2019年の新種牡馬とその傾向予想

投稿者: | 2019年6月27日

宝塚記念も終わり、若干一息ついた感はありますが、夏になると気になるのは二歳の若駒たちですね。

来年のダービー馬やオークス馬がどの馬になるのか探すのも楽しみですが、POG(ペーパーオーナーゲーム)でああでもない、こうでもないと勝手に予想するのも楽しいですね。

さて、今回は少しいつもと趣向を変えて、2019年に産駒がデビューする新種牡馬についてどのような馬がいるのか調べながら、どういった産駒が出そうなのか勝手に予想してみたいと思います。

すでに新馬戦はスタートしていますが、昨年のジャスタウェイのようなあたり種牡馬は出てくるのでしょうか。

大外しすると恥ずかしいのですが、自分の腕試しとしてもチャレンジしてみたいと思います。

 

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キズナ

父:ディープインパクト 母の父:ストームキャット

繋養先:社台スタリオンステーション

数は多いものの繁殖牝馬の質はそれほど高くない

やはり2019年の新種牡馬の中で注目はこのキズナでしょう。

産駒も200頭近くが登録されていますが、何と言ってもディープインパクト産駒の中でも海外で結果を残すなど実績も最上位であり、ディープインパクトの後継種牡馬として機能するかという点も期待されます。

ただ、繋養先は社台スタリオンステーションなのである程度の質の高い牝馬は集まっていると思ったのですが、初年度(2016年)の種付け料は250万円(2019年は350万円)に過ぎず、様々な繁殖牝馬に種付けされたようで、少し期待しすぎるのはかわいそうかもしれません。

実際のところ社台系の生産馬は30頭前後(ノーザンファームはこの半分程度)しかいないため、初年度はどちらかと言えば数で勝負してきたという印象があります。

ただこれはサンデーサイレンスやディープインパクト産駒が多いので仕方のないところですね。

狙うとすればもちろんノーザンファームの生産馬なんでしょうが、やはり元々キズナの馬主であった前田さん(ノースヒル)は力を入れているようなので、こちらの牧場の産駒も注目でしょうね。

血統評価

母系はビワハヤヒデやナリタブライアンを産み出したパシフィックプリンセスの系統で超一流です。

そこにストームキャットが配合されており、この系統の弱点であったスプリント力が加えられ、最終的にディープインパクトが配合されており、スピードと決め手に優れた血統構成になっており、非常に弱点の少ない配合だと思います。

スピード勝負に抜群に強い配合ですし、東京コースにかなり相性のいい配合です。

産駒予想

ズバリある程度成功すると思います。恐らく初年度から重賞を勝つ馬を出してくるのではないのでしょうか。

牝馬の質は若干気になるところで、ある程度と書いたんですが、キズナ自身の能力と血統構成に関しては抜群なので、大失敗にはならないと思います。

すでにデビューしているディープインパクトの血を引く種牡馬にはディープブリランテやトーセンホマレボシなどがいますが、牝馬の質を考えると結果を出しているのも心強いところですし、ロードカナロアと同じく母の父がストームキャットという点も安心な点です。

直系だと気性に難しさを抱えて日本では中々結果を残せないストームキャットですが、この馬が母の父にいることにより最低限のスピードが保証されるのは心強いと思います。

産駒はスピードを武器としてくると思いますが、おそらくディープインパクトに近いタイプが出てくるはずです。二歳時からどんどん走ってくるタイプでしょう。

もちろん晩成タイプも出てくるとは思いますが、未勝利戦でウロウロしている馬が突然強くなるということはないと思いますし、ピークはやはり三歳の春でしょう。

距離に関しても凱旋門賞で四着に入ったこともありますし、母系からもスタミナを受け継いでおり、広く対応は可能でしょう。ただこのあたりは気性次第という感じがします。

また、面白い点としてはキズナの母系がストームキャット×ダマスカスというゴリゴリの北米血統なので、このあたりが顔を出してくればダートで強い馬も出てくるのではないかと予想します。

キングカメハメハ系のように二着三着を繰り返しながら徐々に昇級していくというよりも、おそらく連勝しながらどこかで頭打ちになっていく父と同じタイプになるような気がしますね。

おそらく気性的に若干うるさいタイプも出てくると思うので、極端な逃げ馬やスプリンターも出てくることが予想されます。さらに期の強さは仕上がりの早さにもつながるので二歳戦から使えるのは面白そうな点ですね。

逆に一流馬が出てくるとすればこういった気の強さを中和できるようなヨーロッパ系でつ要するような血をもつ母系がいいと思います。

この馬が種牡馬として失敗するとディープインパクトの直系自体が怪しくなってくると思うのですが、そういう意味でも注目です。

エピファネイア

父:シンボリクリスエス 母の父:スペシャルウィーク

繋養先:社台スタリオンステーション

150頭近く登録されており。キズナとともに注目されるのがエピファネイアです。

社台系での生産馬が60頭を占めており、ノーザンファームの生産馬が多くを占めるため、キズナに比べると繁殖牝馬の質は高いでしょうから、2019年の新種牡馬の中では一番結果を残す可能性は高くなりますが、逆に言うと初年度の成績次第では早々と見切られる可能性もあります。

また飽和状態になってきたサンデーサイレンス系やキングカメハメハ系の受け皿となり得るかという点でも注目が集まります。

血統評価

母は一流の競走馬でありながら多数のGⅠ馬を送り出すなど、近年稀にみる繁殖成績をのこしているシーザリオなので、キズナと同様こちらも超一流です。

母系はスペシャルウィークにサドラーズウェルズという配合で少し中長距離寄りですが、高い底力はこの母系から来ているのは間違いありません。

父シンボリクリスエスはエピファネイア同様社台スタリオンステーションで繋養されていたロベルト系の中距離型の種牡馬(現在は移動)ですが、気性がきつく大きい馬が多いため大成しなかった馬が多く、このあたりがどういった影響を与えるかが心配されるところです。

産駒予想

社台ファームとしては新たなる系統の確立のために是非とも成功させたいところでしょうが、問題はやはり気性面でしょう。

エピファネイアが全体的に少し軽い血をもっていないので、母系はスピードタイプのほうが良さそうなんですが、そうなると性格もきつくなりそうで難しい部分はあります。

スピードや切れ味というよりも総合的な身体能力で勝負するタイプになりそうですが、そうなると勝ちきれない産駒も多くなりそうな気がします。

一勝目をあげても二勝目、三勝目で苦労しそうな感じがするので、狙うとすれば負けてない馬を狙っていきたいところですね。

となると、オルフェーヴル産駒と同じような感じになりそうですが、ダートはさらに適性を見せそうな反面、はたして大物が出てくるかという心配はありますね。

マイルの重賞を勝ちあがってきそうなイメージがなく、なんとなく失敗しそうな雰囲気がするんですが、いい意味で裏切ってもらいたいですね。

 エスケンデレヤ

父:ジャイアンツコーズウェイ 母の父:シアトルスルー

繋養先:JBBA(日本軽種牡馬協会)静内

アメリカ時代は通算6戦4勝。主な勝ち鞍にウッドメモリアルステークスがあります。

かつては、直系だと日本で活躍馬が中々でなかったストームキャットの系統ですが、最近はヘネシーを通じてヨハネスブルグやヘニーヒューズなど渋い活躍をしている系統です。

決して大物が出ているわけではありませんが、高い勝ち馬率を誇っているので二番煎じを狙いたいところですね。

種付け料は150万円。

血統評価

この馬はストームキャット系とは言ってもジャイアンツコーズウェイの系統ということでヨーロッパ色が強くなります。

母系はシアトルスルーにアリダーという配合でいかにも中距離型という配合ですが、少し単調になりがちでエスケンデレヤ自身は日本とは若干合わなかっただろうなという気がしますね。

近親にそれほどの活躍馬がいるわけではありません。

産駒予想

前向きな産駒がでそうですが、やはりダート種牡馬になるでしょう。ただ芝もある程度こなせるのではないかと思います。

ヘネシーやヘニーヒューズに比べると距離はもつんでしょうが、中距離のパワー型とは言ってもイケイケドンドンの血統なので2000mぐらいまで限界でしょうね。

心配なのは若干中途半端な馬が多くなりそうな点ですが、大物を出すとすれば繁殖牝馬はスピードのあるヨーロッパか日本の種牡馬の血を引いている馬がいいような気がします。

牝馬さえ集まればマジェスティックウォリアーより走りそうな気がするんですが 今年デビューする種牡馬の中では面白そうな馬です。

ゴールドシップ

父:ステイゴールド 母の父:メジロマックイーン

繋養先:ビッグレッドファーム

78頭が登録。ビッグレッドファームなどマイネルの”総帥”岡田さんがからんだ馬が多くなりそうです。

現二歳馬の一覧を見たんですが、母の父に時計勝負に強そうな馬が少なく、見極めの難しい馬が多く出そうな気がします。

オルフェーヴルもGⅠホースを出しているものの、極端な産駒が多く、競走成績・血統構成で劣るこの馬はやはり少し厳しいでしょう。

リアルインパクト

父:ディープインパクト 母の父:メドウレイク

繋養先:社台スタリオンステーション

90頭前後。ノーザンファーム生産が15頭前後おり、このあたりが走るかどうかが鍵でしょう。

スプリント王国のオーストラリアへシャトル種牡馬にも出されているように、母の父はスピードのあるプリンスキーロ系のメドウレイクなので、スピードがある子供が多くなりそうです。

奥行きはなさそうですがポッと重賞を勝ちそうな馬もでてくるかもしれませんね。

ローカルで勝ち上がってくるようだと面白いと思います。

基本的にスピードを活かしてレースをする馬が多くなりそうです。

フェノーメノ

父:ステイゴールド 母の父:デインヒル

繋養先:レックススタッド(※2018年までは社台スタリオンステーションで繋養)

母系がデインヒルでヨーロッパ系の血をもつステイゴールド産駒と言うことで注目です。

これまでのステイゴールド産駒は母の父メジロマックイーンという身体能力型ばかりだっただけに、スプリントの血が入ってどうなるか、僕も興味があります。

ただ、すでに社台スタリオンステーションからレックススタッドに移されていることが気になりますし、94頭が登録されているものの社台系が十頭程度しかおらず、質という面では厳しいかと思います。

ただ他のステイゴールド系種牡馬より血統上のスピードはありそうですから、マイルあたりを好時計で勝つ馬が出てきたら面白いかなと思いますね。

トゥザワールド

父:キングカメハメハ 母の父:サンデーサイレンス

繋養先:優駿スタリオンステーション

名牝トゥザビクトリー産駒でGⅠでも活躍しましたが、戦績としてはGⅡを一勝したのみです。

全兄トゥザグローリーと同様種付け料50万円のようで、この馬が兄を超える産駒を送り出せるかというと疑問ですね。

ワールドエース

父:ディープインパクト 母の父:アカテナンゴ

繋養先:アロースタッド

90頭近い産駒がデビュー予定ですが、種付け料は50万円なので、質については当然疑問ですね。

母系がドイツの系統のようですが、おそらくスピードには欠けるのでダートを中心に勝ちあがてきそうな気がしますね。

スピルバーグ

父:ディープインパクト 母の父:リシウス

繋養先:ブリーダーズスタリオンステーション(2018年までは社台スタリオンステーションで繋養)

近親に種牡馬として活躍するフラワーアレイなどがいる良血馬で、母系はヨーロッパ型となります。

恐らくオープン馬も出てきそうで、意外と活躍しそうな気もするんですが、ライバルはあくまでトーセンホマレボシあたりでしょう。

カレンブラックヒル

父:ダイワメジャー 母の父:グラインドストーン

繋養先:優駿スタリオンステーション

種付け料が100万円の種牡馬で大物は望めないかもしれませんが、母系がファピアノ系のケンタッキーダービー馬グラインドストーンにストームキャットという配合で種付けはしやすそうなのがいいですね。

父もダイワメジャーでスピードとパワーを武器にしており二歳戦からどんどん走ってきそうです。

芝ダート両方で走りそうですが、芝の新馬戦を勝つような馬が出てくるようだと面白そうです。

 マジェスティックウォリアー

父:エーピーインディ 母の父;シーキングザゴールド

繋養先:イーストスタッド

アメリカの競走馬で通算成績は7戦2勝。アメリカの二歳GⅠホープフルステークスを勝っていますが、これ以降はあまり強くない相手に四着が最高というのが気になります。

祖母、母がGⅠホースという点は注目ですが、こちらも日本ではあまり相性のよくないエーピーインディということで、地方向けのダート種牡馬になりそうですね。

母の父シーキングザゴールドなのでスピードはある程度ありそうですが淡白なタイプになりそうですね。

二歳戦がやはり勝負でしょう。

輸入当初は200万円だった種付け料は現在180万円のようです。

 

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