宝塚記念2019結果と感想(回顧)

投稿者: | 2019年6月24日

先日(2019年6月23日)、阪神競馬場で行われた第60回宝塚記念(GⅠ、芝、内回り2000m)を振り返ってみたいと思います。

レースを制したのは三番人気の牝馬リスグラシューでしたが、牝馬による同レースの勝利は2016年のマリアライト以来となり、牝馬にとっては四頭目となる宝塚記念の勝利となりました。

今回は2014年生まれのクラシックホース三頭(アルアイン、レイデオロ、キセキ)が勢ぞろいし、さらに同い年のスワーヴリチャードやクリンチャー、さらには一つ上のダービー馬マカヒキなども参戦するなど最近にしてはかなりレベルの高いレースでしたが、その中での勝利となり、非常に価値の高い勝利だったと思います。

今回も各馬の関係者のコメントやレースを見ながら、おさらいをしてみます。

 

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宝塚記念2019のレース内容とポイント

キセキらしいレース運びとそれに逆らえなかった他陣営

まずレースを振り返るとレースを作ったのはやはり1枠1番最内枠のキセキ(父ルーラーシップ)でした。

1000mの通過は60秒ちょうどということで、比較的時計のかかる傾向のある宝塚記念ということを考えると平均的なぺースだったと言えますね。

比較的速いペースで行って粘りこむのを武器にしているキセキですが、この馬自体が後半の1000mを59秒4でまとめていることを考えるとベストに近いレース運びだったと思います。

ただ、前後半のラップ差が0秒6しかないので、勝つならあと0秒5ぐらい落としたかったところですが、これはリスグラシューが来ていたので仕方のなかったことでしょう。

ここで問題だったのはリスグラシュー以外の陣営が比較的自分の競馬に徹していた点でしょうか。

前に行って簡単に止まらないキセキ相手にはたしてどうやって勝つつもりだったのかこのあたりは疑問で、アルアイン、スティッフェリオ、エタリオウなどはレース前半で勝負が決まってしまったという印象がありますね。

後ろからレースを進めた馬にも色々思惑があったのかもしれませんが、特に追い込みが決まりにくいレースということを考えると、それぞれに何かしらの弱みや不安要素を抱えていたのかもしれませんね。

しかしながらほぼ平均ペースで行って二着に粘ったキセキはさすがのレースぶりでした。

多くの陣営から敗因に挙げた”ぬかるんだ”馬場状態

今回結果がもっとも意外だったのがレイデオロでしょうか。

僕も安定感や能力を考えて本命に指名した馬だったんですが、見せ場のない五着でした。

終始アルアインの後ろを進み、最終コーナーでもインコースを回ってきましが、アルアインさえかわすことができずに五着死守がやっとという結果で、これまでのキャリアの中では一番見どころがなく、ルメール騎手は馬場状態を敗因に挙げていました。

他にも後方からレースを進めたマカヒキ陣営からも同様のコメントが出ており、良馬場とは言え少しスリッピーな馬場だったことが分かります。

しかしですね、超一流馬であればこれぐらいのことは乗り越えてきた馬も多いので、思った以上にデリケートな馬が多かったのかなと感じますね。

強い勝ち方だったリスグラシュー

そして今回最大の驚きだったのはやはり紅一点のリスグラシューでしょう。

個人的には海外での走りからタフさを持っていると感じての▲の指定だったのですが、直線で掛かったかと思わせるほどの行きっぷりで、そのまま押し切ってしまいました。

僕としてはある程度先行はするとは思っていたんですがもちろんポジションはもうちょっと後ろを想像していました。

そこから牡馬を指し切るとなると少し厳しいのかなというのが戦前の見立てだったんですが、その心配を解消するような先行策で、結果的にこの”横綱相撲”がハマった形になりました。

ただ、このやり方は力がないとできないレースですので、思った以上にスタミナと持続力があることは再認識できましたね。

これまでどちらかと言えば一瞬の切れに光るものを感じさせた同馬ですが、レーン騎手は過去映像から持続力を武器と見ていたみたいでこの判断はさすがというレースでしたね。

終わってみればハーツクライ産駒がたまにGⅠで激走するときのレース内容で、今後の海外挑戦の声が聞こえるのも納得ですね。

最終的にラスト3Fを35秒台で走れたのは上位三頭のリスグラシュー、キセキ、スワーヴリチャードと最後少しだけ詰めてきたショウナンバッハだけだったようですが、終わってみればなんえことはない消耗戦のようなレースになってしまいましたね。

もしかしたら今回のレース条件であれば海外レースでの実績なんかは結構参考になった可能性もあり、。ウインブライトなんかが出てれば面白かったのかもしれません。

上位馬・人気馬の寸評

リスグラシュー (一着)

これまでの煮え切らないレースは何だったかと思わせるほどの強い勝ち方でした。

これもおそらくしがらみにとらわれることなく乗れる外国人騎手だったのがポイントではあったでしょう。

ハーツクライに母系はゴリゴリのヨーロッパ型(シーバード系×ミルリーフ系)ということで印は重め(▲)にしましたが、もしかしたら元々こういったタフな馬場向けの馬だったのかもしれませんね。

それを能力でカバーしていただけということで、イメージとしてはなんだか現代のステイゴールドぽい馬なのかもしれません。

だから繁殖入りしたらいい子供をだしてくれそうなんですが、年内残り数戦だと思いますが無事に走って引退してほしいですね。

キセキ (二着)

僕の評価では×で押さえてはいたんですが、一番人気に支持されていたようにやっぱり力はありますね。

僕はいつもこの馬を過小評価してしまいがちなんですが、今回はっきりとわかったことがあります。

それはズバリ

 

キタサンブラック > キセキ >ルーラーシップ

 

このイメージで買うといいだけなのかもしれません。

キタサンブラックほど先行して粘りこむ力はないものの、父親のルーラーシップよりは頑張れれる。ボンボンの息子は意外とたくましいということなのでしょう。

あとは何戦走ってくれるかだけでしょうが、この馬が出てくるレースは買いやすくなりそうです。

スワーヴリチャード (三着)

個人的には出走馬中一番好きな馬で応援していました。

ただ当初は▲評価だったものの、母系がアメリカ血統ということもあって冷静になり最終的に△印に下げて正解でした。

そしてこの馬も今回でキセキとともによく分かったことがあります。

 

 

実はそんなに強くない・・・

 

これでしょうね。

シュヴァルグランよりスピードはあるので強くなるとは思ってたんですが、やっぱりタフな流れで四コーナー外をぶん回して何とかなる馬ではないですね。

長くいい脚を使えないのが難点で、結局スローペース向きだと思います。

少し弱い相手に一瞬の脚でスッと差を拡げて粘りこむタイプの馬でGⅡ番長タイプというのが残念ながらはっきりしました。

アルアイン (四着)

今回は先行してそのままの流れで四着に残ったというようなレースぶりでした。

僕は戦績や血統面から少し距離が長いかな?と見ていたんですが、騎手も同様のコメントをしていました。

自信の無印だったんですが、なぜかこの馬との馬券の相性は抜群です(笑)。

少し昔の馬になりますが、僕的にはジェニュイン(サンデーサイレンス産駒で皐月賞とマイルCSを勝った)のイメージで見ています。

こういう具合に過去の馬に合わせてイメージしておくと馬券は買いやすいと思います。

あくまで軽めの馬場を内からスッと伸びてくるタイプの馬でしょう。距離限界はある馬だと思います。

レイデオロ (五着)

今回の結果は本命(◎)指名していただけに非常にガッカリしました。

ここまで見せ場がないのかなと思ってしまいましたが、思った以上に温室育ちだったのかもしれませんね。

やはり時計の出る東京コース以外では少し割り引いて見ておいたほうがいいのかもしれません。

あと少し心配なのはかつてのローズキングダムのように燃え尽きていないかが心配ですね。

気性的には難しさを抱えている血統なので、次のレース結果が芳しくないようだとこの心配がでてきます。

スティッフェリオ (七着)

能力的には一流半も、血統的なレースの相性は抜群と見て押さえ(×)指名していた同馬ですが、やっぱり来そうでこないステイゴールド産駒でしたね(笑)。

この馬のようにGⅠで1秒以上負けている実績のあるステイゴールド産駒は絶好調時以外は手をだしてはいけないということです。

やっぱりGⅢまでの馬なんでしょうね。

クリンチャー (八着)

三歳秋から四歳の春は力を示していただけに、タフな馬場でもしかしたら一発やってくれるのでは?と思っていた方も多いでしょう。

僕も直前に少し怖くなって買い足してしまいました(笑)。

ただ騎手のレース後のコメント見ると論外というか、”前のように少し行く気になってくれるようになった”という趣旨のコメントしており、

 

まだその段階なんかーい!

 

とツッコんでしまいましたね(笑)。

このメンツでこの順位だとそこまでは悪くはないんでしょうが、さすがに相手が悪すぎたんでしょうね。

とりあえずリステッドなど自己条件から始めたほうがいいような気がしますね。

エタリオウ (九着)

横山典騎手なので”何かやらかしてくれる”と期待してたんですが、まったく見せ場がありませんでした。

押しても馬が進まなかったということで、天皇賞春の疲れが指摘されていましたが、こればかりは仕方がありませんね。

一回リセットしてからということでしょうが、ステイゴールド産駒なので休み明けは負けるでしょうし、馬券的には狙い目と見ます。

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