チャンピオンズカップ(GⅠ)攻略 傾向と注目する血統

投稿者: | 2019年11月28日

苦手なダート重賞を分析

今回は毎年11月末に開催されているチャンピオンズカップに(GⅠ、中京競馬場、ダート、1800m、左回り)ついて血統傾向の分析を行ってみたいと思います。

通常なら予想を行うところですが、元々、ダートの重賞予想が芝に比べて僕がかなり苦手としていることや、さらに言うとこのレースへの相性が特に悪いため、じっくりと過去の実績を見ながら分析して見ることにしました。

芝だとグレードが上がるほど種牡馬のイメージ通りに走ってくれるのですが、ダートだと意外とこれが当てはまりません。

そこで具体的にどんな血がこのレースで活躍のキーになっているのか解析してみます。

チャンピオンズカップとは

ジャパンカップダートとして創設された秋のダートGⅠ

チャンピオンズカップは中京競馬場でダート1800mの条件で行われるGⅠレースとなります。

このレースの前身となるジャパンカップダートは2000年にダート2100mの条件で創設され、第九回目となる2008年から阪神のダート1800mに変更され、2014年からレースの名称もチャンピオンズカップに変更し現在の形となりました。

過去の勝ち馬にはクロフネをはじめ、ヴァーミリアンやカネヒキリ、ホッコータルマエなど錚々たる面々が並びます。

 

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過去のチャンピオンズカップのレース結果と内容

現在の中京競馬場での開催となった2014年から振り返ってみたいと思います。

(2014年) ホッコータルマエ

一着 ホッコータルマエ  父:キングカメハメハ 母の父:Cherokee Run(Nasrullah系):二番人気
二着 ナムラビクター 父:ゼンノロブロイ 母の父:エンドスウィープ(フォーティーナイナー系):八番人気
三着 ローマンレジェンド 父:スペシャルウィーク 母の父:Awesome AgainVice Regent系);三番人気

ホッコータルマエの母の母の父はFappiano系。

一番人気コパノリッキー(父ゴールドアリュール)は出遅れもあり十二着。ゴールドアリュール産駒の次点人気クリソライトは六番人気で十四着。

目立った馬として、十五番人気の唯一の牝馬だったサンビスタ(父スズカマンボ)が四着と好走。なおこのサンビスタが翌年の勝ち馬。

コパノリッキーやインカンテーション(父シスターミニスター、四番人気)など外枠の馬が凡走しています。

ペース

良馬場 前半50秒4 後半48秒7

後傾ラップ。ラストで三着まではいずれも先行した馬。ラスト1000mからの我慢比べとなっている。

12.6 – 24.3 – 37.5 – 50.4 – 62.3 – 74.5 – 86.9 – 98.6 – 111.0
(12.6 – 11.7 – 13.212.911.912.2 – 12.4 – 11.7 – 12.4)

(2015年) サンビスタ

一着 サンビスタ  父:スズカマンボ 母の父:ミシル(Miswaki系):十二番人気
二着 ノンコノユメ 父:トワイニング 母の父:アグネスタキオン:三番人気
三着 サウンドトゥルー 父:フレンチデピュティ 母の父:フジキセキ;五番人気

この年はハイペース(前半48秒0後半50秒2)だったため先行勢が壊滅し、後方待機馬が好走。

サンビスタの前年の四着馬。母の母の父はVice Regent(ヴァイスリージェント)系のパークリージェントで三着馬の父サウンドトゥルーも父系はヴァイスリージェント系。

一番人気コパノリッキーは七着、二番人気で前年の勝ち馬ホッコータルマエは外枠(7枠)がたたっか五着。

また前年の二着馬、三着馬であるナムラビクター、ローマンレジェンドは九着(七番人気)、十四着(四番人気)とそれぞれ凡走。前年より人気が若干落ちているという共通点があり。

目立ったところでは大外枠16番のロワジャルダン(父キングカメハメハ)が八番人気で四着と好走。ただ、最大出走頭数となったキングカメハメハ産駒は四頭が出走してこの馬が最先着。

ペース

良馬場 前半48秒0 後半50秒2

断続的なラップ。ラスト1Fが一番時計がかかっており中団から後方の馬が上位に来ています。

12.5 – 23.2 – 35.5 – 48.0 – 60.2 – 72.5 – 85.0 – 97.5 – 110.4
(12.5 – 10.7 – 12.3 – 12.5 – 12.2 – 12.3 – 12.5 – 12.5 – 12.9

(2016年) サウンドトゥルー

一着 サウンドトゥルー 父:フレンチデピュティ 母の父:フジキセキ:六番人気
二着 アウォーディー 父:ジャングルポケット 母の父:サンデーサイレンス:一番人気
三着 アスカノロマン 父:アグネスデジタル 母の父:タバスコキャット(Storm Cat系);十番人気

サウンドトゥルーは前年の三着馬。

三着馬アスカノロマンの母の母の父はヴァイスリージェント系。

二番人気、三番人気はいずれもゴールドアリュール産駒のゴールドドリーム(母の父はヴァイスリージェント系)とコパノリッキーだったが、それぞれ十二着、十三着と大敗。

この年も7枠、8枠(ゴールドドリームは7枠12番)は馬券に絡めず8枠14番のアポロケンタッキー(七番人気)の五着が最高。

ペース

良馬場 前半48秒8 後半49秒5

前年ほど厳しくはないものの同様に断続的なラップ。最後は止まっている。Z

二着、三着のアウォーディーとアスカノロマンは先行して粘ってはいるものの、他の先行馬は討ち死。

12.7 – 23.4 – 36.3 – 48.8 – 60.6 – 72.4 – 84.8 – 97.1 – 110.1
( 12.7 – 10.7 – 12.9 – 12.5 – 11.811.8 – 12.4 – 12.3 – 13.0

(2017年) ゴールドドリーム

一着 ゴールドドリーム 父:ゴールドアリュール 母の父:フレンチデピュティ:八番人気
二着 テイエムジンソク 父:クロフネ 母の父:フォーティーナイナー:一番人気
三着 コパノリッキー 父:ゴールドアリュール 母の父:ティンバーカントリー(Woodman系):九番人気

一着のゴールドドリームと二着のテイエムジンソクはいずれも父か母の父がヴァイスリージェント系。

ゴールドドリームが唯一後方から来ているものの、先行馬がほとんど残ったレース。

二番人気サウンドトゥルーは7枠14番が影響したのか十一着。このレースも外三頭が凡走。

ペース

良馬場 前半48秒9 後半48秒5

一度もペースが緩んでおらずよどみのない流れになっている。

ただ後方から突っ込んできたゴールドドリーム以外は先行馬が上位を独占。

12.8 – 23.7 – 36.2 – 48.9 – 61.6 – 73.9 – 85.9 – 97.7 – 110.1
( 12.8 – 10.9 – 12.5 – 12.7 – 12.7 – 12.3 – 12.011.8 – 12.4)

(2018年) ルヴァンスレーブ

一着 ルヴァンスレーブ 父:シンボリクリスエス 母の父:ネオユニヴァース:一番人気
二着 ウェスタールンド 父:ネオユニヴァース 母の父:Marquetry(Mr Prospector系):八番人気
三着 サンライズソア 父:シンボリクリスエス 母の父:スペシャルウィーク:三番人気

二番人気ケイティブレイブ(父アドマイヤマックス)は十一着。

目立ったところではアンジュデジール(父ディープインパクト)が九番人気で四着。母の父はヴァイスリージェント系のフレンチデピュティ。

ペース

良馬場 前半49秒6 後半48秒2

前半はゆったりとしたスタートも4ハロン目から加速し始めあとは最後までペースが落ちない我慢比べ。

ただ先行馬はルヴァンスレーブをはじめとして比較的最後まで頑張っており、二着に来たヴェスタールンドが唯一追い込んできています。

12.8 – 24.0 – 37.1 – 49.6 – 61.9 – 74.2 – 86.5 – 98.2 – 110.1
( 12.8 – 11.2 – 13.1 – 12.5 – 12.3 – 12.3 – 12.3 – 11.711.9

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チャンピオンズカップの傾向

外枠三頭は特に不振

目立つのは外枠に入った馬の苦戦で、特に7枠、8枠の馬が人気して飛んでいます。

2017年、2018年はそれぞれ7枠だったテイエムジンソクとウェスタールンドが二着入ってはいますが、8枠は2016年のアポロケンタッキーの五着が最高です。

あえて絞り込むと大外枠から三頭は結果を残せていませんね

ヴァイスリージェントやリファールの血を持つ馬が活躍

凱旋門賞の時は母系ににシャーリーハイツ(ミルリーフ)の血があると好走しているというデータを発見しましたが、同様にチャンピオンズカップで気になるのはヴァイスリージェント系の血です。

ヴァイスリージェント系と言えば、もまれ弱く極端な脚質を持つ馬が多いのですが、武器はハマった時のパワーを備えたスピードや爆発力であり、このあたりが影響しているような気がします。

似たような特色をもつリファール系の血を持つ馬も人気のわりに好走していますね。

ヴァイスリージェントの血を持つ馬の成績

2014年 ローマンレジェンド 三着三番人気)、サンビスタ 四着(十五番人気)
2015年 サンビスタ 一着(十二番人気)、サウンドトゥルー 三着(五番人気)、ローマンレジェンド 十四着(四番人気)
2016年 サウンドトゥルー 一着(六番人気)、アスカノロマン 三着(十番人気)、アポロケンタッキー 五着(七番人気)、ゴールドドリーム 十二着二番人気)、ブライトアイディア 十四着(十五番人気)
2017年 ゴールドドリーム 一着(八番人気)、テイエムジンソク 二着一番人気)、サウンドトゥルー 十一着二番人気
2018年 アンジュデジール 四着(九番人気)、アスカノロマン 十着(十五番人気)、アポロケンタッキー 十四着(十三番人気)

人気より二つ以上しただったのは2015年のローマンレジェンドと、2016年のゴールドドリーム、2017年のサウンドトゥルーの三頭のみですね。ちなみにゴールドドリームとサウンドトゥルーは前述のとおり七枠と外枠でした。

エーピーインディ系は不振

北米(カナダ)系のヴァイスリージェント系の活躍が目立つ半面、アメリカのダート界で現在も存在感をはなつエーピーインディ(シアトルスルー)系は相性が悪いようです。

タイプ的には中距離で前半から飛ばして粘りこむタイプが多いので、最後にひと伸びがなく勝ちきれないのでしょう。

北米型の血統馬が多いわりにこういった主流血統が入ってこないは特徴的ですね。

さすがにボールドルーラーの血はちらほら見ますが、エーピーインディを挟むとよくないようです。

エーピーインディの血を持つ馬は掲示板にすら載っていません。まぁ、そもそも日本でダートだと超一流になっていないのかもしれませんね。

短距離で同じようタイプのダンジグ系の血をもつ馬も目立った活躍をしていません。

ゴールドアリュール産駒は意外と苦戦

すでに亡くなってしまいましたがダート界のトップ種牡馬と言えばやはりゴールドアリュールでしょう。

しかしながら2017年こそゴールドドリームとコパノリッキーが一着、三着に来ており好走しているものの、それ以外の年はそれほど目立った結果を残せていません。

2017年以外は我慢比べのようなレースになっており、持久力勝負になると相性が悪いのかもしれません。

ゴールドアリュール産駒のチャンピオンズCでの成績

2014年 コパノリッキー 十二着一番人気)、クリソライト 十四着(六番人気)
2015年 コパノリッキー 七着一番人気
2016年 メイショウスミトモ 十一着(十四番人気)、ゴールドドリーム 十二着二番人気)、コパノリッキー 十三着三番人気)、ブライトアイディア 十四着(十五番人気)
2017年 ゴールドドリーム 一着八番人気)、コパノリッキー 三着九番人気)、メイショウスミトモ 十四着(十五番人気)
2018年 サンライズノヴァ 六着(五番人気)

キングカメハメハ産駒は母系がスピード型のほうがいい?

ゴールドアリュール産駒とともに出走が多いのがキングカメハメハ産駒ですが、ホッコータルマエ以外は馬券に絡んでいません。

サンプル数としては多くないで断言はしにくいところですが、凡走している馬の共通点としては母の父がマイルに対応できない中距離型という点が共通しています。

またほとんどが人気どおりの結果になっていますね。

キングカメハメハ産駒のチャンピオンズCでの成績

2014年 ホッコータルマエ(母の父Cherokee Run) 一着二番人気
2015年 ロワジャルダン(母の父Storm Cat) 四着(八番人気)、ホッコータルマエ 五着(二番人気)、グランドシチー(母の父ブライアンズタイム) 十着(十六番人気)、ダノンリバティ(母の父エリシオ) 十二着(九番人気)
2016年 ロワジャルダン 八着(九番人気)
2017年 出走ナシ
2018年 センチュリオン(母の父ホワイトマズル) 十二着(十四番人気)

前年目立った馬が好走も翌年は凡走

2014年から追っていくと、前年に掲示板に載ってきた馬が翌年は馬券によく絡んでいることに気付きます。

しかし反面その翌年はどの馬も凡走しており、いかに難しいレースかということが分かります。

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