ヴィクトリアマイル2019回顧

ついにマイル戦も1分30秒台の時代か

2019年5月12日に東京競馬場で行われた第14回ヴィクトリアマイル(GⅠ、芝1600m、古馬牝馬限定)を振り返っていきたいと思います。

勝ったのはご存知の方も多いようにオーストラリアから短期免許で来日中のD・レーン騎手鞍上の五番人気ノームコア(父ハービンジャー)でしたが、何と言っても驚きは1分30秒5という勝ちタイムでした。

もちろん1600mの日本レコード(従来の記録は平成24年にレオアクティブが中山競馬場で記録した1分30秒7)であり、世界レコード(※)でもあったわけですが、前日に行われた京王杯スプリングカップ(GⅡ)でも1分19秒4というコースレコードで決着していたとは言え、とんでもない時計での決着でした。

僕も時計が速くなるとは見ていたものの1分31秒台後半から遅くても1分32秒台前半と見ていたのですが、それを上回るタイムだったということでこのあたりが予想に若干影響を及ぼしたのではないか、と最初に言い訳をしておきます(笑)。

※ 1600mでの世界レコードとなりますが、海外では1マイル=約1609mでレースが行われており若干距離が異なります。1マイルでの世界レコードは2010年にマンデュラーが記録した1分31秒23だと言われています。

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レース内容

今回のレコード決着ですが、やはりポイントは逃げた二番人気アエロリットでしょう。

 

僕が本命馬(◎)に推していたアエロリットだったんですが・・・

 

一応僕の頭の中でのシナリオでは高速馬場なのでおそらく前半は58秒前後で入り、上りも馬場が軽いのでばてることなく最後は33秒7あたりでまとめて1分31秒台後半で逃げ切るか、先行して押し切るというものでした。

ところがどっこい800m通過タイムが44秒8、1000m通過が56秒1

 

 

ヨコテンよ、お前は何をやっているんだ・・・
(※ヨコテン:横山典弘騎手)

 

 

僕も含めてアエロリットの馬券を握りしめていたファンの方は同じ思いだったでしょう。いくらアエロリットが速いペースで逃げて粘りこむのを得意戦法にしているのも、このペースは早すぎますね。

また二番手、三番手でもいい馬だっただけに、追走馬を二馬身も離して逃げる理由が今一つ謎でした。まさかレコードを出すためのラビット(ペースメーカー)だったわけではなかったでしょうが、結果的に五着に粘れているので、なぜあんなペースで行ったのかは説明してほしいところです。

このアエロリットのせいで割を喰ったのがアマルフィコーストやミッキーチャームでしたね。

アマルフィコーストは一枠ということもあり逃げたかったようですがハナを叩かれる形になり、ミッキーチャームやソウルスターリングなどは最初少しかかったとは言っても脚をためる場所が作れませんでした。

そんなこともありベストな位置取りだったのが中団より少し前目の集団でしたが、騎手も前が止まらないのは織り込み済みだったことでしょう。

クロコスミアやラッキーライラック、カンタービレ、ノームコア、レッドオルガがこの位置取りでしたが、最終的にこの位置にいた頭のうち二頭が馬券に絡みました。

この位置にいたノームコアのラップタイムを逆算すると上り33秒2なので1000mの通過は57秒3になりますが、こうして数字を見ると決して楽をしていたわけでもなく、能力の高さが分かりますね。後方から飛んできたプリモシーン以外は同じかこれより速いラップを刻んで残っているので、上位馬の能力は相当高かったということでしょうね。

(だからこそアエロリットはもうちょっと自重してほしかった・・・)

ノームコア (一着) 〇

父:ハービンジャー 母の父:クロフネ

母系のスピードの血が今回の馬場向きと見て、僕が対抗(〇)に推していた馬ですが、期待どおりの走りをしてくれました。

まさしく想定通りという展開でしたが、アエロリットがあと0秒5程度抑えてくれていたらこの馬やラッキーライッラクあたりももうちょっと踏ん張れたでしょうし、少しハマった感もありますね。

この馬はハービンジャー産駒ですが、この馬の産駒がGⅠを勝つパターンはやっぱりこういった複合的な要素が絡んだここ一番という時なんでしょう。

あとレーン騎手は冷静な騎乗でお見事でしたし、騎乗停止のルメール騎手のオークスやダービー代役としては十分ですね。

プリモシーン (二着) 無印

父:ディープインパクト 母の父:Fantastic Rock

中位から飛んできたのはこの馬だけだったのでかなりの決め手があるのは間違いないでしょう。

今回は追い出しが他の馬より遅い感じでしたが、ペースが速かったのでこの判断は理解できます。

前が止まらなかったのは結果論だと思いますが、敗因は結局位置取りでしょう。ここを解決しないと似たような善戦を繰り返しそうな気がします。

今回無印にしたのはスタミナ面が心配だったので、前にとりつくまではできるけどそこで止まりそうな気がしたのですが、馬場が軽くスプリント戦のようなレース内容だったのが好走の理由だと思います。

クロコスミア (三着) 無印

父:ステイゴールド 母の父:ボストンハーバー

この馬も無印だったんですが、プリモシーンが比較論で結果的に無印だったのとは違い、完全にステイゴールドの種牡馬としての能力をなめてましたね。

いやはや競り合いになると本当に粘り強いですし、持久力の戦いになると本領を発揮しますね。

この馬に関しては展開に多少助けられた部分はあると思いますが、小さな牧場出身ですしそろそろ引退でしょうか。

ラッキーライラック (四着) ▲

父:オルフェーヴル 母の父:Flower Alley

やはり前走の凡走は位置取りだったようですね。天才少女は力を示したと思います。

今回は先行馬が多くもうひと踏ん張りのレースになったのが敗因ですが、メンバー次第、距離延長などでも巻き返しは十分ありそうですね。

ただ、戦前の予想どおりこれから勝ちきれないレースが多くなってくるかもしれませんね。

ライバルたちと違いを見せる何かがあと一つほしいですね。

アエロリット (五着) ◎

父:クロフネ 母の父:ネオユニヴァース

もうこれは負けて強しの内容でしょう。56秒台で行ってしっかり踏ん張れているので展開が向かなかっただけです。

個人的にはもう引退してもいいとは思うんですが、今年も走るんでしょうか。

血統的にいい子供を出しそうなんで期待しているんですが・・・。

ミッキーチャーム (七着) △

父:ディープインパクト 母の父:Dansili

正直アエロリットの暴走に一番割を喰った感じの馬ですね、アエロリットやアマルフィコーストはどちらかと言えばワンペースタイプの走りをしたいタイプなんでしょうが、こういった息の入れる場所がないようなレースは血統的に向いていなかったのでしょう。

十分次走は巻き返して来ると思いますし、少し落ちつける展開やや距離のほうがいいでしょう。

 

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