フィリーズレビュー2020の出走予定馬の寸評と血統分析

投稿者: | 2020年3月13日

桜花賞には比較的関連性の低いレース

今週は報知杯フィリーズレビュー(GⅢ)の出走予定馬を見ていきたいと思います。

先週のチューリップ賞は上位人気馬で決まるというレース内容で、さすが桜花賞の前哨戦という印象でしたが、今週のフィリーズレビューも桜花賞トライアルと言っても少し信頼度の低いレースです。

最近の勝ち馬を見ても、ノーワン・プールヴィル(同着)、リバティハイツ、カレクレナイ、ソルヴェイグ、クイーンズリングと言った具合で、クイーンズリングが後にエリザベス女王杯を勝ってるとは言っても、逆にここを勝つような馬は本番では消したくなるというイメージがあります。

そうは言ってもチューリップ賞組で決まっても面白くないので、ここに加わるような馬がいるのか、上位人気馬の血統を中心に少しだけ見ていきたいと思います。

 

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ヤマカツマーメイド

父:ロードカナロア 母の父:グラスワンダー

昨年の阪神JF(GⅠ)の五着馬で実績としては最上位となります。

兄にヤマカツエース(父キングカメハメハ、金鯱賞二回など)、姉にヤマカツグレース(父ハービンジャー、フローラS二着)などがいる血統馬ですが、父がロードカナロアに変わりより短距離に対する適性が高くなっています。

ただ問題は阪神JFが五着、その前走のファンタジーSは四着という点で、こういったタイプは相手なりに走るが勝ちきれないというケースも考えられ、少し信頼しずらいという感じがしますね。

相手次第という面はありますが、枠順次第では危ない人気馬だと思います。

エヴァジョーネ

父:ロードカナロア 母の父:サンデーサイレンス

もう一頭のロードカナロア産駒で1戦1勝です。

新馬戦はダートでの勝利でしたが、生産は社台ファームで三代母はオークス馬シャダイアイバ―ということで血統的に筋が通っており侮れません。

問題は芝が通用するかどうかというよりも、武豊騎手の新馬戦勝ち後のコメントにあった気性的に幼いという点ですね。

穴馬としては面白い一頭です。

アヌラーダプラ

父:キングカメハメハ 母の父:Rahy

枠順確定前の想定人気ではこの馬が一番人気になっています。二戦二勝で迎えた前走フェアリーSは断然の一番人気なら六着でした。

姉に阪神JF四着に入ったディーパワンサ(父ディープインパクト)がおり、母の妹にはリラヴァティ、シンハライトがいるノーザンファーム産の良血馬です。

果たして前走からの巻き返しがあるかという点ですが、出走馬のレベルが高くはないと言っても、関西への初めての遠征ということでこのあたりがどう影響するかという心配があります。

また父キングカメハメハということを考えると前走は負けすぎという感じもして、大成するタイプでもないのかな?という感じもしますね。

この馬も血統的な特徴を考えると人気し過ぎという感じがします。

ケープコッド

父:ダイワメジャー 母の父:Elusive Quality

さぁ出ましたダイワメジャー産駒。

これといった軸馬がいない時は、ロードカナロアやキングカメハメハの人気馬よりも、こういったレースではやはりダイワメジャー産駒のほうに目が行きますね。

出走馬中の唯一の三勝馬ですし、ゴドルフィンの馬というのも面白そうな感じがします。

他馬との兼ね合いでは昨年のファンタジーSではレイステイシアの六着に敗れており、この時の四着馬がヤマカツマーメイドとは0秒2差で、力関係にほとんど差はないと見ます。

パッと見た限り、牝系にそこまで目立った馬がいないようですが、イルーシヴクオリティにストームキャットなどアメリカのそうそうたる種牡馬がつけらえており素性は良さそうです。

ダイワメジャー産駒は極端なスピード勝負はあまり得意ではないのですが、この時期の1400mあたりはまさにピッタリなので、血統上はしっくりとくる一頭です。

あとはあまり極端な枠に行ってほしくはないですね。

カリオストロ

父:エイシンフラッシュ 母の父:フジキセキ

前走は1勝クラスながら五馬身差をつけて逃げ切ったこともあり人気しそうなのがカリオストロです。

勝ちタイムの1分20秒4というのはこの時期の勝ちタイムとしてはかなり優秀ですね。

ただ血統上は近親に目立った活躍馬はいない・・・と思ったら三代母はなんと昨年亡くなった名牝ヒシアマゾンのようです。

父エイシンフラッシュは決して短距離でというタイプではないのでこの馬が勝ち負けしようと思ったら、母の父フジキセキの早熟性を活かしてという感じがしたのですが、死んだ馬の子供は走ると言われているので何となく不気味です。

また父系はヨーロッパ型なので根幹距離よりも非根幹距離の今回のようなレースのほうが合うとは思います。

スプリント系の血には欠けますし、血統的奥行きという面でも物足りませんが、狙うとすればここでしょうね。

マテンロウディーバ

父:ディープインパクト 母の父:Marju

叔父にサトノクラウンがいる良血馬です。

前走同距離で行われた紅梅Sは三着でしたが、おそらくサトノクラウンと同じようにスピード豊富で決め手が鋭いというタイプではないので、この距離で後ろから行ってどうこうなるような感じはしませんね。

血統的にはもうちょっとゆったり行ける距離のほうがいいような気がします。

フィアレストアイル

父ディープインパクト 母の父:ロックオブジブラルタル

ミッキーアイルの全妹です。そう考えると距離的には合うはずです。

前走の1勝クラスでの五着も少し間が空いていたこともあり、変わり身はあるかもしれませんね。

この条件であれば血統的には一番ポテンシャルを感じますし、まだ見限るのは早いと思います。

クーファイザナミ

父:ディープインパクト 母の父:Giant’s Causeway

非ノーザンファーム系の馬で、前々走の紅梅Sを四着と好走はしているものの、前走は1勝クラスを勝つことができず二着でした。

以上のような内容からここは消すタイプのディープインパクト産駒かな?と思ったんですが、血統は世界的な良血です。

三代母のツリーオブナリッジからシアトリカル、タイキブリザードの兄弟がいる他、近親にはパラダイスクリークなど日本でも実績のある海外の有力馬や、GⅠホースが並びます。この馬の兄もアメリカのGⅠを勝っています。

さすがジャイアンツコーズウェイをつけるだけの血統という印象です。

ただ・・・、全体的には少しだけ前のトレンド血統かなという感じもして日本のレースに対応できるような融通の効くスピードには欠けるという気もします。

人気するようだと消したくなる一頭ですが、シュタルケ騎手が乗ってあまり人気をしていないとなると、押さえておくには十分すぎるぐらいの血統背景です。

ただ、こういうタイプは大成しそうで大成しないんですよね。あくまで三着の穴候補まででしょうか。

ちなみにノーザンファームの生産馬ではありません。

パフェムリ

父:ヴィクトワールピサ 母の父:ジャングルポケット

下位人気になりそうですが、ちょっと面白そうなので取り上げます。

近親にそこまで目立った活躍馬がおらず、函館2歳Sの四着以来といおうことで軽視したいところですが、この函館2歳Sの上位三頭はビアンフェ(京王杯2歳S二着、朝日杯FS七着)、タイセイビジョン(京王杯、朝日杯FS二着)、プリンスリターン(シンザン記念二着)といずれも結果を残しており、実は相当レベルが高かったようです。

血統的には将来的に一流馬にまでなるかというと怪しいところですが、相手関係を考えるとスパッと消すわけにはいきません。

父が混戦向きで仕上がりの早いスピードタイプのヴィクトワールピサなのも面白いと思います。

エーポス

父:ジャスタウェイ 母の父:Smart Strike

エルフィンSの四着馬です。初の阪神となりますが、変わり身があるかといったところでしょうか。

血統上は父がジャスタウェイに母の父がスマートストライクで、もう少しピリッとしたいところがほしい配合ですね。

 

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