日本ダービー2019結果と感想(回顧)

投稿者: | 2019年5月28日

サートゥルナーリアが四着になった以外はほぼ想定通り

2019年5月26日に東京競馬場で行われた第86回東京優駿(日本ダービー:GⅠ、芝2400m)を振り返ってみたいと思います。

レースは単勝1.6倍という断然の人気を背負ったサートゥルナーリア(父ロードカナロア)が出遅れるという驚きの展開から始まりましたが、レースを制したのは十二番人気のロジャーバローズ(父ディープインパクト)ということで、二着と三着に二番人気と三番人気の馬が入りならが、三連単は二十万円近い配当(約2000倍)となるなど大波乱のレースとなりました。

今回僕の予想は

◎ サートゥルナーリア
〇 ダノンキングリー
▲ ヴェロックス
△ ロジャーバローズ
× ランフォザローゼズ
穴(将来的に面白そう、潜在能力重視) メイショウテンゲン、リオンリオン

日本ダービー2019 出走馬の血統分析と予想

とさせていただいていましたが、サートゥルナーリア、ダノンキングリー、ヴェロックスの三強の次に適性があると見たロジャーバローズが先行して粘りこむ展開となり、将来枠から繰り上げで×にもってきていたランフォザローゼズも七着まで来ていたので、予想としてはほぼほぼ完ぺきだったのではないのかなと思います。(ただ馬券は四頭で三連単を買いながらロジャーバローズだけ頭から外すという大失態を演じましたが・・・)

今回は予想記事の冒頭でも書いていた通り、データ上では非ノーザンファームの馬やノーザンファームでもディープインパクト以外の種牡馬の産駒にチャンスが書いていたのですが、結果的にこれも完全に当たっていたので少し怖いぐらいのダービーでした。

ただ、サートゥルナーリアが三着以内に入らなかったというのだけは見えませんでした。これだから競馬は分かりませんよね(笑)。

 

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日本ダービー2019の結果

レース内容

レースを振り返ると、予想通り七枠に入ったリオンリオンが逃げる展開となりました。

鞍上は騎乗停止により横山典弘騎手から息子さんの横山武史騎手に変更となっていましたが、逃げてこそ持ち味を発揮する馬ということや外枠ということを考えるとためらわずいったのは想定内でした。千メートルの通過が57秒台というのは高速馬場とは言え若干速過ぎたとは思いますが、二十歳の若武者らしい思い切った騎乗ぶりでした。

結果的にこれまた最内枠で行くしかなかったロジャーバローズですが、リオンリオンが飛ばしてくれたおかげで形としては単騎で逃げる形にはなりましたが、これは昨年の皐月賞と似たような展開になりました。

リオンリオンの五馬身ぐらい後ろを走っていたので、おそらく1000mの通過が59秒前後、1600mの通過は1分35秒台中盤でしょうから、高速馬場ということを考えると素晴らしいポジションにいたことになります。

そして最終コーナー残り3F(600m)の通過は上りタイムから逆算出来るのですが、ロジャーバローズの通過は1分47秒5、三番手グループはさらに五馬身ぐらい離れていたのでこの集団は1分48秒5から49秒ぐらいで通過しており、早めに動かざるをえなかったといえます。

直線に向いた瞬間に追い出したロジャーバローズと残り600mから仕掛け始めた三番手集団でしたが、結果的にはこの位置取りの差が明暗を分ける形になりロジャーバローズが第86代の日本ダービー馬に輝くことになりました。

ただ位置取りの利があったとは言え、レースラップは最初の1ハロンの12秒7を除くと、1400mから1600m地点の12秒4が一番遅いぐらいで軒並み12秒前後のラップが刻まれておりロジャーバローズなどは非常にタフな流れで走っていたことも分かります。

最後の400mも11秒9、12秒0なので止まっているわけではなく最後までしっかりと走りきっていますね。

道中の各馬に注目してみると、ダノンキングリー(7)やナイママ(17)、タガノディアマンテ(16)が少し行きたそうにしている場面もありましたが、三頭ともすぐ落ち着いていた感じなので、各馬自分の力を出し切れなかったということはなかったのではないかと思います。

そういう意味ではいいレースでした。

サートゥルナーリアの敗因は出遅れ?

さてここからはレースの感想を語っていきたいと思いますが、今回は何と言っても大本命のサートゥルナーリアの出遅れですよね。これでライバル騎手たちも色々プランが狂ったでしょうし、色々な意味で動きにくくなったのは事実だったと思います。

当然五分に出ていればもうちょっと勝ち負けには絡んでいたとは思いますが、正直なところヴェロックスに差し返されたところを見ると、簡単に勝っていたとは言いにくいかな?という感じはします。

というのも皐月賞も似たような展開でしたが、サートゥルナーリア自身は抜け出すまでは速いのですがディープインパクトの末脚爆発タイプのように最後までトップスピードが持続しているタイプには見えず、高い身体能力と一瞬の脚がこの馬の武器だったということがよく分かりました。

この部分では父ロードカナロアというのが少し顔を出した感じがしますし、もしかするとロードカナロア産駒の弱点かもしれませんね。

また人によってはロードカナロア産駒のスタミナ面を指摘する人もいますが、あの内容でスタミナがないとは言えないでしょう。

何回か同じメンツでレースをするとサートゥルナーリアが勝つとは思いますが、結果的にはこの距離ではずば抜けて強いわけではなかった、これに尽きると思います。

母の父がヨーロッパの中長距離型では勝てない馬場状態

今回の予想のポイントの一つにあげたのが馬場適正だったのですが、これも如実に出たレースになりました。

三着のヴェロックスこそMonsun(モンズーン)で例外にはなる(そう考えるとこの馬の能力が高いと考えられます)のですが、父は東京コースが得意なハーツクライ系のジャスタウェイで母の母の父はダンジグ系でうまく弱点が補完されていました。

僕が高速馬場への適性を認めて好ポイントを与えていた馬は大崩れしていないので、安田記念もこの馬場適正は大きなポイントになりそうです。

上位馬に共通していたのは母の父のスプリント力であり、ダンジグ系、ストームキャット系、スピード能力の高いサンデーサイレンス系この部分は押さえておくべきですね。

上位馬の母の父や戦前の評価

一着 ロジャーバローズ 22pt(馬場適正★4) 母の父ダンジグ系
二着 ダノンキングリー 24.5pt(馬場適正★5) 母の父ストームキャット
三着 ヴェロックス 19.5pt(馬場適正★3) 母の父モンズーン
四着 サートゥルナーリア 24pt(馬場適正★4) 母の父スペシャルウィーク
五着 ニシノデイジー 17.5pt(馬場適正★3) 母の父アグネスタキオン
六着 クラージュゲリエ 20pt(馬場適正★4) 母の父:タニノギムレット(母の母の父がサンデーサイレンス)
七着 ランフォザローゼズ 22pt(馬場適正★4) 母の父:ディープインパクト
八着 レッドジュニアル 16.5pt(馬場適正★3) 母の父:マンハッタンカフェ
九着 タガノディアマンテ 17pt(馬場適正★4) 母の父:キングカメハメハ
十着 メイショウテンゲン 20.5pt(馬場適正★3) 母の父:フレンチデピュティ

僕の中ではクラージュゲリエ、ランフォザローゼズ、タガノディアマンテ、メイショウテンゲンは完成がもうちょっと先だと見ていたので、予想以上に走ったのはニシノデイジーぐらいでしたね。

母系が弱かったり母の父ヨーロッパ型というのは見事に二桁着順に沈みました。

有力馬・人気馬の寸評と今後

ロジャーバローズ (一着)

予想記事で

懸念事項としてはディープインパクトそのものがそもそもリファール系の影響が強く出ている感じなので母系でクロスが生まれており、はたして本番でリファール系のもまれ弱さが顔を出さないかな?という点ですね。

と書いていたらきれいに揉まれない展開になりました(笑)。

今回は展開の利や、浜中騎手の思い切った騎乗のおかげ、高速馬場への血統適性などがすべてがハマった印象がありますが、フロックでは勝てるレースではないので今後はどんなレースを選んでくるのかが馬券的なカギにはなりそうです。

今後は凡走しても今回のように激走する可能性もあり、ポイントは展開になってくるでしょうね。菊花賞でもチャンスはあるでしょう。

ダノンキングリー (二着)

僕が最高評価を与えて対抗(〇)にもしていた馬ですが、わずかに及ばずの二着でした。

道中は少しだけ行きたそうにしていたので、今後はマイルから2000mあたりが主戦場になると思いますし、東京コースでやはり浮上してきそうな馬ですね。

秋になると他の馬も成長してくるので、2000m以上や東京以外だと絶対の信頼は危ないですね。

イメージとしてはサトノアラジンでいいでしょう。

ヴェロックス (三着)

ジャスタウェイの初年度産駒ということで非常に注目していた馬なんですが、今回の結果でやはりハーツクライらしさを受け継いでいることを実感しました。

東京コースでの相性はいいのは間違いなさそうですし、肝心な場面での二着三着はもはやこの血統お約束ですね。

個人的にはハーツクライほどではないとは思いますが、ジャスタウェイ産駒は自身より長めの距離に適性を見せる馬が多くなると予想します。

勿論ヴェロックスは血統的に秋になったほうがよさそうですね。

サートゥルナーリア (四着)

上にも書きましたが、この馬というかロードカナロア産駒の弱点はその末脚の持続力にありそうです。

おそらく今後も2400mぐらいは普通にこなしてくるでしょうが、抜け出した時に馬体を合わせるような展開になると競り負けることが出てきそうな感じがしますね。

アーモンドアイも同じことが言えるかもしれませんが、勝負所で突き放すか一気に交わしてしまうのがいいのかもしれません。

そうなるとやはりスローペースか立ち回りの活きる京都や中山のほうが信頼はできるのかもしれません。

今後はキングカメハメハ産駒の一流馬同様、少しだけ負けるというようなレースが多くなってくるかもしれませんね。

クラージュゲリエ(六着)、タガノディアマンテ(九着)

どちらもトゥザビクトリーの血を引いていたり近親ということで注目していました。

どちらもさすがの中位力という感じがしますし、間違いなく古馬になって活躍してくる系統なので秋以降は最低重賞を勝ち負けぐらいはしてくるでしょうね。

クラージュゲリエは今後の成長しだいで今回の上位四頭に実績で逆転する可能性もあると思います。

両頭ともにこの時期にこれだけ結果が残れば期待できる血統です。

ランフォザローゼズ(七着)

福永騎手が成長はまだ先だと言ってたんで、今回は自信をもって馬券にはいれなかったんですが、ほぼ想定通りの着順でした。

エアグルーヴの孫ですし、秋にはさらに成長してくるでしょう。

血統的には母の母(つまりエアグルーヴ)の父はトニービンであり、菊花賞の距離適性は十分でおそらく人気するのではないかと思います。

そしておそらく好走すると思います。でも三着ぐらいと予想(笑)

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