日本時間2018年3月31日から4月1日未明にかけて行われたドバイワールドカップデー2018の主要レースを振り返ってみたいと思います。
レース前の僕の予想は以下の通りでしたが果たして結果はどうなったのでしょうか。
ドバイワールドカップ(GⅠ・ダート2000m)
予想
◎ ウエストコースト
〇 ノースアメリカ
▲ フォーエバーアンブライドルド
△ サンダースノー
消 アウォーディー
結果
1着 サンダースノー △
2着 ウエストコースト ◎
3着 ムブタヒージ 無印
レース内容と感想
レースは勝ったサンダースノーと2着に粘った一番人気ウエストコースとが積極的にレースを引っ張る展開でしたが、直線をむくとウエストコーストは2着をキープするのが精一杯といった内容で、終わってみればサンダースノーが5馬身差をつける圧勝でした。
内容としては、アメリカ競馬でよくあるダートレースといった感じでしたが、前走直接対決でサンダースノーに勝利していたノースアメリカはスタートがイマイチで最後まで順調さを欠いたのが痛かったですね。結局最後はダメージを残さない方向に切り替えたのかはるか後方の最下位でした。
勝ったサンダースノーに関しては5馬身差というないようでしたが、最後はウエストコーストが止まっていたので着差ほどの力の差はないような感じはしますね。
2着を確保したウエストコーストに関しては目の上のたんこぶだったアロゲートやガンランナーが引退しただけに勝たなければいけないレースでしたが、やはり少し役者不足だったのでしょうか、昨年に比べてもしかしたら出走馬のレベルは低かったのかもしれませんね。
アウォーディはついて回っただけという感じですが、よく6着に残れたなという印象です。
このメンバーだったらコパノリッキーだと4着ぐらいはあったかもしれませんね(笑)
血統的考察
勝ったサンダースノーの父Helmet(ヘルメット)は聞きなれない種牡馬ですが、2008年生まれでデインヒル系のExceed And Excel(エクシードアンドエクセル)の子供でオーストラリアで走り14戦6勝。
父と同じくシャトル種牡馬として北半球と南半球で種付けをしているようですが、やっと大きいレースを勝ったようですね。
サンダースノーの他にあまり活躍馬はいないようですが、さすが最近世界中で存在感を放つデインヒル系ということで今後馬鹿には出来ませんね。
今になって母系を確認してみるとKingmambo系の種牡馬にNureyevやAffirmedなどの種牡馬が配合されており、底力とスピードがしっかりと備わっていることが確認できます。
逆に2着のウエストコーストはあまり大物のいないFlatter(A.P.Indy系)×In Reality系×Majestic Princeという配合で、よーく見ると少し軽い配合だったなということが分かります。
3着ムブタヒージも最後はよく詰めて吐きましたが、短距離系の種牡馬Dubawi(ドバウィ)ということで結局このあたりが限界だったという見方もできますね。同じドバウィ産駒のノースアメリカが流れに乗れず見どころがなかったのもある程度このあたりに原因もあるかもしれません。
結果論ではありますが、意外と血統どおりの内容だっとと思います。
※他のレースについては時間がある時にこのページで振り返りたいと思います。