なのではないでしょうか(笑)。

1枠2番と極端な枠に入りましたが、デムーロ騎手なら何とかしてくれるでしょう。

チェーンオブラブ

現状は力不足

父:ハーツクライ 母の父:Street Cry

フェアリーSの二着馬ですが、チューリップ賞は9着、桜花賞は11着と振るいませんでした。

今年も存在感を放つノースヒルズの生産馬であり侮れない雰囲気がありますが、東京コースで相性のいいハーツクライ産駒とは言っても少しこの二戦は負けすぎですね。

近親には日本での活躍馬はいないものの、母系はストリートクライ(Street Cry)、プルピット、ダンジグとアメリカの一流種牡馬がつけられており、母系にスピードがあるので不気味ではあります。ただヨーロッパのエッセンスが必要とされるオークスという舞台では、ウーマンズハートやクラヴァシュドールに比べると少しどうかなと思いますね。

ハーツクライ産駒の若駒は本格化する前は少し先行力に欠けるので、秋もしくは来年あたりのほうが面白い気もします。

7枠15番となりましたが、現状外をまわして雄大に伸びてくるとは思えませんね。

ウインマイティ

時計のかかる馬場のほうがいい

父:ゴールドシップ 母の父:カコイーシーズ

忘れな草賞の勝ち馬で三勝馬です。注目のゴールドシップ産駒ですが、牝馬では大将格になりますね。

一族にヘヴンリーロマンスがいる牝系出身ですが、名馬アリダーの血を引くカコイーシーズにロモンド(シアトルスルーの半弟で父はノーザンダンサー)という母系は少し古いかな?という印象です。

カコイーシーズはその父アリダーとともに日本の芝レースで結果を残せなかった種牡馬ですし、どうしても父がゴールドシップなので現代的なスピード感には欠ける牝系というのはパンチ力に欠けます。

ある程度先行して粘れる血統なんでしょうが、トップスピードの面では見劣りしそうな血統なので、やっぱり今の東京コースには合わないと思いますね。

将来的にはもう少し結果を残せるかもしれませんが、やはり本質的にはもう少しタフな馬場のほうがいいタイプでしょう。

4枠7番。好位につけて勝負所で追い出す形になるのでしょうが、できればペースは早くなってもらって我慢比べに持ち込むしかないでしょうね。

ホウオウピースフル

気難しい血統だがオークス向きの配合

父:オルフェーヴル 母の父:キングカメハメハ

ノーザンファーム産でブラストワンピースの半妹です。

父がハービンジャーからオルフェーヴルに変わりましたが東京2400mの適性でいうと若干こっちのほうが上という気がします。

正直なところ前走のフローラSはスピード的に厳しいのでは?と見ていたのですが、2着に入り僕の評価は上がりました。

6着に敗れたクイーンCは距離短縮で初のマイル、そして休み明けというしっかりとした理由もあり、2000mを二回、東京競馬場で三回走っている経験は活きてくると思いますね。

母系にはキングカメハメハ、フジキセキといったかなり気の強い血があるのは不安ですが、さかのぼるとエルグランセニョールの血もあり、タフな末脚勝負には強そうな配合です。

マイルのヨーイドンには向いてないでしょうが、2400mで好位につけていれば何か起こせそうなポテンシャルはありそうです。

3枠5番。あとは折り合い次第でしょうね。

アブレイズ

バランスがいい配合ではないが無敗

父:キズナ 母の父:ジャングルポケット

フラワーカップを十二番人気で制して二戦二勝のアブレイズです。キズナでお馴染みのノースヒルズ産。

近親に日本で特に活躍した馬がいませんが、五代母のコルヴェヤ(Korveya)はヘクタープロテクターやシャンハイ、ボスラシャムなどGⅠホースを何頭も産み出した名牝です。その近親には短距離で活躍した馬が多数並びます。

父キズナはディープインパクトを多少アメリカナイズした感じの種牡馬で、前向きさとパワーを強化した感じになると思いますが、アブレイズの母系は若干スピードによった配合を母の父ジャングルポケットがスタミナ面で支えているような配合になっています。

配合的には全体的に前向きな配合でスピードをベースにしながら勝負所で違いを見せるタイプでしょう。

母系は元々、早い時期から活躍するタイプでタイキシャトルの血も加わっています。おそらくピークは今だと思いますが、まだ速いレースを体験していないのでやはり課題は時計勝負でしょうね。

2枠3番は脚質的にプラスですが、本質的にはトライアル向きな配合とは思います。ただ無敗馬ですし無視するのも少しだけ怖い馬ですね。

フィオリキアリ

パワー型配合で距離も不安

父:キズナ 母の父:Successful Appeal

アネモネS(L)の二着馬で、こちらもノースヒルズ産のキズナ産駒です。

ただアブレイズがジャングルポケットの血があり若干ヨーロッパの血のエッセンスがあるのに対してこちらはインリアリティ系の母の父にミスタープロスペクター系やリボー系のヒズマジェスティなどアメリカのパワー型の要素が強くなっています。

近親に活躍馬がいないということもありますし、アブレイズに比べると距離面に関して心配な配合です。

ダートや時計のかかる馬場でこその馬だと思うので目標は一けた着順でしょう。

7枠14番に入りましたが、外がいいというタイプではないですね。

マルターズディオサ

距離は長いが実績馬

父:キズナ 母の父:Grand Slam

桜花賞で8着に終わりましたが、その前哨戦のチューリップ賞の勝ち馬で、昨年の阪神JFでは二着入った実績馬です。

桜花賞の内容で一気に評価を落とした感がありますが、やはり母の父が早熟なスピードタイプであるグランドスラム、祖母の父も同じくスピードタイプであるスピニングワールドというのが影響しているのでしょうか。

確かにこれだけスピードに片寄った牝系だと、オークスという舞台は長すぎるとは思いますが、それでも大きく負けたのは重馬場だった桜花賞だけという点は見限りにくいですね。

近親に活躍馬もいないので奥行きという面では期待はできませんが、この時期でのスピード性能は侮れず、人気をしないのであれば押さえておいても面白いような気はします。

まぁ、正直距離は長いとおもうんですが、8枠17番と極端な枠に入ったことにより思い切った乗り方をしてくると怖いですね。

 

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デゼル

スーパーホースか単なる評判馬か?

父:ディープインパクト 母の父:Le Havre

スイートピーステークスの勝ち馬で二戦二勝。母がフランス牝馬二冠のアヴニールセルタンで社台ファームの生産ということもあり人気になりそうです。

母がフランスの生産馬であることからも分かるように、母系は完全なヨーロッパ型の配合となっています。母の父ルアーヴル(Le Havre)は少しヨーロッパでもローカル色の強い種牡馬ながらアヴニールセルタンのような大物を何頭か出しており侮れません。

母系をさらにさかのぼるとダルシャーンの血を引くマイラーのマークオブエスティームやマキャヴェリアンなどの血が見られ、ヨーロッパの中ではかなりスピード感のある配合です。

ルワーヴルやマークオブエスティームが元々スタミナや底力のあるブラッシンググルームやシャーリーハイツの血を引いているのでスタミナ面の融通が利きそうなのもいいですね。

いかにもオークス向きでヨーロッパ型の牝系にディープインパクトがつけられているというのは好印象ですが、逆に心配な面をあげるとすれば、ヨーロッパのレースでこの配合を見た時はいかにもフランスで走りそうだなという配合という点ですね。

つまりはヨーロッパ(フランス)向き過ぎる点が心配です。

スイートピーステークスの上り32秒5が評価されてるとは思いますが前走は正味上り3Fだけのレースです。キャリア三戦目で初の2000m以上のレースで1枠1番は簡単にいく条件ではないのですが、いきなりは信頼しにくいですね。

あとフレッシュな状態のほうが好走するディープインパクト産駒で今月二走目というのも気になります。

リアアメリア

仕上がりの早いスピード血統

父:ディープインパクト 母の父:Rockport Harbor

阪神JFの時は一番人気に推されていたほどの馬ですが、二戦続けての大敗ということもり完全に過去の馬になっている同馬です。

母の父がアンブライドルドズソングの血を引いているとは言っても全体的には仕上がりの早いスピード血統ということもあり、二歳戦では能力を見せつけてはいたものの、年が明けて他のライバルたちの成長が追いついてきたという見方は十分できます。

全体的に淡白な母系なので、上積みという面ではやはり厳しいのは間違いないんでしょうが、一つプラス要素を上げるとすれば左回りは1戦1勝なので、もしかして左回りに戻って多少恰好はつくという可能性もなくはないですね。

3枠6番は悪くないものの、しかしながら全体的には少し底力とスタミナに欠けて買えないですね。

スマイルカナ

展開が向けば面白い

父:ディープインパクト 母の父:Distorted Humor

桜花賞は逃げての三着でした。

ただフェアリーSなど三勝しているという実績は評価しているものの、二度ほど7着に負けている点は気になりますね。いずれも阪神と東京の時計のである早い馬場でした。

このあたりの実績ですでに底が割れているという見方もできますが、叔父にはあのエイシンヒカリがいる母系で距離に対するタフさがありそうなのが気になりますね。他の馬に比べると距離延長はプラスに働くのではないのでしょうか。

母の父が先日亡くなったフォーティーナイナーの子供であるディストーティドヒューマーで、さらにストームキャット系×カロという配合で中々クセは強そうな配合ですが、すんなりと逃がすのも怖い底力は持ち合わせている配合です。

理想の展開としてはスローに持ち込んで後ろの馬が追い上げで脚を無くすのが理想ですね。

4枠8番

マジックキャッスル

立ち回りで勝負する血統

父:ディープインパクト 母の父:シンボリクリスエス

1勝馬ながら重賞を連続2着して迎えた桜花賞は二ケタ着順でした。

どうしても追い込み脚質なので馬場状態を考えると仕方のないところですが、オークスではたして後ろから行ってどうにかなるでしょうか。脚質的な部分で心配な馬です。

母ソードマジックは桜花賞三着でしたが、その後重賞を勝つことができませんでした。配合的には母の父シンボリクリスエスというのは、東京2400mだと気性的な面で少し心配ですね。

シンボリクリスエス自身がそうであったようにこのロベルト系の血統は強い時は条件度外視で強い競馬を見せるタイプであり、何か特別なことが抜き出ているタイプではないので、今のところ勝ちきれてない現状から突然、激走するかというとそこまでのパンチがあるようなタイプではないと思います。

祖母の父であるフェアリーキングの血も早熟性とスピード、底力もあっていいのですが、全体的には良くも悪くも能力通りしっかりと走る血統というのが逆に推しにくいですね。

6枠12番といういい枠に入ったものの、これで立ち回りのしやすい脚質だったら買える部分はあったんですがねぇ。

サンクテュエール

馬の実力以外のところが人気に乗っている

父:ディープインパクト 母の父:Canadian Frontier

8枠18番というかなり厳しい枠に入ったサンクテュエールです。

ただこの馬は鞍上がルメールで、藤沢和雄きゅう舎、ノーザンファーム産で兄がハーツクライ産駒としてアメリカのGⅠを勝ったヨシダという買いたくなる要素が沢山ありますね(笑)。

桜花賞の6着があったとは言え、シンザン記念を勝ちアルテミスSもリアアメリアの2着だったという点は実績は十分ですが、心配な面は兄のヨシダがGⅠを勝ちはしたものの、強い相手には完敗していた点ですね。今のところレースの結果は何となくそれを彷彿させるものであり、ごまかしの効きにくいオークスで果たしてどうかな?という気はします。

母の父カナディアンフロンティアはGⅠホースである同馬の母ヒルダズパッションこそ出していますが、他に活躍馬があまりいません。

祖母の父エルプラドもアメリカで成功したサドラーズウェルズ系の種牡馬ですがキトゥンズジョイなど芝の一流種牡馬を出しているとは言ってもダート寄りのメダグリアドーロを出しており、アメリカより日本の馬場が合う牝系かというと少し怪しい感じはしますね。

前に行って我慢できるほどのタフさはなさそうですし、かと言って足をためて爆発的に伸びる血統かというとそうでもないので、大外枠はこの馬にとって非常に難しい枠ですね。

藤沢和雄のオークスに対するこれまでの有力馬と相性などを考えると若干消したくなるタイプです。

インターミッション

スプリント系の血が欲しかった

父:ディープインパクト 母の父:キングカメハメハ

5枠9番。クラヴァシュドールと同じく下河辺牧場の生産馬です。

伯父にダノンシャーク(マイルCS)がいる他、三代母の従兄弟にはあの凱旋門賞馬モンジューなどがいるしっかりとした牝系出身です。

アネモネSを勝って挑んだ桜花賞は13着でしたが距離が伸びて巻き返しがあるのか気になるところですね。

母系はキングカメハメハにカーリアン、シャーリーハイツという配合で少しパワー系に寄った配合です。距離延長というよりもクッションのきいた馬場のほうがいいタイプだと思いますね。

ここまでのレースでは馬場状態が悪い馬場で戦ってきましたが、良馬場で巻き返しがあるかは若干微妙な感じはしますね。

もう少し軽さを感じさせる血が欲しかったところですし、秋のほうが良くなるんじゃないでしょうか。

ミヤマザクラ

単調なスピードタイプ

父:ディープインパクト 母の父:Mr Greeley

桜花賞の5着馬です。前傾ラップだったレースのわりに前に行った馬が残ったレースでしたが、この馬も比較的前にいただけに評価できる1頭だと思います。

ラジオNIKKEI杯2歳Sで敗れたマイラプソディが今一つ伸び悩んでいるのは若干気になるところです、クイーンCではマジックキャッスルを下しています。

伯父にクロフネがいる血統馬ですが、母の父はミスターグリーリーに代わっており、より単調なスピードに特化した母系になっていると思いますね。

距離に関しては2400mは正直長い気がするんですが、結構速いペースでも粘りこめるタイプのようなので、あとは豊マジックでどこまで踏ん張れるかでしょう。

まぁ、ミスターグリーリーの血が入っているので守備範囲以外の距離では粘っても3着が限界、正直なところ掲示板に載れば御の字といったところでしょうか。

5枠10番は好枠も1800mまでの馬だと思います。

リリーピュアハート

切れる脚がないが2400mはベスト

父:ディープインパクト 母の父:Gallileo

社台ファーム産で、兄にはヴァンキッシュ、叔父にはドバイワールドカップで2着、3着がそれぞれ一度あるムブタヒージがいる血統馬です。他にも重賞で活躍した馬が結構いますね。さすがガリレオがつけられているだけはあります。

四戦二勝で前走の忘れな草賞は3着だったようですが、戦績としては兄ヴァンキッシュによく似ていますね。あとは距離延長で若干重厚感のある母系を活かせるかといったところでしょうか。

母系はヨーロッパの中でも重厚な馬場を得意とするガリレオの血を引くので瞬発力勝負には後れを取るとは思いますが、最後までしっかり走れるという点ではオークスの舞台は悪くはないと思います。

母の父ペニカンプは僕が海外競馬に興味を持ちはじめた頃に英2000ギニーを勝ったマイラーで、一応スピードのある血もあります。

もちろん時計はかかったほうがいいタイプなのは間違いないでしょうが、福永騎手が立て続けに乗ってきたという点は少し気になりますね。

6枠11番

ウインマリリン

トライアル向きの配合

父:スクリーンヒーロー 母の父:Fusaichi Pegasus

フローラSの勝ち馬で桜花賞は未出走です。

現在のところ四戦三勝で、これまでの牝馬戦線の主役を張っていた馬たちとは初対戦となるのでそれがどうかという感じですね。

血統を見ると見慣れない牝系だったのですが、調べてみると祖母Shorwonはオーストラリアの生産馬のようです。ただこの牝系で日本で活躍している馬はウインマリリンの半兄であるウインマーレライ(父マツリダゴッホ)がラジオNIKKEI賞を勝ったぐらいです。

母の父フサイチペガサスはケンタッキーダービー馬ではあるもののミスタープロスペクターにダンジグという配合で、とてもじゃないですけど本質的には短距離配合なので距離が持つとは思えません。

まぁ全体的な印象としてはスクリーンヒーローの勝負強さにスピードのエッセンスを母系が与えているという印象で、やはり中距離を持ち前のスピードで押し切るような配合です。フローラSはまさしく条件的にはハマったという感じですね。

母系に目立ったものがないので距離延長や相手強化には、少し頼りないというのが全体的な評価となります。

8枠16番と大外枠に入ってしまいましたが、こういったタイプは逆に内枠のほうが良かったと思うので若干マイナスですね。

 

予想

本命はクラヴァシュドールです!・・・が、勝たないと思います(笑)。ハーツクライ産駒なのでおそらく二着三着じゃないかと思います。

過去のオークスの上位馬をまじまじと見ていたんですが、オークスを勝つような馬はやっぱりサンデーサイレンス系の王道血統に母の父ノーザンダンサー系とか、中距離に最低限対応できつつも底力のある正統派血統が並びます。

そう考えるとデアリングタクトはやはりスタミナ面が心配という印象でいまだに言われるほどの大物なのかな?と個人的には少し疑っています。

そうなると勝つにふさわしい血統なのはオルフェーヴル産駒のホウオウピースフルであったり、母の父は少し重めもガリレオであるリリーピュアハートは好感が持てます。

また少しだけ長いとは感じるものの2000mなら十分通用しそうな母の父がフォーティーナイナー系のスマイルカナは展開面やスピード面を考えるとやはり怖いですね。

デゼルに関しては評価はできるものの、少し人気しすぎな面を個人的には嫌って評価は下げましたが、リリーピュアハートよりはヨーロッパのスピード型ということでやはり無下にはできません。

あと穴枠としてはどうしても東京のハーツクライ産駒は侮りがたく、うっかり好位で折り合ったときのウーマンズハートに注目しています。

全体的には印をつけた馬は半年後もしっかりと走っているだろうという馬たちですが、オークスとはやはりそういうレースであり、そういう血統傾向があると思いますね。

もし予想がまったくかすらないようであれば、キズナ産駒がポイントなのではないのでしょうか。

◎ クラヴァシュドール
〇 ホウオウピースフル
▲ リリーピュアハート
△ スマイルカナ
× デアリングタクト、デゼル
注 ウーマンズハート

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