桜花賞2019回顧

投稿者: | 2019年4月8日

グランアレグリアが111日ぶりの休み明けをものともせず圧勝

2019年4月7日に阪神競馬場で行われた第79回桜花賞(GⅠ、芝1,600、外回り)はC・ルメール騎手騎乗の二番人気グランアレグリアが制しました。

勝ちタイムの1分32秒7は昨年アーモンドアイが記録した桜花賞レコード1分33秒1をさらに0秒4更新するものであり、自ら先行して押し切るなど非常に強い内容でした。

一番人気の川田騎手騎乗のダノンファンタジーは直線で追い込んできたものの、前にいった馬も止まらず馬券圏内を外す四着。

桜花賞にしてはペースが若干遅かったものの、どスローとは言えない中で出走馬のうち四頭が上がり3F33秒0以下を記録するなど、内容としては非常に面白いものでしたし、非常に上位馬達のレベルは高いものに感じました。

そこで今回はオークスなどに向けてレースを振り返りながら出走馬達の今後を考えてみたいと思います。

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グランアレグリア (1着)

強い内容も一年後も活躍しているかは?

自分で先行してそのまま押し切るという非常に強い勝ち方でした。

スタートしてすぐにいい位置をキープできたのはドバイのアーモンドアイと同じようなレースぶりであり、さすがルメールという騎乗でしたね。

僕個人としては休み明けは無理をさせない藤沢和雄きゅう舎ということや、母の父Tapit(タピット)ということで決め手勝負になった時にどうかな?と感じて三番手評価(▲)だったんですが、弱点を補うような先行策で圧倒的な時計を出されてはお見事としか言いようがないですね。

ルメールもスピードがあり過ぎるようなことを言っているのでマイル路線に進むみたいですが、タピットの血を引く馬で日本で大成した例がないので、一年後同じように活躍で来ているかというと若干疑ってかかりたいところですね。

ストームキャット系と同様タピットも母系に入ったほうがいい馬が出てきそうです。

今回の桜花賞に関しては新馬戦でダノンファンタジーを子ども扱いした内容をもうちょっと重視するべきでした。

シゲルピンクダイヤ (2着)

良くも悪くもダイワメジャー産駒ぽさを発揮

チューリップ賞でいい脚を使っていたのと、ディープインパクトとともに三歳の春は買えるダイワメジャー産駒だったので、四番手評価(△)にしていましたが、桜花賞には合っていないと感じていたシェーングランツ(六番人気)やアクアミナビリス(五番人気)より人気が下だったことには多少驚かされましたね。

レースは終始後方ながら終わってみると二着に来ていたのでこれまた驚かされたんですが、VTRを見ると外に進路を取る馬が多い中、内をするすると抜けてきました。ここは和田騎手の好騎乗でしょう。進路次第では掲示板もギリギリだったかもしれませんね。

レースはラスト4Fのラップが10.8というとんでもないペースアップをしていたので、後方だったのがやはり致命的でしたが、それでも上りは出走馬中最速の32秒7ということで能力はやはり高いと思います。

ただ、オークスや今後のことを考えると、今回は”少し出来過ぎた結果”だったようにも感じますし、究極の時計勝負になると少しきついダイワメジャー産駒の限界にも感じました。

勝った相手が強かったとは言え、二戦連続最速の上りを記録して勝てないのは勝てないだけの理由があると言えるので、個人的には過剰評価は禁物に感じますし、オークスに出てくるようなら血統的な距離適性も考え僕は評価を若干下げます。

といいつつ、やっぱり桜花賞のダイワメジャー産駒は買えますね。

クロノジェネシス(3着)

やはり力はある

最後は外から懸命に追い上げてきましたが、自分より後ろにいてインを進んだシゲルピンクダイヤの後塵を拝してしまいました。

32秒9の上りを記録して最後までしっかり伸びているので力はあるのはよく分かったんですが、前に行った馬に33秒3で上がられたのではどうしようもないものの、結果的には北村友騎手が少し大事に乗り過ぎたのではないかという感じがします。

父バゴなどNashwan(ナシュワン)系の種牡馬が日本で活躍しているわけではないので、どこまで成長するかはまだ少し怪しいのですが、今回の走りっぷりからするとオークスは面白いかなとは感じました。(母系がスピードよりなのは若干気にはなりますが・・・)

ダノンファンタジー (4着)

今回僕が本命視していた馬なんですが、母系に血統的な不安点は若干感じつつも馬券圏内からはさすがにハズレないだろうと見ていました。

しかしながら前半かかってしまい、まさかの4着でした。

しかも馬券は記事にも書いたとおり、上位四頭(ダノンファンタジー、クロノジェネシス、グランアレグリア、ビーチサンバ)の拮抗とは見て、簡単な馬連の買い目にしていたものの、直前になって配当がつかないことを心配してダノンファンタジーを完全に軸にするという暴挙に出てしまいました(涙)。

本来であれば簡単に馬連40倍の馬券を六点で的中できていたところを、グラついて外してしまうところが僕のヘッポコ具合を示していますね(遠い目)。

さて、そんなどうでもいいことはこのへんにして、ダノンファンタジー自体のレースを見ると、道中かかってしまいあれではグランアレグリアに太刀打ちできるはずがありません。まともに走ってもギリギリ勝てかも怪しいところですが、僕個人としては逆にグランアレグリアが久々なんで道中かかるかな?と見ていたんですが、まったく逆になってしまいました。

このあたりは心配していた母の父カロ系の難しさが出たんでしょうね。もうちょっと予想もフラットに行くべきでした。

気になる今後なんでしょうが、負けたとは言っても四着。

力があるのは間違いないんですが、今後オークスに行っても同様の心配はともない、距離面に関してはスタミナ面よりも精神面での安定が鍵になりそうです。

今後も強いレースをしたと思えばコロっと負ける、そんなレースが続きそうですし、オークスは桜花賞より波乱が起きるのではないかと思います。

ビーチサンバ (5着)

まだまだチグハグさが残る

前走と同様、最後まで我慢できたのは評価できますが、ラスト4Fがかなり早かっただけに3コーナー手前から上がっていったのが結果的には響きました。

騎手が指示したのか馬が勝手に上がっていったのかは分かりませんが、ペースを考えると人気馬も前にいたのであそこで上がっていくのは当然ですね。着狙いではなく勝ちに行ったと考えると僕は評価したいと思います。

ただ何というか前走の出遅れと言い、やっぱりクロフネ産駒はすんなりとまわってくるのが難しいですね。

潜在的なスピードはあるものの、決め手で言えば一線級には若干劣りますね。

戦前の予想通り能力は感じつつの掲示板前後という結果でしたが、福永騎手もコメントしている通り今後は重賞の一つぐらいは勝つぐらいの走り・血統です。

シェーングランツ (9着)

勝ったグランアレグリアと同じ藤沢和雄きゅう舎所属で、一昨年のオークス馬ソウルスターリングの妹ということで期待されていた同馬は9着(六番人気)でした。

戦前からまだピリッとした感じがしないので桜花賞は正直相当厳しいだろうなとは思いましたが、道中後ろをとぼとぼと追走していた時点で”ないな”という感じはしましたね。

上りタイムは33秒0と出走馬中四番目のタイムを記録しましたが、オークスを狙うにしては少し上位馬と差がつき負けすぎですね。

大きい所を勝つに似は身体も精神面ももうちょっと成長する必要があるように感じるので、きゅう舎はオークスよりももっと先を見据えているのかもしれませんね。

まぁ血統的なスケール感から言えば当然オークスは合いますが、あとは今回の上位馬がどこまで出てくるかでしょうね。

フェアリーS、エルフィンS組

速い馬場に対応できていない

アクアミナビリス(13着)、フィリアプーラ(15着)、ホウオウカトリーヌ(15着)ですが、フェアリーS組はいずれも下位に沈みました。またアクアミナビリスとともにエルフィンステークスにでていたノーブルスコアに至っては17着でした。

走りを見る限り最後の1ハロンはついていけていませんし、一線級の馬とは若干差があるように感じますね。

ヴィクトワールピサ(アクアミナビリス)やマツリダゴッホ(ホウオウカトリーヌ)だと33秒台前半の上りだとやっぱ厳しいでしょう。

父ハービンジャーのフィリアプーラはフェアリーステークスの勝ち馬ながらまったく見どころのないレースでした。同産駒の一流馬(ディアドラ、モズカッチャン、ペルシアンナイト)は早い時期でもここまで見どころのないレースはしていなかったので少し能力に疑問が残りました。

エルフィンSで好走していた二頭も結局京都のスローペースのレースを勝っていただけなので、やっぱりまったく参考にはなりませんでしたね。僕も別物と考えほぼ度外視していました。

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