先週の秋華賞はアーモンドアイ(父ロードカナロア)の勝利に終わり、久しぶりに牝馬三冠を達成する馬がでましたね。キタサンブラック引退後はこれといったスターホースがいなかっただけにニューヒロインの誕生はうれしい限りです。
さて、秋華賞が終わればもちろん次は菊花賞(GⅠ、芝3000m)です。今週の日曜日(2018年10月21日)に京都競馬場でいよいよ牡馬最後の戦いが始まります。
昨年の菊花賞はあり得ないほどの雨で予想もへったくれもないような物凄いレースでしたが、今年は普通の状態(笑)でレースを迎えられそうで何よりです。
しかしながら今年もダービー馬の出走がなく、イマイチ軸には不安な馬が揃っています。
となると血統大好きおじさんの僕の登場というわけですが、はたして今年は菊花賞を制する馬を見つけられるでしょうか。
ちなみに僕の昨年の本命馬はミッキースワロー(6着)で5着のダンビュライトは単穴にしていたものの、四着まで無印という無能ぶりでした(笑)。
まぁ、昨年の馬場だと予想そのものが不可能なんですが、今年はばっちり決めたいと思います。
菊花賞2018の展望
騎手はやはり重要
昔は菊花賞と言えば、三コーナーの坂をいかにゆっくり登ってゆっくり下るかが重要で騎手の腕が問われると言われていました。
トップジョッキーなどのコメントを見ているとこのあたりのレース内容は変わってきているようですが、最近は総合するといかに一周目に馬をエキサイトさせないかが重要ということを聞きますし、やはりこういうことは若いうちは分からなかったということも聞きますね。
となると実績は重要でしょうし、若い騎手だと少し割り引いてとらえておくのも必要なレースかもしれません。
三コーナーからのペースアップについていけるか、また最後まで踏ん張れるか
近年のレースを見ているとほとんどが三コーナーからの一気のペースアップがあります。
正しく消耗戦という表現がぴったりなレースになりますが、そうなるとスピードの持久力に優れたキングカメハメハの系統も侮れませんし、一瞬の脚を武器とするタイプのディープインパクト産駒は少し厳しくなってきますね。
また今年は例年以上に軸として信頼しにくい馬ばかりなので長距離血統や、上り馬も気を付けておく必要を感じます。
出走馬の寸評と血統診断
枠順が決定しているので順番に見ていきたいと思います。
菊花賞の予想はいつも最終的に訳が分からなくなることもあり、独断でポイントをつけて判断材料にもしてみます。
アイトーン
父:キングズベスト 母の父:スペシャルウィーク
皐月賞逃げて9着に敗れた後は少し特殊なローテーションで来ていますね。
血統的には父キングズベストはKingmamboの息子でありながらスタミナのあるタイプなので、母の父スペシャルウィークと相まって距離適性はあると思います。
ただ騎手が国分君なのでぶっ飛ばして逃げそうで、二週目三コーナーですでに手ごたえが怪しくなっているような気がします。
実績:★★ 距離適性:★★★★★ (血統的)底力:★ 騎手:★ 調子(+枠順、展開など):★★
グレイル
父:ハーツクライ 母の父:ロックオブジブラルタル
2歳時の評価から一転皐月賞、日本ダービーなどは展開に恵まれず結果は今一つでした。
しかしながら不気味なのは父ハーツクライという点で、ひと昔前ののリアルシャダイのごとく長距離になると馬が変わる可能性があります。
前走セントライト記念では調子を持ち直している感じもあり、このメンバーなら不気味な感じはしますね。
血統的にはハーツクライ産駒は母の父が短距離系種牡馬で走っていることのほうが多くダンジグ系種牡馬(ロックオブジブラルタル)と言ってもそれほど心配はありませんね。母の母の父がブラッシンググルーム系レインボウクエストにシルバーホークという底力のある配合でバランスも良く、近親には重賞の勝ち馬も多く下地はあります。
シュヴァルグランに似ている配合です。
実績:★★★ 距離適性:★★★★★ 底力:★★★★ 騎手:★★★★ 調子:★★
ブラストワンピース
父:ハービンジャー 母の父:キングカメハメハ
現在5戦4勝。負けたのは日本ダービーの5着のみです。前走は菊花賞を意識して余裕のあるローテンションで挑める新潟記念を選択して古馬を撃破しています。
血統を見ると叔父に菊花賞や天皇賞・春2着のアルナスラインがいるぐらいですが、父はヨーロッパのクラシックディスタンスで実績を残したハービンジャーです。ベストは2400m前後なんでしょうが、ハービンジャー産駒の上級馬に成長する馬は、あまり大崩れがなく今のところ外す理由が見当たりません。
騎手もオルフェーヴルで厳しい重圧をはねのけた経験のある池添君ということで、心配もないでしょう。普通にまわってくれば大崩れはまずないと思います。
実績:★★★★ 距離適性:★★★★ 底力:★★★ 騎手:★★★★ 調子:★★★★
ジェネラーレウーノ
父:スクリーンヒーロー 母の父:ロックオブジブラルタル
セントライト記念の勝ち馬でダービーこそ16着に敗れていますが、重賞二勝馬で実績は上位です。
母系に目をやると、母の父はグレイルと同じ欧州で活躍した短距離馬ロックオブジブラルタル(父デインヒル)で、あとはアメリカのトップ種牡馬であるStorm Cat、Alydar、Nijinskyなどが代々配されています。父スクリーンヒーローも含めて全体的にはスタミナ型というよりもパワー型の中距離配合という印象を受けます。
あと田辺騎手ですが意外と長距離重賞で結果を残せていないみたいなんですよね。牝系も少し地味そうです。
実績:★★★★ 距離適性:★★★ 底力:★★ 騎手:★★★ 調子:★★★
エポカドーロ
父:オルフェーヴル 母の父:フォーティーナイナー
皐月賞馬であり、日本ダービーも2着なので実績としては最上位になりますね。
前走休み明けとなった神戸新聞杯はスタートで出負けして後方からレースを進める展開となりました。僕も後ろから行ってどういう競馬をするかなと注目したんですが、勝負所では勝ったワグネリアンについていけたものの、最後は伸び切れず、位置取りが重要な馬ということがよく分かりました。
血統を見ると父オルフェーヴルは言わずと知れた三冠馬であり、その母の父もメジロマックイーンとスタミナについては基本的に問題のない血です。問題は母系ですが、中距離タイプのフォーティーナイナーにミルリーフ系のシェイディハイツ×ノーザンダンサーという配合。全体的に母系は父系などを活かす身体能力型のタイプなので、決め手やスピードで勝負するタイプではなく、ここ一番でハマって勝つようなタイプに思えますね。
ただ、個人的に一番相性が悪いと思っていた東京競馬場(日本ダービー)で2着に来ており、力はあるのでしょうね。
皐月賞のように逃げ馬の後ろを追走して粘りこむのが理想でしょうが、あとは相手次第という感じはしますね。とりあえずこのレースの主役ではありますが、ビワハヤヒデやメジロマックイーンの時のような、四コーナーでガソリンが残っているような余裕や強さも感じないので、まだまだ信用はおけません。
騎手はトップジョッキーの一人戸崎騎手ですが、調べなおしてみると京都の重賞で四勝しかしていないというデータが気になります。
実績:★★★★★ 距離適性:★★★★ 底力:★★ 騎手:★★★ 調子:★★★★
メイショウテッコン
父:マンハッタンカフェ 母の父:Lemon Drop Kid
実は夏ぐらいから個人的にきになっていた同馬なんですが、菊花賞に向けて詳しくスタッツなどを解析していくと少し怪しく感じてきました。
前走神戸新聞杯はワグネリアンなどを相手に逃げて中々見どころのあるレースでしたが、かなりスローに持ち込んでのものだっただけに逆に2着に来たエタリオウのほうに目がいきましたね。
あと、ブリンカー着用ということで気性的に難しそうですし、逃げるアイトーンとの兼ね合いも心配です。
血統面もマンハッタンカフェ自体は菊花賞を買っているものの基本は中距離タイプ。母系はKingmambo系でアメリカでも産駒が活躍しているLemon Drop Kidの他前向きな気性の短中距離配合ということでタメがきくか怪しいところです。
走りっぷりは何となく気になるんですけど、こういうデータ見ると買えないんですよね。
実績:★★★ 距離適性:★★★ 底力:★ 騎手:★★ 調子:★★★
ユーキャンスマイル
父:キングカメハメハ 母の父:ダンスインザダーク
春は毎日杯と京都新聞杯がいずれも6着と詰め切れないレースが続きましたが、不気味なのはオーナーが金子真人ホールディングスでノーザンファーム出身。鞍上は武豊騎手という点です。また実は晩成傾向になるキングカメハメハというのも気になりますね。あくまで希望的観測ですが、勝たれると一番いやなパターンの馬ですね。
血統は父がキングカメハメハで菊花賞は相性そのものは特別いいわけではありませんね。ただかつて武豊騎手がローズキングダムに乗って二着に来たことはあります。
母系は伯母がオークス2着のチャペルコンサートで母が秋華賞を2着と底力はあります。母の父にダンスインザダークというスタミナに信頼感のある種牡馬がしっかりと居座っており、他は若干スピードよりの配合とバランスは良さそうです。
実績だけがありませんが、ノーチャンスではないと思います。
実績:★★ 距離適性:★★★★ 底力:★★★★ 騎手:★★★★★ 調子:★★★
カフジバンガード
父:ハービンジャー 母の父:サンデーサイレンス
実績的には隣に入ったユーキャンスマイルと変わらないんですが、負けているレースはこちらはちょっと多すぎて底が割れてしまっている印象があります。いくら馬が変わる時期とは言っても重賞の壁に当たっている感じですね。
血統的にもここまでのところハービンジャー産駒の上級馬は早い段階から素質を見せ始めて、順調に古馬になっても活躍するという馬が多いので、過剰な期待は禁物かなという印象を受けます。また母の父がサンデーサイレンスとは言っても非社台系のサンデー牝馬であり、底力にも疑問が残ります。
実績:★★ 距離適性:★★★ 底力:★ 騎手:★★★ 調子:★★★
エタリオウ
父:ステイゴールド 母の父:Cactus Ridge
現在のところ一番人気に支持されているようですが、一勝馬です。青葉賞、神戸新聞杯がいずれも2着でダービーも4着と好走。父ステイゴールドを彷彿とさせる善戦マンぶりですが、こういうタイプは大成するタイプが多いものの、気性的に馬が分かりタイプが多いので、現段階でどこまで騎手の言うことを聞いてくれるかがポイントでしょうね。
父ステイゴールドの牡馬最後(牝馬は一頭だけ2歳にいるようです)の世代にあたり、最後の大物となるか期待されます。
母系はアメリカ色が強くヘネシー産駒のCactus Ridgeが母の父となっており、長距離タイプではないのですが、ステイゴールドにはこういうタイプのほうが合うような気がします。ただ気になるのはヘネシーの系統が若干日本では勝負弱い点です。ほかにも底力のありそうな馬がダマスカスぐらいしか見られず、やっぱり勝ちきれないという可能性も十分考えられますね。
レース後にミルコ・デムーロ騎手が”馬がまだ若い”とか言い出しそうな気がするんですよね・・・。
実績:★★★★ 距離適性:★★★★★ 底力:★★★ 騎手:★★★★★ 調子:★★★
アフリカンゴールド
父:ステイゴールド 母の父:Gone West
一線級との対戦がない三勝馬ですが、ステイゴールド産駒で兄はドバイワールドカップ勝っている一流馬、馬主はあのゴドルフィンとブランド力はタップリの同馬です。
実際にとなりに入ったエタリオウなどと比べると母系がゴーンウエスト×デインヒル×ササフラということでこちらのほうが筋が通っているという印象を受けます。
問題はステイゴールド産駒は走りそうで走らないという馬も多くいるのが問題なんですが、とりあえず無視はできない馬ですね。
実績:★★ 距離適性:★★★★★ 底力:★★★★ 騎手:★★ 調子:★★★
コズミックフォース
父:キングカメハメハ 母の父:ネオユニヴァース
プリンシパルステークスを勝っていましたがさすがにダービーは厳しいと見られており16番人気でした。しかしながら結果はそれを覆しての三着。
先行馬有利だったこともあり、秋になって力は本当にあるのか注目は集まりましたがセントライト記念は7着に敗れています。
キングカメハメハに母阪神JF3着のミクロコスモス(父ネオユニヴァース)という配合ですが、母系にスタミナ色の強い馬がいるわけではなく京都の3000mでは少し推しにくい配合ですね。あくまで中距離向きかなという感じがします。
実績:★★★ 距離適性:★★★ 底力:★★★ 騎手:★★★ 調子:★★★
フィエールマン
父:ディープインパクト 母の父:Green Tune
キャリア二戦で迎えた前走は後方一気のレースでメイショウテッコンの2着でした。まさしく上り馬にふさわしい馬ですね。
有力馬との対戦がなく距離適性が果たしてどうかといったところですが、父ディープインパクト産駒は3000mを超えると活躍しているのはサトノダイヤモンドぐらいになり相性は決してよくありません。しかしながらその全兄であるブラックタイド産駒のキタサンブラックが長距離でも結果を残しているので、即切りとはないませんね。
こういったタイプはあくまでどこまでのスケールになる馬なのかということになります。
母の父はNijinsky系グリーンダンサー産駒のGreen Tuneで母系はフランスの系統のようです。またさかのぼると世界的な活躍馬もあり素性はしっかりしています。
一流馬になるのであれば、もう少し軽めの血が欲しいかなと思いますが、京都の3000mだとこのぐらいでいいのかもしれませんね。
鞍上ルメールなのも不気味ですし、姉は四戦三勝で弟は一戦一勝。何となく怖いですね。
実績:★★★ 距離適性:★★★ 底力:★★★★ 騎手:★★★★★ 調子:★★
タイムフライヤー
父:ハーツクライ 母の父:ブライアンズタイム
昨年ホープフルステークス(GⅠ)を勝った同馬も、今年初戦の若葉ステークスのつまづきから未だ本来の力が戻りません。
休養をへて神戸新聞杯はさすがに見せ場があるかな?と思ったものの、6着に終わっています。
血統的にはハーツクライなので3000mでは浮上してくるのですが、どうしても最近の凡走は精神的なもののような気がして心配です。母の父がブライアンズタイムでスタミナ面や底力に関しては問題はないのですが、かつてナリタブライアンが陥ったスランプに近く、このあたりの血なのかな?と感じてしまいますね。
実績:★★★★ 距離適性:★★★★★ 底力:★★★ 騎手:★★★ 調子:★
グロンディオーズ
父:ルーラーシップ 母の父:サンデーサイレンス
一線級との対戦はありませんが四戦三勝。
母系はフランスの系統でサンデーサイレンスからTop Villle(トップヴィル)につながる配合です。トップヴィルはダンテ系種牡馬として直系は伸びていませんが、凱旋門賞馬モンジューの母の父になるなど母系に入って何とか残っているようです。
父ルーラーシップということからもクラシックディスタンスから長距離までが守備範囲になるでしょう。
前走新潟で勝っており、1分58秒3(上り33秒1)の時計は優秀ですが、この一週間前に大外枠のグローリーヴェイズが1分56秒6というとんでもない時計で勝ってるんですよね・・・。
実績:★★ 距離適性:★★★★★ 底力:★★★ 騎手:★★★★★ 調子:★★★
オウケンムーン
父:オウケンブルースリ 母の父:エリシオ
菊花賞馬オウケンブルースリの数少ない産駒から出てきたオウケンムーンですが、無事菊花賞にも出てきました。実はこれでもノーザンファーム出身です。
共同通信杯を勝った後は、皐月賞、ダービーと頭打ちになっていますが、適正距離でどういった走りをするか注目です。
血統はご存知のようにジャングルポケット産駒の菊花賞馬オウケンブルースリ×エリシオで距離面に不安はなく、問題はやっぱり脚質でしょうね。
菊花賞ではやはり四コーナーの位置取りが重要ですし、決め手鋭いというタイプではないので、何かしらの工夫はいると思います。
実績:★★★ 距離適性:★★★★★ 底力:★★ 騎手:★★★ 調子:★★
ステイフーリッシュ
父:ステイゴールド 母の父:キングカメハメハ
不安定な成績ですが、唯一の京都となった京都新聞杯を勝っているので不気味です。どうも後ろかった行ったときは凡走していうので、できればいいポジションをとって勝負したいところですが、外枠に入ってしまったのは痛かったですね。
近親にグレイルなど活躍馬が多数おり、素性はいいですね。ステイゴールド×キングカメハメハという少し気の強そうな配合が気がかりですが、さらにさかのぼるとシルバーホークなどの名前などもあり、バランスは良さそうです。
血統やこれまでの戦績から総合すると、二線級が揃ったGⅢあたりで活躍するタイプかな?という気もしなくもないですね。ちょっと近いところにノーザンダンサー系の血がないのは気になりました。
実績:★★★ 距離適性:★★★★★ 底力:★★★★ 騎手:★★★ 調子:★★
シャルドネゴールド
父:ステイゴールド 母の父:Lion Heart
重賞実績としては京都新聞杯の4着があるぐらいですが、大崩れがなくいずれ重賞を勝つ日も近いような気がします。毎日杯も京都新聞杯も四番人気だったので力はあるはずです。
母系はアメリカ色が強く母の父がStorm Cat系のLion Heart(ライオンハート)ですが、やっぱりこのあたりにノーザンダンサー系の主力血統があると一本筋が通っているように感じますね。問題は母系の質なんですが、入ってきたばかりの血のようなのでそれほど活躍馬が見当たらず、はたしてどの程度の牝系なのかは分かりません。
ただ繋養しているパカパカファームは重賞級でそこまで活躍馬を頻繁に送り出していないだけに、そこは気になりますね。
実績:★★★ 距離適性:★★★★★ 底力:★★ 騎手:★★ 調子:★★★
グローリーヴェイズ
父:ディープインパクト 母の父:スウェプトオーヴァーボード
京都3000mに対して相性の悪いディープに短い距離が得意なスウェプトオーヴァーボードということで、最初はないかなと思った同馬ですが、血統表を見るとビックリ、お祖母さんはメジロライアン×メジロラモーヌというメジロの夢が詰まった配合でした。ということは潜在的なスタミナは高そうです。
元々この牝系の問題はスピードだったところにスウェプトオーヴァーボードがいるので、弱点は補完されており、そこにディープインパクトがつけられているので、バランス的には非常に良さそうです。
あと前走は新潟で1分56秒6というとんでもない時計で走っていますね。大外に入ってしまったのだけが残念です。
実績:★★★ 距離適性:★★★★ 底力:★★★ 騎手:★★★★ 調子:★★★
菊花賞2018予想
ええと、絞り切れません(笑)。
そのためにポイントを勝手につけてみたわけですが、直接対戦のない馬も多く非常に難しいという印象です。
人気の傾向としては必要以上にステイゴールド産駒が評価されているようなんですが、ここで勝つようだとステイゴールド産駒は超一流になる可能性もあるので、はたしてそこまでの馬がいるかというと怪しい感じがしなくもありません。
エポカドーロもステイゴールドの血を引いているので長距離は得意そうなんですが、母系が少し弱く、イマイチ信用できない部分があります。
馬連までの予想であればフィエールマンまでかなというのが下の予想で、それ以下は三連単まで考えた場合になります。
◎ ブラストワンピース(3)・・・19pt。中距離馬寄りの配合も逆に決め手の部分でプラスに働きそうな予感。
〇 エタリオウ(9)・・・20pt。ここを勝つようだと今後一流馬になる可能性があるものの、脚質、気性的に人気しすぎなのは気になる。
▲ エポカドーロ(5)・・・18pt。思ったより中距離よりの馬の気がする。血統的には奥深さがあるわけではなく、徐々に尻すぼみになっていきそうな気もしなくもない。
△ グロンディオーズ(14)・・・18pt。心配な点は実績と関東馬ということぐらい。サンデーレーシング所有、モレイラ騎乗で怖さはあります。
△ グレイル(2)・・・18pt。近走調子がいいわけではないが、元々の有力馬でやっぱりハーツクライは怖い。
× フィエールマン(12)・・・17pt。切る理由がない。この馬もサンデー系の馬でルメール騎乗。
× グローリーヴェイズ(18)・・・17pt。大外なのが残念。三着までかなという気もします。
× ユーキャンスマイル(7)・・・18pt。点数つけると意外と高くなったものの、良くなるのはもっと先?という気もするし、距離が合うわけではなく、豊マジック次第。
注 アフリカンゴールド(10)・・・16pt。未知の魅力を買うという感じ。ゴドルフィン。
注 ステイフーリッシュ(16)・・・17pt。走りそうでは知らないステイゴールド産駒に見えるんですが、どうも人気しなさ過ぎなので。