安田記念2019結果と感想(回顧)

投稿者: | 2019年6月3日

ステイゴールドの牡馬最終世代からGⅠホースが誕生

2019年6月2日に東京競馬場で行われた第69回安田記念(GⅠ、芝1600m)を振り返ってみたいと思います。

勝ったのは福永祐一騎手鞍上の四番人気インディチャンプ(父ステイゴールド)でしたが、予想されたとおり高速馬場を好位で進みそれを活かしての差し切り勝ちで、GⅠ初勝利となりました。

父ステイゴールドはすでに2015年に死亡しており、牡馬では最終世代になる(2016年産として牝馬が一頭だけ存在)のが2015年生まれのインディチャンプなのですが、当たりはずれはあるものの最終世代からもGⅠホースが登場し、リアルタイムでステイゴールドを見ていた世代にとってはなんだかうれしくなりました。

そして今回注目されていたのは、ドバイシーマクラシックを制しすでに世界最高レベルの競走馬となっていたアーモンドアイ(父ロードカナロア)でしたが、外枠のロジクライ(父ハーツクライ)の斜行の影響もあり結果は三着でした。

非常に多くのファンが応援していたと思いますが、今回はその敗戦を中心にしながらレースを振り返ってみたいと思います。

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安田記念2019のレース内容

ロジクライが発想直後に内に切れ込み有力馬が被害を受ける

レースを振り返ってみたいと思いますが、今回はなんといっても大外枠十六番のロジクライの発想直後の斜行がすべてでしょう。

パトロールビデオを見直す限り、六枠十二番のロードクエストまでが影響を受けており、すぐ隣にいた十五番ダノンプレミアムと十三番ペルシアンナイトは馬が大勢を崩すほどの被害を受けておりレースになりませんでした。

またロードクエストとアーモンドアイにしても高速馬場を想定して前に行こうとした矢先の斜行だっただけに三馬身から五馬身程度の不利を受けたことは間違いなくこれがなければ結果は大きく変わったと思います。

ただ、この斜行に関してはロジクライの鞍上の武豊騎手に一日間の騎乗停止というかなり軽い制裁しか与えられおらず、JRAも”馬の逃避”と表現しているように完全にアクシデントに感じます。

YouTubeなど様々な場所で検証が行われているように、二完歩目までは真っすぐでてはいるものの後ろのJRA職員が走り抜けた瞬間に突然馬が内にぶっ飛んでいるので、後ろの人間に驚いたのが原因だと言われていますね。

ネットなどのコメントなどには武豊騎手が年を取ったから反応が遅れたとかいう意見がたまにありますが、あれは完全に回避不能でしょう。超反応しなければ立て直しは無理ですし、某バラエティ番組のロデオゲームで超人的なバランス能力を見せた武豊騎手ですら回避できなかったぐらいの突然の出来事と見るべきでしょう。

横からレースを見ると中々気付きにくいのですが、どのレースでもこういったことは色々な場所で起こっているので、何が起こるのかはゴールするまで分からない、これも競馬と言えるアクシデントでしたね。

最後は位置取りの差が結果につながる

レースの内容に戻ると、ラッキーだったのは内枠の馬でした。

アエロリットは外からプレッシャーをかけてくるはずだったダノンプレミアムやアーモンドアイ、またロジクライなどももしかしたらもっと前に来る可能性がありましたが、結果的により自分のペースで進むことができました。

また他の内枠の馬も予想以上に外から被せれなかったのは想定外だったでしょう。本当に内枠の馬たちにとってはラッキーだったと思います。

アエロリットのの作り出すペースは前半4Fが45秒8(後半は45秒1)、5Fが57秒0だったので決して遅い流れではなかったのですが、前の馬たちは道中スムーズに運べており上位に来た馬はアーモンドアイを除いてすべて好位にいた馬たちになりました。

好位にいた馬で最終的に順位を下げた馬はロジクライ(九着)、ロードクエスト(十二着)、エントシャンデン(十五着)ぐらいなので、ある程度力があれば前にいれば何とかなったレースだったことになります。

本当に位置取りがすべてでしたし、勝ったインディチャンプは好位をうまく活かしたレースでした。

アーモンドアイの敗因は二つ

大本命馬アーモンドアイの敗因を振り返ってみたいと思いますが、まずは斜行の影響でしょうね。普通に出ていれば勝っていたと思われるほどの最後の強襲は見事でした。上り3F32秒4というのももう笑うしかないような数字ですね。

本当に負けて強しの内容でした。

ただ敗因はもう一つあります。それがダノンプレミアムによるブロックですね。

今回上記のJRA発表による動画では分かりにくいのですが、スタートで不利を受けたあとアーモンドアイが内、斜め前あたりをダノンプレミアムが進む形で直線まで並走しています。

おそらくダノンプレミアムの川田騎手も意図してこういうレースをしていたとは思うのですが、ダノンプレミアムが斜め前にいたとこによりアーモンドアイは道中順位を上げていくことができずに、最終的に直線では前が壁になる状態を招いています。

最終的に追い出しが可能になったのが残り300mを切ってからなのでこの追い出しがもうちょっと早ければ簡単に交わせていたでしょうし、実はスタートの出遅れを道中でカバーできなかったのが最終的な敗因だったのではないかと思いますね。

レースの別映像をみると一流騎手どおしで微妙な駆け引きもありこういうのも競馬の面白さですね。

上位馬の着順

一着 インディチャンプ(四番人気) 無印
二着 アエロリット(二番人気) 〇
三着 アーモンドアイ(一番人気) ◎
四着 グァンチャーレ(十三番人気) 無印
五着 サングレーザー(六番人気) 穴

レースの感想

まず今回はロジクライの斜行がレース全体に影響を与えましたが、個人的には前述のとおり”これも競馬”ということで僕的には素直に受け入れています。

というかまともに不利がなくレースが進むなんてことはまずありませんし、今回は騎手が誰であれ避けようのない内容だっただけに仕方がないと思います。

かつての名馬たちは同じような不利や絶望的な位置から突き抜けてきた馬もいるので今回アーモンドアイに運がなかったと見るべきでしょうね。

逆にインディチャンプは運も含めてすべてがはまったレースであり、筋書きのないスポーツとしての面白さも見えたレースだったと思います。

ただ今回アーモンドアイの出遅れは

(* ̄- ̄)ふ~ん

という感じで(斜行があったことは分からないので)まぁ直線盛り返してくるだろうと思って比較的冷静に見てたんですが、直線でグァンチャーレの名前が出た時は、予想段階で前目につけていると何となく嫌な馬だと思っていた馬だったので一瞬ヒヤリとしましたね(笑)。

逆にサングレーザーなんかはなぜか馬券に絡まず最後は届かないという妙な自信を持って見ていましたし、またアエロリット嬢は直線入り口で残るのは分かるぐらいの余裕を感じました。

馬券はなぜか三連複で当たる

次に予想なんですが、勝ち馬に印をつけていませんでしたが、なぜか馬券は三連複でしっかりと取れました(笑)。

◎ アーモンドアイ
〇 アエロリット
▲ モズアスコット
△ ステルヴィオ
× ダノンプレミアム
× ロジクライ
穴 スマートオーディン、フィアーノロマーノ、サングレーザー

今回予想ページには書いたかもしれませんが、とりあえずアーモンドアイが一番突き抜けていて、二番手にアエロリット、三番手は横並びの評価だったので、三連複で三番手をどうするかを最後まで悩みました。

またアーモンドアイは三着は外さないだろうし、アエロリットも最悪四着だろうからあとの一頭、二頭を絞り込むという買い方だったんですが、どうも最後の最後になってタフさという面でステイゴールド産駒のインディチャンプが気になりアーモンドアイとアエロリットの二軸から少ない目で流すことができました。

やっぱりタフさが鍵だったんですが、予想段階からするとロジクライやスマートオーディン、フィアーノロマーノ、サングレーザーは馬券から外しました。ダノンプレミアムも外そうか悩んだんですが、やっぱり強い馬なので切ることはできなかったですね。

予想の側面から言うと今回は強いと分かっている馬と速いと分かっている馬がいたということで軸が決めやすく当てやすいレースではありましたね。

 

有力馬・人気馬の寸評と評価

インディチャンプ (一着)

この馬に関してはステイゴールドの牡馬がマイルだと活躍していないということで予想段階では軽視していた、早めに見切り過ぎていたんですが、最後は直感でステイゴールドのタフさが気になりなんとか馬券にすることはできました。

ただ、今回の勝ちは少し恵まれていたりハマった感もあると思いますので、ステイゴールド産駒の超大物とまでの評価はいきませんね。

今後は冷静な買い方は必要でしょうが、血統的には2000mぐらいなら十分こなしてくるでしょう。

また血統面から見ると休み明けは信用できないので馬体重などは参考にすべきでしょうね。

アエロリット (二着)

僕も好きな一頭なんですが、やはり速く、高速馬場は大得意な馬でしたね。能力通りの走りで強かったと思います。

ただ、今後はどのレースを選んでくるかは分かりませんが今回以上の条件の合う舞台は中々ないでしょうね。

個人的には無事なまま引退してほしいので、無理して使わないで欲しい馬です。

アーモンドアイ (三着)

負けて強しの内容でした。

どうも夏は休養に入り、天皇賞秋、香港あたりのレースを使うと予想されていますが、夏休ませるぐらいであればやっぱりヨーロッパかブリーダーズカップあたりを狙ってみて欲しかったですね。ただ国内であればまず凡走はしないでしょう。

どうしてもクラブ所有馬なので賞金を稼がないといけないんでしょうが、日本馬初の快挙を見たかったですね。

グァンチャーレ (四着)

三連複の流す最後の一頭を悩んでいる時にインディチャンプとともに何となくこわかったのがスクリーンヒーロー産駒のグァンチャーレなんですが、やっぱり怖かったスクリーンヒーロー産駒でした(笑)。

父スクリーンヒーローの時もよく分からん馬だなとは思っていたんですが、やっぱりよく分からない馬ですね。

恐らく能力的には流れ込むタイプの馬なので、こういった勢いで粘りこむ馬場がねらい目でしょう。

次走はメンバーが格下になって人気になりそうだと消してうま味のありそうな感じはします。

サングレーザー (五着)

どうもスタート時点で少しかかったのが最後に響いたというようなコメントを見ましたが、正直距離が短かったのも影響したのでしょう。スペシャリスト相手では力負けなんではないのでしょうか。

この馬自身も32秒9では上がっているので相手が弱くなるか距離が延びるのを待ちましょう。

印象としては何となく似たような配合(ディープインパクト×デピュティミニスター系)のマカヒキと同じような負け方ですね。

モズアスコット (六着)

正直なところ六着というのは思ったよりいい着順でした。

もしかしたら燃えつきかな?とは思ったんですが、今思うと近走の不振はそれほど強い馬ではなかったという可能性も考えられますね。

厳密に言えば時計的な限界もあったとは思います。

それほど着差もありませんし、恐らくこういうタイプは相手が弱くなればしっかり走ってくるとは思いますね。

ダノンプレミアム (十六着)

レース後下馬した時は焦りましたが、何もなかったようでひとまずは安心です。

ただ騎手が違和感を感じたのは間違いないでしょうから、どこかしらに身体的トラブルを抱えている可能性はあるので、しばらくは様子見でしょう。

レースは不利がなければもうちょっと前に行けていたとは思いますが、実際32秒台で上がった馬が何頭かおり、外を回してなんとかなっただろうか?とは思いますね。

やっぱりスローもしくはミドルからの抜け出しがベストな形だと思うのでマイルチャンピオンシップあたりがベストでしょう。

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