賞金総額1000万ドルの超高額レース
今週の週末(2018年4月1日)は日本では大阪杯(GⅠ、阪神競馬場、芝2000m)が開催され、古馬のトップホースがいよいよぶつかるということで好レースが期待されますが、同じ日には海の向こうUAEのドバイで世界高額賞金レースの一つドバイワールドカップが開催されます。
今でこそアメリカのペガサスワールドカップに賞金額では抜かれてしまい、世界最高賞金額のレースという枕詞がなくなってしまいましたが、この日はドバイワールドカップデーとして他にも同様のレースも開催され日本馬もたくさん出走しますね。
そこで簡単にではありますが、血統などを見ながら日本馬が出走するレースの簡単な予想をしてみたいと思います。
なお大阪杯の予想については本ブログで行っていますのでそちらを参照ください。
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ドバイワールドカップ(GⅠ・ダート2000m)
◎ ウエストコースト
〇 ノースアメリカ
▲ フォーエバーアンブライドルド
△ サンダースノー
消 アウォーディー
今回のメインレースですが、本命はやっぱりアメリカのウエストコーストですね。やはり実績面で一つ抜けています。
これまでのレースではこのブログでも取り上げたことのあるガンランナーやアロゲートというとんでもない馬がいただけに、ここは勝っておかなければいけない一戦です。
問題は対抗馬ですが、実績馬タリスマニックはダートでの実績が少なく、また父メダグリアドーロはSadlers Wells系の中ではダートをこなせているものの、これまでの勝ち馬の傾向からMr Prospector系やSeattle Slew系などのイケイケどんどんな血統のほうが相性がいいので厳しいような印象を受けます。
となると今回ドバイ勢の中で最近力を受けてきたDubawi産駒のノースアメリカが浮上してきますし、牝馬で斤量のアドバンテージがあるUnbridled’s Song産駒のフォーエバーアンブライドルドが面白いのではないでしょうか。
アウォーディーに関しては調子どうこうで勝てるようなレースではないので、非常に厳しいでしょう。
ドバイシーマクラシック(GⅠ・芝2410m)
◎ クロスオブスターズ
〇 サトノクラウン
▲ ホークビル
△ レイデオロ
× モズカッチャン
正直なところこのレースは各馬チャンスがあると思いますが、日本から遠征した中でも主役のレイデオロは好走しながら2着か3着じゃないかと思予想します。
このレースを見たことある方ならご存知と思いますが、どちらかと言えばこのドバイシーマクラシックは直線かなりの叩き合いになるのですが、どうしてもこのレイデオロが他の馬と馬体を合せて最後まで伸びるというイメージがないので、そういった展開になれば少し厳しく、それだったら時計のかかるレースではキッチリ走るサトノクラウンのほうが面白い気がします。
レイデオロもあっさり勝つ可能性はありますが、そうなると早めに抜け出すなどがベストなのではないのでしょうか。
これといった馬がいないだけにレースに行って器用なモズカッチャンもチャンスがありそうです。
本命馬クロスオブスターズはDanzig系のSea the Stars(あのGalileoの半弟)産駒ですが、若干詰めが甘そうな血統なのでそこが狙い目ですね。
ドバイターフ(GⅠ・芝1800m)
◎ クロコスミア
〇 ネオリアリズム
▲ モナークスグレン
△ リアルスティール
消 ヴィヴロス
シーマクラシックより可能性がありそうなのがこちらのドバイターフですね。外国馬の実績がなさ過ぎて何がなんだか分かりません(笑)
ドバイターフぐらいになるとヨーロッパ型の叩き合いを経験しているスピード馬が怖いところなんですが、血統などから唯一面白そうなのがFrankel産駒のモナークスグレンですね。鞍上がデットーリというのも気になります。
昨年このレースを制したヴィヴロスは昨年より調子が下がっていると見て、逆に本命は展開面からクロコスミアで対抗はネオリアリズムです。
父ステイゴールドと父ネオユニヴァースということでいずれもこの馬場も合いそうです。
リアルスティールが力関係では一番強いとは思うのですが、休み明けなのとどちらかと言えばパンパンの馬場のほうが良さそうなので評価を下げました。
ゴールデンシャヒーン(GⅠ・ダート1200m)
◎ ロイエイチ
〇 マインドユアビスケッツ
消 マテラスカイ
残念ながら本命馬ロイエイチ意外知りません(笑)し、あまり強い馬いませんが、日本の条件戦を走っていた馬ではやっぱり厳しいでしょう。それぐらい海外のダート競馬は過酷です。
恐らく行った行ったの競馬になるので意外と荒れないと見ているのですがそうなると人気通りに決まりそうですね。